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アキバの2015年10大ニュース投票結果発表

首位は「Windows 10が発売、リテール版はUSBメモリで提供、新応援キャラの「窓辺とおこ」も登場」

 読者に投票していただいた「アキバの2015年10大ニュース」の結果をここで発表しよう。

 投票受付期間:12月7日〜12月18日
 総有効投票数:5,497票(1,300人)

1位は「Windows 10が発売、リテール版はUSBメモリで提供、新応援キャラの「窓辺とおこ」も登場」 (663票)

Windows 10 リテール版。
リテール版はUSB 3.0メモリでの提供に。
DSP版は今まで通りDVDメディア。
Windows 10 応援キャラクターの窓辺とおこ。

  2年連続で、日本マイクロソフトのOSであるWindowsに関するニュースが1位になった。

 昨年は、旧バージョンのWindows XPに対する同社のサポートが終了した事について、そして今年は、最新バージョンのWindows 10だ。

 7月末には、Windows 8.1などのユーザー向けに、インターネット経由でのWindows 10への無償アップグレードが始まっていたが、秋葉原での実質的なデビューの日と言えるのは、自作PCユーザーを主なターゲットとしたDSP版が発売された8月1日(土)だろう。

 秋葉原では恒例の深夜販売が実施。前日の夜から、各ショップが声優やタレント、ライターなどを招き、トークショーやカウントダウンなどを行なったほか、公募により名前が決定した“自作応援キャラクター”こと「窓辺とおこ」のお披露目イベントも開催され、最新Windowsのデビューを盛り上げた。

 続いて、9月4日(金)にパッケージ版のWindows 10が発売された。供給メディアが、DVD-ROMなどの光学メディアからUSBメモリにかわったこともトピックだったが、店頭では、Homeエディションのパッケージ版がDSP版より安価で販売されるという“逆転現象”が見られ、大いに注目された。

 さらに、Windows 10を搭載する機器が多数登場。純正タブレットである「Surface Pro 3」をはじめ、スマートフォン、ECSの「LIVA X2」やIntel NUCなどの小型PC、ドスパラの「Diginnos Stick」やIntelの「Compute Stick」などのスティックPCが発売された。特に“中華タブレット”については、DSP版OSより低価格の激安モデルや、ハイスペックの安価なモデルが登場する度に話題となった。

2位は「Intelの最新CPU「Skylake」が発売、Core i7-6700Kなど」 (621票)

最初に販売が開始された「Core i7-6700K」と「Core i5-6600K」。
「Core i7-6700K」、従来のCPUより基板が薄型化されている。
発売記念イベントが多数のショップで行われ、多くの人で賑わった。
10月にはSkylakeのCore i3やPentiumが登場。

 開発コード名「Skylake」こと、IntelのデスクトップPC向けCPUの新製品であるCore i7/i5シリーズが、8月5日(水)に発売された。

 第4世代の「Haswell」、第5世代の「Broadwell」に続く、第6世代のCPUであり、製品名には「Core i7-6700K」のように、6,000番台のプロセッサー・ナンバーが付けられている。

 そのSkylakeが“解禁”されたのは、同日の21時。秋葉原のショップでは、通常営業とは異なる夜間販売が実施され、各ショップ合計で100名前後の人が訪れて賑わった。後日には、スタンプラリーやオーバークロックデモなどの様々な発売記念イベントが行なわれ、前週にあったWindows 10の深夜販売の流れを引き継ぐかのように、大いに盛り上がった。

 外箱のデザインが大きく変わったのもトピック。それまでは、CPUダイなどをモチーフとした、いかにもPCパーツらしいデザインだったが、Skylakeでは、大きな「CORE i7」ロゴなどを用いたシンプルかつ抽象的なデザインが採用されており、外見でも世代の移り変わりを感じることができる。

 デビュー以降は、ほぼ毎月新モデルが追加され、バリエーションが豊富に。TDP 35Wの低消費電力版や、安価なPentiumなども選択できるようになり、さらに11月には、サーバー・ワークステーション向けのXeonが発売されている。

3位は「Intelの新型プラットフォーム「LGA1151」登場、メインストリームもDDR4メモリ対応に」 (330票)

