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Killer NIC搭載のゲーミングマザーが9,980円で発売、MSI製

 ゲーム向けをうたうLANチップ「Killer E2200」を搭載しながら、なんと実売1万円以下を実現した安価なゲーミングマザーが登場。MSIの「B75A-G43 GAMING」が発売された。

 実売価格は9,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

ゲーム向けUSB・PS/2ポートも装備チップセットはB75

 B75A-G43 GAMINGは、Intel B75 Expressチップセットを搭載したゲーム向けのLGA1155マザーボード。

 Qualcomm Atherosのゲーム向けネットワークコントローラ「Killer E2200」シリーズも搭載しており、これにより「オンラインゲームやストリーミング再生におけるパフォーマンスを最適化した」(MSI)とアピールしている。

 Killerチップを搭載したゲーム向けマザーについては、Intel X79 ExpressやIntel Z77 Expressといった上位チップセットを搭載したハイエンド志向の製品が多いが、B75A-G43 GAMINGではビジネス向けのIntel B75 Expressが採用、実売1万円を切るという低価格が実現されている。

 このほかのゲーム向け機能としては、500~1,000Hzの高ポーリングレートのマウスを使用した際のレスポンスを向上させるというPS/2・USBコネクタ「ゲーミング・デバイス・ポート」も搭載。コンデンサについては、米軍規格準拠の高い耐久性を持つという「ミリタリークラスIIIコンポーネント」が採用されている。

 なお、Z77搭載製品との主な違いは、6Gbps SATAポートが少ない点。B75A-G43 GAMINGでは1基しか搭載されていないので、ストレージ機能を重視する人は要注意だ。3Gbps SATAポートは5基備える。

 そのほかの主な搭載機能は、HDMI、DVI、VGA(グラフィックス機能はCPU内蔵GPUによる)、Gigabit Ethernet、USB 3.0(I/Oパネル部2ポート)、サウンド(Sound Blaster Cinema)。

 スロット数はPCI Express x16×2(CrossFireX対応)、PCI Express x1×2、PCI×3、DDR3 DIMM×4(最大32GB)。

Z77搭載の上位モデルも2種類登場

Z77A-G43 GAMING
Z77A-GD45 GAMING

 このほか、同社からは、同じくKiller E2200シリーズを搭載し、Z77チップセットを採用した上位モデル「Z77A-G43 GAMING」「Z77A-GD65 GAMING」も発売されている。実売価格は順に14,980円前後、19,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 Z77A-G43 GAMINGのPCIe x16スロットは2基で、CrossFire Xのみサポート。さらに上位のZ77A-GD65 GAMINGはPCIe x16スロットを3基備え、NVIDIA SLIとCrossFireXの両方をサポートしている。6Gbps SATAポートの数は、Z77A-G43 GAMINGが2基、Z77A-GD65 GAMINGが4基。

[撮影協力:ドスパラパーツ館TSUKUMO eX.ツクモパソコン本店]

MSI B75A-G43 GAMING