【 2011年4月6日 】
Radeon HD 6790が発売、1万4千円〜
HD 6800の下位シリーズ、基板タイプで2種類登場


Sapphire製品

Sapphire製品

 Radeon HD 6800の下位シリーズ「Radeon HD 6700」がデビュー、「Radeon HD 6790」を搭載したビデオカードがSapphireと玄人志向から発売された。実売価格は1万4千円〜1万7千円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。.


●Radeon HD 6850の下位クラス


Sapphire製品

Sapphire製品

玄人志向製品

玄人志向製品

玄人志向製品

玄人志向製品
 HD 6790はHD 6850の下位モデル。公式スペックをHD 6850と比較すると、ストリームプロセッサ数が960から800に減るなどしたものの、一方でコアクロックは775MHzから840MHzへ、メモリクロックは1,000MHzから1,050MHzへそれぞれ向上しており、処理性能は1.34TFLOPsと、HD 6850(1.5TFLOPs)との差は比較的小さく収まっている。

 ただし、最大消費電力が129Wから150Wへと、HD 6870(151W)と同クラスに上昇、モデルによっては外部電源端子が6ピン×2に増えている。

 その他のスペックは、ROPユニット数16、テクスチャユニット数40、対応メモリがGDDR5 1GB(256bit)。

●価格帯の違う2タイプが登場

 なお、今回面白いのは、似たようなスペックなのに、基板デザインや電源コネクタ数、価格帯が異なる2タイプが発売されている点。

 廉価な玄人志向モデルは比較的小さな基板で、電源コネクタは6ピン×1、出力コネクタはDVI/HDMI/Mini Display Portが各1、価格帯は1万4千円前後。対するSapphire製品は、Radeon HD 6850を思わせる大型基板を採用、電源コネクタは6ピン×2で、出力コネクタはDVI×2/HDMI×1/Display Port×1、価格帯は1万7千円前後となっている。動作クロック(コア840MHz/メモリ4,200MHz)や搭載メモリ(GDDR5 1GB)は共通のため、電源供給能力や関連する基板設計、そして出力コネクタの違いが主な差異になるようだ。

 ちなみに、Radeon HD 6850カードの相場は2万円弱〜2万円台前半。

※記事初出時、ROP数を32と記載しておりましたが、正しくは16になります。お詫びして訂正させていただきます(4/7)。


□AMD Radeon HD 6000 series(Advanced Micro Devices)
http://www.amd.com/us/products/desktop/graphics/amd-radeon-hd-6000/Pages/amd-radeon-hd-6000.aspx

□関連記事
【2011年4月5日】 Radeon HD 6000シリーズのハイミドル「Radeon HD 6790」(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/tawada/20110405_437406.html
【2010年10月23日】AMDの中堅GPU、Radeon HD 6870/50が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101023/etc_amd.html

Radeon HD 6700

[撮影協力:クレバリー インターネット館TWOTOP秋葉原本店ツクモパソコン本店パソコンショップ アークソフマップ 秋葉原 リユース総合館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。