あなたのPC大改造計画
9年前のCore 2 Duoマシンは
パーツ交換でどこまで快適になるのか?
CPU/SSD/ビデオカード/OSでテスト
text by 清水 貴裕
(2015/9/30 11:32)
あなたのPC大改造計画:バックナンバー |
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AKIBA PC Hotline! 読者のPCが抱える問題を編集部とライター陣が解決して、今風のPCへとアップグレードする読者参加型の連載企画「あなたのPC大改造計画」。
第5回目は、「6年前のCore 2 Duoマシンを今風な快速マシンに大改造」という内容でお送りしたが、企画中に気になった事がひとつある。それは、「部分的なパーツのアップグレード」だけでCore 2世代のマシンはどこまで快適になるのかという事だ。
企画では、トータルの性能を考えて最新プラットフォームに刷新、マザーボードやCPUも変更したが、「そこまでの予算や手間をかけず、手軽に性能を向上させたい」という向きも多いだろう。
そこで今回は「マザーボードを交換しない」というルールのもと、パフォーマンスに影響がありそうなパーツを入れ替えて、「どのパーツを交換すると効くのか」を徹底的に検証してみた。
【今回テストしたマシン】
■スペック
CPU:Core 2 Duo E6600(2.4GHz)
マザーボード:ASUS P5B
メモリ:DDR2 1GB×2(合計2GB)
グラフィックス:GeForce 7900 GS
ストレージ:WD6400AAKS(640GB、HDD)
電源:550W
OS:Windows 7 Ultimate 32bit
その1:CPUをがんばってみた
Core 2 Duo→Core 2 Quadに変更(予算:6,000円)
~ZIPの圧縮解凍が約1割高速化、解凍は83秒→76秒に~
最初にテストするのは、パフォーマンスアップが容易に望めそうなCPUの交換だ。交換用に用意したCPUは「Core 2 Quad Q9550」。定格動作クロック2.83GHzのクアッドコアCPUで、現在の中古相場は、6,000円~7,000円程となっている。
元々搭載されていた「Core 2 Duo E6600」と比べると、コア数が倍になるだけでなく、動作クロックも330MHz高くなるので、パフォーマンスアップへの期待値は高い。
Windows エクスペリエンス インデックスでパフォーマンスの評価を実行したところ、CPU交換前が5.8ポイントだったのに対し、「Core 2 Quad Q9550」への交換で7.3ポイントまでプロセッサ項目のスコアが向上した。
まずは、「CINEBENCH R11.5」と「PCMark 8 Home」を使用してパフォーマンスの向上を数値化してみたいと思う。CINEBENCHのバージョンがR11.5になった理由は、最新版のR15が32bit OSに非対応だったからだ。
CINEBENCH R11.5のスコアは、マルチスレッドのテストが3.32pts、シングルスレッドのテストは0.84ptsを記録。マルチスレッド性能は2.6倍、シングルスレッド性能は1.27倍も処理速度が向上した結果となった。コア数の増加と動作クロックの向上によって、ベンチマークのスコアは大幅に向上している。
PCMark 8 Homeのスコアは、1,621ポイントから2,047ポイントまで向上。テストの詳細をチェックしてみると、Webブラウジングやテキスト編集、写真編集のテスト項目でスコアが向上しているのが見て取れる。
次にテストしたのは、ZIPファイルの圧縮と解凍に掛かる時間だ。使用したのは「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」のZIPファイルで容量は約1.6GB。圧縮解凍にはエクスプローラーの機能を使用し、ストップウォッチで所要時間を計測した。
CPU交換前には圧縮作業に166秒かかっていたが、CPU交換後には158秒まで短縮する事ができた。解凍に掛かる時間は、CPU交換前が83秒だったのに対し、交換後には76秒まで短縮された。
コア数が倍になってクロックも向上したのに、圧縮解凍作業は思いの外速くならなかった。ベンチマークではスコアが大幅に向上しているのに少し残念な結果だ。CPUパワーは向上しているものの、メインストレージがHDDなため、ストレージの速度がネックになっているのかもしれない。
旧世代マシンだとオフィスソフトの起動や保存に時間が掛かる場合があるとの情報があったので、無料オフィスソフトの「LibreOffice」を用いて、起動時のレスポンスを動画に収めてみた。使用したファイルは、PowerPointで作成した容量11.9MBのpptxファイルで、クリックしてから編集画面が立ち上がるまでを撮影した。
CPU交換前は起動時間が約19秒かかっていたが、CPU交換後はわずかに短縮されて起動時間は約18秒となった。計測誤差によるブレもあるかもしれないが、複数回計測して平均を取ってみてもCPU交換後の方が早いタイムを記録しているので、わずかに高速化しているようだ。こちらもZIPファイルの圧縮解凍と同じで、CPUパワーというよりはストレージの速度が重要な印象を受けた。
この他にはGoogle Chromeを用いてWebブラウジングのテストもしてみたのだが、CPU交換での違いを感じる事は出来なかった。最近のマシンのようなサクサク感を得るためには、ストレージがHDDでは厳しいのかもしれない。
最近のマシン程は快適に使えないものの、タブを複数開かないようにしたり、ブラウザのプラグインを多数インストールしないようにすれば、Core 2世代でもそこそこ快適に使う事は出来るようだ。
