Steam特価情報

狙撃の快感がたまらない「Sniper Elite 4」が半額!ターン制ストラテジー「Worms」の最新作も55%OFF【今週のSteam特価情報】

Steamの特価ゲームをガンガン買い隊【第13回】 text by 佐藤 カフジ

Steam Weekend Deal: 今週の大特価ゲーム!

 Steamの特価ゲームを毎週購入、コストパフォーマンス極振りのオトクなゲームライフを紹介していく「特価ゲームをガンガン買い隊」。今回も週末セールの注目作品をガツンとピックアップしてお届けしよう。

 今週は「Sniper Elite」シリーズなどスパイスの効いた狙撃系FPSで定評のあるデベロッパーRebellionと、監獄脱出シム「The Escapists」などのパズル風味強めのインディーゲームラインナップを扱うパブリッシャーのTeam 17が大売り出し中。いずれも“知る人ぞ知る”というメーカー&パブリッシャーとなるが、多くのタイトルでプレーヤー評価がすこぶる高く、そこらの有名AAAゲームよりも確実に面白いといえるタイトルが目白押しだ。

 今回はその中から特にイチオシとなるゲームをメインに、今週末のセールでぜひチェックしておきたい5タイトルをご紹介していこう。

50%OFFの3,040円「Sniper Elite 4」

Sniper Elite 4(Steamへのリンク)

 Rebellion祭りの筆頭はこれ、「Sniper Elite」シリーズの最新作。Rebellionゲーといえば緻密な弾道計算に基づくリアルな狙撃銃の再現と、ターゲットの頭や心臓を撃ち抜いた瞬間をじっくり観察できるフェティッシュなキル・カメラ演出。本作「Sniper Elite 4」は第二次世界大戦の北アフリカ戦線を舞台に、これらRebellion風味のプレイ感覚・演出手法をこれでもかと磨き上げた狙撃専門FPSだ。

 他のFPSでよくある、ヘッドショットによるダメージボーナスは本作では序の口。眼球を撃ち抜く“アイショット”や、心臓を撃ち抜く“ハートショット”などなど、精密狙撃のヤバさを存分に楽しめるゲームシステムがたまらない。ある意味でRebellionゲーとしての基本に立ち返った内容で、とても楽しく遊べる傑作だ。

推奨環境
プロセッサー: Intel CPU Core i7-3770 or AMD
メモリー: 8 GB RAM
グラフィック: Nvidia GPU GeForce GTX 970 / AMD GPU Radeon RX 480

80%OFFの916円「Zombie Army Trilogy」

Zombie Army Trilogy(Steamへのリンク)

 Rebellionの出世作となった「Zombie Army」シリーズの集大成となる作品がこちら。時は1945年、ナチスドイツがゾンビになりました、という設定で、雲霞の如く押し寄せるナチゾンビを相手に「Left 4 Dead」張りのサバイバルシューターを展開。基本となる武器はやっぱりスナイパーライフルで、「Sniper Elite」シリーズでもフィーチャーされているヘッドショットのキルカメラ演出に加え、ゾンビゲーならではのえげつない部位破壊システムが見どころ。ナチゾンビが手足を失ってもおかまいなしに襲い掛かってくる風景は夢に出そうである。

 本作には「Zombie Army」の1~2作目までのコンテンツのほか、数々のボーナス・コンテンツも収録。もちろん協力プレイにも対応しているので(むしろそれがメインのゲームだ)、大幅値引きならそれでも安い4-Packバンドルで友達に布教するのもオススメだ。

推奨環境
プロセッサー: Dual-core CPU with SSE3 (Intel Pentium D 3GHz / AMD Athlon 64 X2 4200) or better
メモリー: 2 GB RAM
グラフィック: Microsoft DirectX 10.0 compatible graphics card with 512 MB of memory (ATI Radeon HD 5870) or better
ストレージ: 15 GB

77%OFFの667円「The Escapists: Complete Pack」

The Escapists: Complete Pack(Steamへのリンク)

 Team 17祭りの筆頭といえばこれだろう。濡れ衣かどうかは知らないが、とにかく有罪判決を受けて刑務所にブチこまれてしまった主人公。起床・点呼・食事・労働・自由時間・消灯等々とスケジュールがキッチリと決められた刑務所ぐらしに適応しつつ、あの手この手で脱獄をはかるシミュレーションゲームだ。

 受刑者どうしの物々交換や、喧嘩、窃盗、その他のありとあらゆる手段を駆使して脱獄に必要なアイテムを集めよう。もちろん、悪さを刑務官に見つかったらヤバいことになる。賄賂を渡して許してもらえればよいが!

