【 2012年1月24日 】 | |
HDDキャッシュに特化した2.5インチSSDが登場、OCZ製 |
HDDキャッシュに特化したという、新コンセプトの2.5インチSSD「Synapse」シリーズがOCZから発売された。公称容量64GB/128GBの2モデルで、実売価格は12,000〜18,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
「SSDをHDDのキャッシュにする」というコンセプトは、同社のPCI Express型SSD「RevoDrive Hybrid」やIntel Z68チップセットで利用可能なSRTなどで実現されているが、「専用の2.5インチSSD」というのはあまり例がない。
●新コンセプト?HDDキャッシュ用の2.5インチSSD
最大のウリであるキャッシュ機能は、ライセンスが付属するデータキャッシュソフト「Dataplexキャッシング・ソフト」によるもの。同ソフトがファイルの利用頻度を分析、高頻度で利用するものはSSDに、低頻度で利用するものはHDDに自動で割り振り、全体で高速アクセスを実現するという。
また、SSDそのものもこのソフト向けに最適化。例えば、経年使用による性能劣化対策に使われる「予備領域」は普通のSSDよりもかなり大きく、公称容量の半分を占めている。具体的には、NANDフラッシュを64GB搭載した「64GBモデル」では、32GBが予備領域として確保されており、PCからの認識は「32GB」になるという。
SSDの搭載コントローラはSandForce SF-2281で、インターフェイスは6Gbps対応。公称速度はリード最大550MB/s、ライト最大490MB/s(64GBモデル)/510MB/s(128GBモデル)など。HDDと組み合わせた際のパフォーマンスについてはOCZがベンチマーク結果を公開している。
なお、キャッシュ可能なのは「今のところ、システムの起動ドライブ1台のみ」「RAIDドライブにも適用可能」(OCZ)で、「既にインストール済みのシステムにも後から追加できる」(ショップ)そう。また、付属するDataplexキャッシング・ソフトのライセンスは1つのみ。「アクティベーションの関係上、別のPCに付け替える場合は、元のPCでアクティベーションを解除する必要がある」(ショップ)とのこと。ソフトの対応OSは32bit/64bitのWindows 7。
□Synapse(OCZ/株式会社アスク)
http://www.ocztechnology.com/jp/ocz-synapse-cache-sata-iii-2-5-ssd.html
http://www.ask-corp.jp/products/ocz/cache-ssd/synapse.html□関連記事
【2011年10月1日】OCZ RevoDrive Hybrid(RVDHY-FH-1T)(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111001/ni_i_hd.html#revohybrid
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【2011年10月29日】「バトルフィールド 3」をガッツリ遊べるPCを組んでみた!(SRTのテストあり)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111029/sp_bf3.htmlOCZ Synapse