スマートフォンと一体化できるレーザー式のバーコードリーダー。発売元はサンコー。Bluetooth接続で、iPhoneのほかAndroidやWindowsでも使用できる。 この製品はBluetooth 2.0接続のバーコードリーダーで、スマートフォンと一体化して使用できるのが特徴。本体のホルダーにiPhoneなどのスマートフォンを装着し、普通のバーコードリーダーと同様のスタイル、スキャン速度でスキャン作業が行なえる。 同社は専用のコード管理アプリなどは提供していないが、アプリを別途導入することなどでスマートフォンでの商品・在庫管理に利用できそう。 スキャン操作は本体側面のボタンで行なう。スキャンしたコードはテキストデータとしてスマートフォンに転送される。具体的には、iPhoneでメモ帳アプリを開いた状態でコードをスキャンすると、メモ帳にコードの内容がテキスト入力される、という動作。 ただ、「iPhone用」がうたわれているものの、同店で試したところ、iPhone 4の場合は付属の緩衝用パッドの厚さが若干足りず、ホルダーにぴったりと固定されなかった。同社によれば、「幅57×厚さ15mm以内の端末ならホルダーにぴったりと収まる」という。 なお、ワイヤレスなのでスマートフォンを装着していなくても使用できる。 また、HIDまたはSPPのプロファイルをサポートしていれば、iOSだけでなくAndroidやWindowsといったOSでも使用可能。HID/SPPのどちらのプロファイルを使用するかは、本体内のDIPスイッチで変更する。 ただし、本体とペアリングしている間は、iPhoneのソフトウェアキーボードは使用できない。 本体サイズは幅80×高さ34×奥行き160mm、重量は143g。電源はリチウムイオンバッテリー(容量1,500mAh)で、連続52,000回のスキャンが可能という。充電は本体のUSB端子(ミニBタイプ)から行なえる。充電時間は約4時間。 対応OSはiOS 5/4、Android 4.0/3.2、Windows 7/Vista/XP。付属品はUSBケーブル、バッテリー、ペアリング用バーコード一覧表、緩衝用パッドなど。 ちなみに、ベースとなっている製品は中国SUMLUNGの「SL-MS30B」で、パッケージにはサンコーによる日本語マニュアルのほか、SL-MS30Bの英語マニュアルも同梱されている。 □関連記事 【2012年1月21日】Unitech Electronics MS840BT-IA(今週見つけた新製品) http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120121/ni_cms840bt.html
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