【 2012年3月29日 】 | |
32スレッド/170Wの省電力PCが店頭デモ 8コア×HyperThreading×2個、体験も可 |
- ※(3/30更新)デモ開始を確認。
タスクマネージャの画面デュアルLGA2011マザーとXeon E5シリーズでハイエンドの32スレッド環境を構築、動作させるというデモがPC DIY SHOP FreeTで始まった。
システム価格は約50万円とかなりのものだが、実質上の消費電力は170Wほどと高効率なのが特徴だ。
●TDP 70WのXeonを2個利用
全コア100%でも170W前後
デモで使用されているのは、省電力モデルであるTDP 70WのXeon E-2650L(クロック1.8GHz、8コア/16スレッド)が2個と、Intel製デュアルLGA2011マザーボードの「S2600CP2」。
デバイスマネージャの画面
ケースのラインナップこれらをIntel製タワーケース「Server Chassis P4000M(P4208XXMHGC)」に組み込み、32スレッド対応環境を構築する。P4208XXMHGCは、容量750Wの80 PLUS Platinum電源2基によるリダンダント電源システムを採用したサーバー向けケースだ。
ちなみに、Server Chassis P4000Mファミリーは、冷却ファンやドライブベイ、電源といったスペックの違いで全10モデルがラインナップされている。
このほか、デモ機ではストレージにSSD(1基)を、グラフィックスにオンボード機能(Matrox G200)をそれぞれ使用する。搭載メモリ容量は3GB。
デモ機は店頭で動作中だが、消費電力はCPU使用率が100%でも170W前後。ハイエンド環境ながら高い省電力性を備えていることが確認できた(消費電力はワットチェッカーによる計測)。
もちろん、タスクマネージャーには32スレッド分の「CPU使用率の履歴」が表示。最近はデスクトップPCでも8スレッド環境は珍しくなくなったが、その4倍ともなるとやはり驚異的だ。
デモ機は来店者が自由に操作できる状態で設置する予定とのこと。個人ではなかなか構築できない32スレッド環境を体験できる貴重な機会となりそうだ。
□P4208XXMHGC(Intel)
http://ark.intel.com/products/56356/□関連記事
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