新型CPUソケット「LGA1151」。
「Skylake」に合わせてマザーボードも一新、多くの製品が発売された
ハイエンドのX99に続き、メインストリームもDDR4メモリが主流に
高速なデータ転送が行えるM.2 SSD対応モデルも増加。

 8月5日(水)には、Intelの最新CPUであるSkylakeと同時に、それに対応する新たなCPUソケット「LGA1151」を搭載したマザーボードが各メーカーから一斉に発売。週末までに店頭販売を確認したマザーは、17製品に及んだ。

 LGA1151と従来の「LGA1150」ではソケット形状が異なるため、それまでの自作PCユーザーがSkylakeを導入するには、マザーを買い替えなければならない。さらにLGA1151マザーでは、DDR4メモリ用のDIMMスロットを備えるモデルがメインとなったため、DDR3からDDR4へのメモリの買い替えも検討する必要がある。

 マザーやメモリを流用しないとなると、コスト面では痛手だが、ほぼ同時期にリリースされた最新OSのWindows 10が、追い風のような形に。これを機会ととらえ、マザー・CPU・メモリ・OSを一度に購入し、PCを最新世代へとアップデートするという動きも見られた。

 DDR4メモリに関しては、店頭販売がスタートしたのは約1年半前だが、LGA1151マザーの登場によって普及が進み、ようやくDDR3にかわってメインストリームになった印象だ。

 ちなみに、Skylake自体はDDR4とDDR3の両方のメモリをサポートしており、旧資産の活用向けに、DDR3スロットを搭載したLGA1151マザーも発売されている。ユニークなDDR4/DDR3両対応のマザーが登場するという、かつてのDDR2→DDR3移行期を彷彿させる場面もあった。

