特集、その他

編集後記

2013年を振り返って

鈴木 光太郎

【担 当】
記事
【使用機器】
パナソニック DSC-HX100V(デジカメ)
Apple iPhone 5(スマートフォン)

 さて、もうすぐ今年も終わりですな。

 「今年何があったか」ってーのは、バックナンバーとか10大ニュースとかをざっくり見てもらうとして、個人的にはHaswellとAtom、Windows 8.1、そして3Dプリンタの年だったな、と。

 もっと言っちゃうと、Windowsタブレットと3Dプリンタ。Haswell、Atom、Windows 8.1は全部Windowsタブレットへの布石、という感覚です。

 Windowsタブレットは本当にいい出来で、タブレットにせよ2-in-1にせよ、あの価格で買えるのが素晴らしいし、「あの機能も欲しい」といえば上のモデルが存在するのもとてもイイ。機能を見ても、パフォーマンス、クラウドとの統合、バッテリの持ち、様々なデバイス……と、結構いい感じ。ストアアプリが少ないのは、これからかなぁ~

 それにしても、クラウド統合は本当いいです。「(環境の整った)デスクトップPCでデータを作り、移動中にスマホで内容確認し、家ではノートPCでデータを修正」なんてことが本当に自然にできるので、「環境をがっつり整えたデスクトップPC」の良さ、ってのが見直されるかも、とか思ってます。

 PCを複数持ってても、こんなUSBケーブルがあれば便利に応用できるしね。

 ちなみに、Androidタブレットは「シンプルなビューア」としてやっぱり便利。ワタシ、今年子供ができたわけですが、実家には「子供写真の共有用」として、ASUS MeMO Pad 8をプレゼントしてます。目下、「どのクラウドストレージで共有するか」を検討中(^^;

 一方の3Dプリンタは、「ま、ブームは一段落」という感じ?

 本来、ブームで消費されるジャンルじゃないので、これは想定どおり。これからは本当の意味での「応用」が注目されるようになってくるはず。

 今後のポイントは、たぶん「モデリング」と「素材(色を含む)」で、新年早々のCES含め、色々期待できるのかなと。「PC黎明期」を思わせる熱気は、今後も続いていくと思います。

 というわけで、今年はこれにて。

来年も色々ありそうですが、みなさま、よろしくお願いします。

石橋 一衛

【担 当】
記事、お買い得情報ほか
【使用機器】
ソニー NEX-6(デジカメ)
SAMSUNG GALAXY Note 3(スマートフォン)

 今年はとにかく体調管理に悩まされる一年でした……。正月早々、風邪で寝込み、治ったと思ったら、その後も体調を崩し、内科、歯医者、皮膚科、整形外科に通う羽目に……。健康ってやっぱり大事です、はい……。

 気を取り直して、今年のアキバを振り返ると、PCパーツ関連は大作ゲームの影響が大きい一年だったかな。

 HaswellやWindows 8.1の登場といった大きな話題はありましたけど、円安によるPCパーツの値上がりや注目を集めるような新製品の減少、スマートフォンやタブレットの普及が進んだこともあり、気軽にPCパーツの買い増しや買い替えができる環境ではなかったかなぁと。実際、読者の方の中には「欲しい物はあったけど、PC環境は去年からあまり変わっていない」「今年はモバイルデバイスにお金を使った」という方も多いのでは?

 こんな感じで、全体的に停滞モードに入っているPCパーツ業界ですが、「本当に欲しい物にはお金をかける」という物欲モードいっぱいなユーザーは今年も健在。特に今年はシムシティやバトルフィールド 4、ドラクエX、新生FF XIVなど、PCゲームの話題作が多かった事もあり、ゲーム向けにPC一式を購入するという人がショップに多く来店。中でも、バトルフィールド 4の影響は非常に大きくて、同ゲームの発売以降、7~8万円もする高価なビデオカードが売れ行きを伸ばしたり、ゲーミングデバイスの新製品や特価品が急増したりと、PC業界にとっては、大作ゲームに支えられた1年といっても過言ではないかも。

 一方、モバイル関連は昨年以上に新製品や特価品が多かったんですが、個人的には国産スマートフォンの特価販売が目立ったかな。現行モデルとあまり変わらないスペックを持つIGZOスマホが安値で販売されていた時は、「流石に安すぎじゃないだろうか」と思ったものです(実際、ショップではかなりの台数が売れたようですし)。どちらにせよ、モバイル関連は、来年も記事ネタにはあまり困らない状況なのかなという予感はします(PCパーツも同じように増えて欲しいんですが……)。

 ここ数年、スマートフォンやタブレットが情報収集のメイン端末になり、PCのニーズが低下するという状況が続いていますが、弊誌では今後もアキバでしか得られない生の情報をお伝えしていきたいと思います。

