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2010年03月21日
PCI Expressの速度はマザーボードごとに違うっぽい?
レビューやら何やらを作成中にちょっと気になることがあったのでご紹介。
一般的な拡張スロットのPCI Expressですが、どうやらマザーボードごとに性能が違ったりするようです。普通に使う分には誤差程度の差しか出ないと思われますが、用途によっては無視できないような場合も。下がその一例です。
左のベンチマークはRAIDカードLSI MegaRAID SAS 9260-8iのキャッシュ速度を測ったもので、上がGIGABYTE GA-EX58-UD5に接続した時のもの、下がASUS P6T Deluxe V2接続時のもの。マザーボード以外は両者で全く同じパーツを使っています。
現行ハイエンドのRAIDカードという極端なパーツだからこそ出た差ではありますが、シーケンシャルアクセスで200MB/s以上違ってくると「誤差」として片付けられないような……。200MB/sというと現行SSD 1台分の速度になるので、マニア的には気になるところ。
なお、PCI Expressはメーカーがある程度チューニングできるようで、ビデオカード向けのセッティング(設計)にしたり、インターフェイスカード向けにしたりということが可能らしいです。ちなみに、RAIDカードの注意書きには「PCI Express x16スロットはビデオカード専用設計の物もあるので、RAIDカードが動くスロットで使うように!」と書いてあったりします。
今回テストしたP6T Deluxe V2はビデオカード向けの設定となっている可能性もあるので、別種類の拡張カードを利用した際はGA-EX58-UD5以上の性能を発揮するかもしれません。
ハイエンド系のパーツを使う人は多少マザーボードの速度差なども気にした方がいいかも。速度は実際に買ってみないとわからないので難しいところではありますが。
□実測1GB/sオーバー、6Gbps対応の最速RAIDカードを試す
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091114/sp_ilsi0.html