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4位以降のランキングは以下のとおり。

順位 ニュース/解説
4位
(312票)
PCパーツ店や携帯販売店など複数のショップが閉店、老舗の通信販売専業化も
(ZOA 秋葉原本店や三月兎2号店、QCPASSが閉店、チチブデンキや鈴商は通販専業に、ニッシンパルは破産)
5位
(299票)
NVMe SSDが登場、IntelはPCIeカード/2.5インチタイプ、SamsungはM.2対応品を発売
(SSDの速度が一気に向上、単体で転送速度2GB/sオーバーのモデルが複数登場)
6位
(267票)
DDR4メモリの普及と値下がり進む、特価品は一時DDR3よりも安価に
(Intelのメインストリーム環境が対応したことで本格普及、DDR4-4000対応などの高速品も登場)
7位
(232票)
再開発で街並みに変化、石丸電気やヤマギワのビルが消え、AKIBAカルチャーズZONE脇はオフィスビルに
(ランドマーク的な建物が消え、景色は一変、オフィスビルも増加)
8位
(228票)
スティックPCが各社から登場、低価格化が進み1万円割れのモデルも
(Intel純正品も発売、モデルによってはOS付きなのにOS単体価格より安価な製品も)
8位
(228票)
8TB HDDに3万円割れの破格モデル登場、データ保管用のSMR技術採用プラッタ搭載品
(Seagateからデータ保管向けの格安モデル「ST8000AS0002」が発売)
10位
(222票)
HBM採用の「Radeon R9 Fury X」が発売、小型でハイエンドな「Radeon R9 Nano」も
(超広帯域メモリHBMを搭載した初のビデオカード、ハイエンドGPUでも基板サイズは小型に)
11位
(193票)
USB 3.1対応製品が複数発売、新型のType-Cコネクタ採用モデルも登場
(対応マザーボードが多数発売、Type-Cコネクタ対応のスマートフォンも)
12位
(172票)
NVIDIAのMaxwellアーキテクチャGPUが拡充、最上位のTITAN X/GTX 980 TiやミドルのGTX 960/950が登場
(GeForce GTX 900シリーズが本格普及、ゲームユーザーから人気を集める)
13位
(149票)
Windowsタブレット1万円割れ、格安品が複数登場、Windows/Android両対応モデルも増加
(低価格化が進行、Windows 10搭載で安価なモデルが注目を集める)
14位
(143票)
至高のレトロゲーム互換機「レトロフリーク」がついに発売
(ファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンなど多数のゲームソフトが使用できる互換機)
15位
(139票)
SIMフリースマホが様々なメーカーから登場、通話とSMSに特化した“ガラケー”タイプも
(MVNOの普及などで需要高まる、格安品も多数発売)
16位
(132票)
Windowsスマートフォンが各社から発売に、「MADOSMA」などが注目集める
(Windows 10 Mobileを搭載したモデルが複数登場)
17位
(117票)
アキバに肉ブーム、ローストビーフ丼や立ち食い焼き肉、牛カツなど様々な肉料理店がオープン
(様々な肉料理が楽しめる街に、休日には行列ができる人気店も)
18位
(101票)
DSP版Windowsの販売方法が変更、PCパーツとのバンドル販売のみに
(単体購入できたDSP版が再びパーツバンドル販売に)
19位
(100票)
中古店やマニアックなレトロ系ショップなどが新規オープン
(レトロPC/ソフトのBEEP、Marshalは2店目をオープン、中古品を扱うPCコンフルやPCNETも新規開店)
20位
(99票)
極小サイズで200GB、過去最大のmicroSDXCカードが発売
(親指の爪ほどの大きさに200GBのデータが収まる時代に)
21位
(82票)
アキバに過去最高の行列?グッズを求める「刀剣乱舞」の女性ファンがアキバに殺到
(行列は秋葉原から御茶ノ水近くまでの長蛇に、警察から指導が入る場面も)
22位
(72票)
AMDの最新APU「Godavari」が登場、「A10-7870K」「A8-7670K」が発売
(APUのマイナーチェンジモデル、内部はグリスから金属ハンダに)
22位
(72票)
世界初のHDMI 2.0対応4K液晶が発売、ゲーム向けではNVIDIA G-SYNCやAMD FreeSync対応品が増加
(高級機は4K化が進む、ゲーム向けは144Hz表示対応やリフレッシュレート同期技術搭載モデルが登場)
24位
(71票)
人気のSurfaceは今年も進化、「究極のノートPC」をうたうSurface Bookも登場
(第4世代モデルになり性能も順当に強化、存在感を増す)
25位
(64票)
容量2TBの一般向けSSDがSamsungから登場、エンタープライズ向けSSDは10TBモデルの受注開始
(SSDの大容量化進む、2TBで約10万円から、10TBモデルは200万円以上)
26位
(60票)
1枚で容量32GBのDDR4 LRDIMMが登場、SO-DIMMも16GBの大容量品が発売
(DDR4になりメモリの大容量化が進む、デスクトップ向けの16GB DIMMも入手性向上)
27位
(51票)
白ロムスマホが値上がり、SIMロック解除の義務化やMNPの割引額低下などの影響
(iPhoneなども高騰、安価なモデルが減少傾向)
28位
(48票)
過去最大、容量3TBの2.5インチHDDが東芝から登場
(Windowsタブレットは高価格帯ながら純正品が人気に)
29位
(45票)
Western Digitalの新たな主力HDD「WD Blue 5400 RPM Class」が登場
(15mm厚ながら2.5インチHDDの最大容量更新)
30位
(44票)
ゲーミングデバイスの扱いを強化、専門ショップや専門フロアが複数オープン
(ドスパラがゲーミングデバイス専門店をオープン、複数ショップが専門フロアを設けるなどゲーム色を強める)
31位
(38票)
Broadwellが登場、小型PC自作キットを中心に搭載モデルが発売、デスクトップ用は短命?
(内蔵GPUが強化され小型PCは性能向上、デスクトップ用はマニア向けのポジションに留まる)
32位
(28票)
Intelの最新SoC「Braswell」が登場、搭載マザーボードや小型PC、NASなどが発売
(Intel製SoCの最新モデル、採用モデルが多数発売)
33位
(20票)
技適マーク付きの海外向けスマホが流通、BlackBerryやXperia、Moto Xの一部モデルが取得
(BlackBerry ClassicやMoto X Style、海外版Xperiaの複数モデルなどが技適マーク付きに)
その他(55票)

(AKIBA PC Hotline!編集部)