 というわけで、今年1年ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

久保 勇

【担 当】
新製品、漫画(編集)ほか
【使用機器】
ソニー NEX-3NL(デジカメ)
Apple iPhone 5s(スマートフォン)

 今年を振り返る前に重要なお知らせから。

「ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』」ですが、当面の間休載いたします。ちょび先生、ドクターストップがかかってしまいまして……現在療養してもらっています。今年の前半頃から騙し騙し続けてもらっていたのですが、ここらで一旦しっかり休みを取ろうということになりました。掲載を楽しみにしていただいているファンの方々には申し訳ないのですが、連載再開までしばしお待ちいただければと思います。

 PCパーツの方ですが、去年にも増して今年は目立ったものが少なかったかなと。どの分野の製品も着実に性能は向上していますが、「買い換えて幸せになれるのか」、「使って楽しいのか」といった部分はかなりわかりにくくなっている気がします。Microsoftが本格的に自社でハードの販売をはじめたりと、自作PC的にはこの先どうなる?といった部分もありますし……。

 ただ、来年は小型PCが今年以上に面白そうなので、そこには期待しています。2.5インチドライブを搭載できるNUCのD54250WYKH/D34010WYKH、APUを搭載したBRIXのGB-BXA8-5545、イベントで展示されていたIris Pro搭載のBRIXなど、発売されれば人気になりそうな製品が控えています。ストレージではSATA ExpressやM.2対応品が速度を大きく伸ばしてくれそうですしね。

 個人的にはPCパーツをそこそこ購入した一年でしたが、入院したり通院が続いたりと時間が無く、購入したPCパーツのほとんどが積みパーツに……。Ivy Bridge-Eだとか、GeForce GTX 770だとか、マウス、キーボード等々、部屋の中で積み上がり塔になっています。医療費貧乏で若干借金生活っぽい感じなので、使わずに手放すことになったりして……。年始めから通院生活が待っています(泣)。

 そんな中でも今年楽しめたのはミラーレス一眼カメラ。会社から年末に支給されたのですが、取材以外にも身近なものを撮影して遊んでいます。エントリー機は3万円以下で購入可能だったりして(久保の使用しているNEX-3NLは約2万8千円)、価格の割にかなり遊べている感じ。そして、やっぱりというか、一眼を手に入れるとやりたくなるのがRAW撮影/現像。このあたりの処理はまだまだPCの土俵なので、自作PCと絡めて記事を作れないかな~と考えていたりします。PCだからこだわれるとか、楽しめるといった部分は掘り下げればまだあると思うんですよね。そういった部分を来年は積極的に紹介したいと思います。

 それでは、今年もAKIBA PC Hotline!をご愛読いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

森 篤司

【担 当】
新製品
【使用機器】
パナソニック Lumix DMC-GF3(デジカメ)、ソニー DSC-WX300(同)
シャープ SL-C1000(PDA)
Apple iPhone 4S(スマホ)、Apple iPod touch(第5世代) 32GB
Sony Ericsson Xperia arc(スマホ)、SAMSUNG GALAXY Nexus(同)

 今年から時間が経つのが異様に早く感じたり、徹夜での作業効率がとても悪くなったりと、年をとったなと感じる時がものすごく増えました……。今こうして編集後記を書いている時も、コミケ疲れでゲッソリとしています。

 今年一年のPCパーツの話題を振り返ると、Haswellの登場、Windows 8が8.1にアップグレード、Radeon/GeForceビデオカードがともに一新、M.2対応SSDやギガビットオーバーのIEEE 802.11ac対応製品の発売開始など、気になる話題が多かったのですが、思い返すと自分はこれらパーツをほとんど購入していないという事態に気付き、来年は生活を改める必要があるなと感じました。というのも、今年からスマホのゲームに課金する機会が増え、気が付くとそれなりの額を使っていたというわけなのです……。来年は課金を少し自制して、パーツを買うようにしていきたいなと思います。

 PCパーツ以外の話題としては、艦隊これくしょんとWindows 8.1搭載8インチタブレットのことを同時に耳にする機会が多かったのが印象的でした。外出先でも艦これをやりたい提督が多いようで、それが容易にできるWindows 8.1タブレットはかなり魅力なようですね。

 あとは、今年はアニメ・萌え系の話題に力を入れて、これまで弊誌で取り上げていなかったことを記事にしましたが、いかがだったでしょうか。PCパーツ以外の話題もアキバではたくさんあるので、少しでもそれらの楽しさや空気感が伝わっていれば嬉しく思います。

 それでは皆様、今年一年もご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

AKIBA PC Hotline!編集部