アキバ店員のPCパーツウォッチ
アキバ店員のPCパーツウォッチ( Ryzen Threadripper )
2017年9月14日 08:05
AMD Ryzen Threadripperシリーズ
最多で16コア/32スレッドというハイスペック仕様のCPU「Ryzen Threadripper」が8月に発売された。最上位の1950Xは税抜き128,000円(値下がり前の価格は税抜き145,800円)と非常に高価なモデルだが、スペックの高さに魅力を感じるユーザーは多いようだ。
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ツクモパソコン本店
最上位の1950Xは出てますね。最近も一時在庫が切れて、他の店舗から持ってきた程ですし。買っていかれるのは法人の方が多いです。値下がりを待っていたのかもしれません。最初からこの値段だったらもっと売れたと思うんですけどね……。ちなみに、今はThreadripper用のCPUクーラーの在庫が少ない状況です。モデルを選ばなければ買えるという感じで、選択肢があまりないです。
ツクモeX.パソコン館
値段を考えるとまあまあ売れています。CPUはほぼ1950X一択という感じで、CPUクーラーはCorsairのH100i V2が人気です。マザーボードは発売直後は、ASRockのX399 Taichiでしたが、最近はASUSのROG ZENITH EXTREMEが人気です。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店
夜間販売の時に少し売れて、価格が下がってから少し売れました。スペックを考えると安いので、法人向けではぼちぼち問い合わせがあります。とはいえ、今回の値下がりの件やVegaの件も含めて、AMDの対応はみんな怒っていますよ。今後、こういった事はないようにして欲しいですね。
ドスパラパーツ館
発売前から期待度は高かったですし、発売日も反応はありましたね。その後の動き自体はぼちぼちですが、興味を持っている人は多く、問い合わせはよくあります。CPU単体が高価で、その他にマザーボードやCPUクーラーなどが必要なので、一式揃えるとそれなりの金額になってしまうのがネックになっているようですね。ただ、最近登場したThreadripper 1900Xは、だいぶ買いやすい価格になっているので、今後売れていくのではないかと思っています。
パソコンショップ アーク
売れていますね、やはり最上位モデルが人気です。マザーボードはモデル数が多くないこともあり、グレードよりは好みのメーカーのモデルを選ぶ人が多いですね。ちなみに、X399マザーボードは、海外の複数メディアで9月下旬にNVMe SSDのRAIDに対応すると報道されているので、Socket TR4はCPUコア数だけではなく、足回りも良いプラットフォームとして魅力的な環境になるかもしれません。8コアCPUは下位プラットフォームのRyzen 7 1800Xが定番のままになるかと思っていましたが、足回りが改善されるなら最下位のThreadripper 1900Xも注目のモデルになるかもしれませんね。
オリオスペック
初回販売時に限定セールとしてマザーボードとのセット値引きを行った事もあり、初動は良かったのですが、その後はあまり動きがありません。ただ、Threadripper対応のCPUクーラーや水冷ヘッドの動きはかなり良いので、市場的にはそこそこ売れていると感じています。
ソフマップ 秋葉原 リユース総合館
事前の盛り上がりは凄かったのですが、売れ行きとしてはぼちぼちですね。発売当初、高冷却タイプのCPUクーラーが無かった点が厳しかったですね。とはいえ、環境が揃ってくれば売れ行きは良くなっていくと思いますよ。