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「ニセiPhone 5」登場、なぜか「4GS」より解像度が落ちる

Lightningコネクタも採用

 Androidベースの“ニセiPhone”に「5」世代が登場、「GooPhone i5」がaPad専門店ブロックE2-[c3])で販売中だ。通常モデルのほか、アタッシュケース風ケースが付属するモデルも販売されている。実売価格は前者が27,800円、後者が28,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 iPhoneのデザインに酷似した“ニセiPhone”にとしては、2012年10月に登場した「GOOPHONE 4GS」などがあるが、今回のGooPhone i5もやはり「瓜二つ」という方向性は同じ。ちょっと見ただけではiPhone 5との見分けが付かないので要注意。

縦長画面になった「ニセiPhone」解像度は落ちる

右はiPhone 4S
裏面
ホーム画面
Lightningコネクタ
付属のケーブル
POP
Phonenameには「Iphone 5」とある
マニュアル

 この「GooPhone i5」、全体のフォルムや、各ボタン、カメラ、ヘッドホン端子、スピーカーなどの配置がiPhone 5にソックリ。裏面のAppleロゴが蜂のマークになっているため、区別はそこで可能だが、接続コネクタも「Lightning」(Webサイト表記)にするほどの徹底ぶりだ。

 搭載OSはAndroid 4.0。ホーム画面のデザインやアイコンもiOSに酷似しているが、実際に起動するソフトはiOSの場合とは異なる。テストした範囲では、「Safari」と書かれたアイコンをタッチすると中国製と思われるWebブラウザが、「map」では「高徳地図」というソフトが、「Store」では「応用市場 2.2版」というソフトが、それぞれ起動するのが確認できた。Google Playは非対応。

 なお、今回テストした製品には、マーケットアプリの「Tapnow」とロケールアプリの「MoreLocale 2」が入っているが、これらは同店が独自に導入したもの。販売する製品には入っていないが、同店は「希望があれば導入した状態で販売する」としている。

 ちなみに、解像度はiPhone 5より落ちる960×560ドット。iPhone 4にソックリだったGOOPHONE 4GSは960×640ドットだったため、画面の大型化とは対照的に、解像度は下がったかっこうだ。

 このほかのスペックは、ディスプレイサイズが4インチ、メモリ容量が1GB、ストレージ容量が32GB。対応通信規格はGSM 850/900/1,800/1,900MHz、WCDMA 850/1,900/2,100MHz。SIMカードはmicroSIMに対応する。

 搭載CPUはデュアルコアのMTK6577、GPUは「PowerVR SGX 531+」。CPUクロックについては、GooPhoneのWebサイトに「2G」「1998MHz」といった記載があるが、同店は「1.2GHz」としている。

 主な搭載機能は無線LAN、Bluetooth、GPS、microSDカードスロット、リアカメラ(800万画素)、フロントカメラ(130万画素)、USB。(前出のスペックは同店によるものも含む)。

 なお、今回は金属ケースが付属するモデルが用意されているのも特徴。アルミ製アタッシュケースを小型化したようなデザインで、中にはGooPhone i5のほか携帯バッテリー、USBケーブル、イヤフォンなどが収められている。

 ちなみに、同社のストアサイトと見られるgoophone.hkでは、この「GooPhone i5」のニセモノに関する注意喚起を掲載している。これに関しては別記事を参照のこと。

設定画面
カメラ
ソフトウェアキーボード
Webブラウザ
高徳地図
ストアアプリ?
側面
底面
天面

[撮影協力:aPad専門店ブロックE2-[c3])]