 難易度の高いゲームだが、きちんと複数の攻略法が存在し、自分なりの方法を手探りで見つけ出していくのがとてもおもしろい。発売から3年の間にたくさんのDLCもリリースされ、ベーシックな刑務所から、観光名所アルカトラズ島、「The Walking Dead」モチーフの派生版まで、様々なシチュエーションで脱獄ごっこを楽しめる。

55%OFFの1,341円「Worms W.M.D」

 のどかな2D画面でワームたち地形を削りつつがターン制で戦う、言わずと知れた「Worms」シリーズの最新作。本作ではワームたちが第二次世界大戦を戦っているようで、のっけからバズーカーや手榴弾、据え置きのマシンガンなどが登場。はては航空爆撃や表題にもあるWMD(大量破壊兵器)まで、数十種類にも及ぶ武器を使い分けて敵ワームの殲滅を目指そう。

 クラシックな「Worms」に比べると、ワームそのものの移動にかなりの自由度があることが特徴。要塞のように入り組んだ複雑な地形(最終的には更地になることもあるが)を上手に活用して戦うことが本作のキモと言える部分だ。無論、オンライン対戦にも対応し、大手eSportsリーグであるESLではラダー戦も実施されているなど、入り口はカジュアルながら腕を磨けば世界中の猛者と戦えるゲームでもある。アクションは苦手だけど、放物線の制御は得意だぜ、という人なら、世界を狙えるかも?!

推奨環境
プロセッサー: i5-2500k@3.3GHz, AMD FX 6300 3.5GHz
メモリー: 4 GB RAM
グラフィック: GeForce GTX 750, AMD R7 370

75%OFFの495円「Depth」

 “水中環境オンリーのFPS”。すごく簡単にいえば、「Evolve」の海中版だ。基本的には非対称型の対戦ゲームで、生存を目指す4人のダイバーチームと、ダイバーの全滅を目指す2匹のサメがしのぎを削るという内容である。すべてが水中で進行するため、ダイバーもサメも移動は極めて3次元的。暗く深い淀みの中に身を潜め、通りすがるダイバーを虎視眈々と狙う。ダイバーは複数人で死角を潰しつつ、有利な位置からサメに致命的な一撃を加えるため立ち回る。

 ソロプレイでAI操作のサメと戦うもよし、オンラインでチームを組んでダイバー対サメの非対称対戦を楽しむもよし。ただしプレーヤーレベルによって装備をアンロックしていく仕組みがあるため、ランダムマッチングではアンバランスなセッションに放り込まれることもある。薄暗く立体的な海中という環境でゲームが進行するため、3D酔いもし易い。割と人を選ぶゲームだが、一味違うFPSをやってみたいならチャレンジの価値ありだ。

推奨環境
プロセッサー: Intel Core i5-2300もしくはAMD Phenom II X4 940 以上
メモリー: 4 GB RAM
グラフィック: ATI Radeon 7870/R9 270もしくはNvidia GeForce GTX 660 Ti/760
ストレージ: 4 GB

●Steamの特価情報一覧
http://store.steampowered.com/search/?specials=1

今週は5タイトル、約78GBをインストール、ゲームの総容量は約1.29TB

 ゲーム的なやりがいに比例して大きかったのは「Sniper Elite 4」で、インストール容量は単体で約55GB。ダウンロードとインストールにはおよそ1時間程度を要したが、ダウンロードが一瞬で終わった「Worms W.M.D」を遊んでいるうちにいつのまにか終わっていた塩梅である。大型ゲームを購入するときは、待ち時間の間に遊べる小粒なゲームも一緒に買っておくと、退屈な時間を作らずに済むのでとてもいい感じだ。大小様々なゲームがなんでもあるSteamさまさまである。

Sniper Elite 4(容量約55,583MB)
Zombie Army Trilogy(容量約9,521MB)
The Escapists: Complete Pack(容量約77MB)
Worms W.M.D(容量約5,602MB)
Depth(容量約3,857MB)

 さて「Sniper Elite 4」のような大型ゲームではプレイ時のロード時間等も気になるところだが、本連載で検証用に使用している4TBのHDDでは特にストレスになるようなこともなく、至極快適にプレイできている。例えば、キャンペーンゲームのロードにかかる時間は15秒ほど。SSDにインストールしても12~13秒ほどで、ほぼ大差ない感じである。なにかもう全部このHDDでいいじゃんという感じになってきた……。

 というわけで今回の5タイトルを加え、検証用HDDにインストールされたゲームは総計85タイトル、使用容量は1.29TBとなった。空き領域は残りは2.34TB。まだまだ大量にゲームを加えることが可能!存分に遊ぶヒマだけがほしい!そんな今日このごろである。

現在のHDD使用量は約1.29TB
前回までの容量
使用しているHDDはSeagate BarraCudaの4TBモデル「ST4000DM005」

 なお、ゲームのインストールに使用しているストレージには、同容量帯で現在最高クラスのコストパフォーマンスとなるSeagateBarraCudaの4TBモデル(ST4000DM005)。同モデルがゲーム向けストレージとしてどれだけ適しているかについてはレビューでお届けしているので、そちらもぜひ参照して頂きたい。

 また、10TB HDDをPCゲームに使用するとどれくらい快適なのかもレビューを行っているので、そちらも合わせて確認してもらえれば幸いだ。

・PCゲームは意外とHDDでも速かった?「ゲームとHDD」最新事情をまとめてみた
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1050266.html
・はまればSSD並?10TB HDDをPCゲームで使うと思いのほか快適だった、大作ゲームでHDD vs SSD
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/sp/1068067.html