その2:ストレージをがんばってみた
HDD→SSDまたはSSHDに交換(予算:6,000~20,000円)
~OS起動時間が短縮、オフィスソフトの起動時間は半減~
「その2」ではストレージ交換を行って、パフォーマンスの向上具合や体感上の違いをテストしてみたいと思う。「その1」ではCPU交換によるパフォーマンスアップを体感出来なかった訳だが、CPUは「Core 2 Duo E6600」のままで、ストレージのみ高速なものに交換すると高速化を体感出来るのだろうか。
交換用として用意したのは、SSDキャッシュを内蔵したHDD(SSHD)とSSDの2つだ。
SSHDには、Western Digital製のキャッシュ内蔵型HDD「WD40E31X」を用意。こちらは、4TBのHDDに8GBのキャッシュ用SSDが搭載された製品となっている。実売価格は20,000円前後。
SSDにはIntel SSD 530 Seriesの480GBを用意。あまり予算を掛けずに延命策を探る本企画には、120GBから240GBの製品が相応しいとは思うが、機材手配の都合で480GBモデルになっているので、その点はご了承頂きたい。
まずは、それぞれのストレージの速度を「CrystalDiskMark v5.0.2」を用いて計測。
SSHDは、シーケンシャルリードの値が158.8 MB/sと、HDDの111.6 MB/sよりも約42%程高速な結果となった。マザーがSerial ATA 2.5までの対応なので、フルに性能を発揮できていない可能性があるがHDDよりは高速なようだ。
SSDの結果は、マザーがSerial ATA 2.5までの対応のためか、シーケンシャルリードの値が261.8 MB/sと公称値の540 MB/sの半分以下という結果に終わった。Serial ATA 3.0対応の新しめのマザーであれば、実測で450 MB/s前後の速度を出す製品なだけあり、宝の持ち腐れになっている感があるのが残念。
PCMark 8 Homeの総合スコアはストレージ交換によってわずかながらアップ。テキスト編集や写真編集の他に、ゲーミングのテストのスコアも向上しているのに注目。スコアの伸びはCPUを交換した時よりも少ないが、これが体感にどう繋がるのかは気になるところ。
次に、Windowsの起動時間をテスト。HDDが57秒かかっていたところ、SSHDへ交換すると51秒、SSDに交換すると45秒まで起動時間を短縮出来た。
ストレージ交換で起動画面からデスクトップまでの時間は大幅に短縮されるものの、システムがPOSTする間の時間が長いので、ストレージを交換しても大幅な短縮は出来なかった。速くなったとは言え、Fast Bootに対応した最新マシンに慣れていると、どうしても遅く感じてしまうというのが本音だ。
最後にテストするのは、ZIPファイルの圧縮解凍に掛かる時間だ。テスト条件はCPU編と同じ方式で、ストップウォッチを使って圧縮と解凍に掛かる時間を計測している。
HDDと比較すると、SSHDは圧縮時に8秒、解凍時に7秒、SSDは圧縮時に14秒、解凍時に25秒速いタイムを記録している。ストレージの速度が速い方が、作業時のファイルの移動がスムーズに行えるからか、ZIPファイルの圧縮解凍に掛かる時間は短縮される傾向にあるようだ。
グラフを見てお気づきの方もいるかもしれないが、実はSSD交換時の方がCPU交換時よりも速いタイムを記録していたりする。
無料オフィスソフトの「LibreOffice」を用いたテストも行った。動画撮影時の条件は「その1」のCPU編と同じで、ファイルをクリックしてから編集画面が立ち上がるまでを撮影してみた。
HDDの時は、ファイルをダブルクリックしてから編集画面が立ち上がるまで約19秒もかかっていたが、SSHDに交換後は約10秒まで短縮し、SSDに交換すると約9秒まで短縮した。これは明らかに体感出来るレベルで速くなっているので、オフィスアプリの起動や保存時の遅さに悩まされている人は一考の価値があるかもしれない。
SSHDを最初に検証した時は、わずかながら速さを体感していたものの、一度SSDの速さを体感してしまうと、例えそれが性能をフルに発揮してないとしても、元には戻れない身体になっていた…(笑)SSHDでも高速化は体感出来るものの、コストパフォーマンスで考えると、手軽に速さを体感出来るSSDの方に軍配が上がると思う。
ちなみにSSDへの交換に掛かるコストだが、120GBクラスの製品であれば6,000円前後で購入出来るので、昔と比べるとかなり敷居が低くなっている。最近は1万円を割る価格の240GBモデルも登場しているので、SSDへのアップグレードはかなり魅力的かもしれない。
SSD搭載時のGoogle Chromeを用いたWebブラウジングでは「速くなった」気がしたものの、普段自分が使用しているSSD搭載のZ97マシンと比べると起動やページの読み込みが遅く感じてしまう。SSDの速度が半減している事の他に、マザーに搭載されているLANコントーラが古い事も影響しているのかもしれない。
その3:ビデオカードでがんばってみた
7900 GS→GT730へアップグレード(予算:8,000円)
~ベンチスコアは8倍になるも体感は変化なし~
「その3」ではビデオカードを交換して快適さが変わるのかをテストしてみた。用意したビデオカードはASUSの「GT730-SL-2GD3-BRK」。GeForce GT 730を搭載するファンレスモデルで、実売価格は8,000円前後だ。
Windows エクスペリエンス インデックスでパフォーマンスの評価を実行したところ、ビデオカード交換前が5.6ポイントだったのに対し、「GT730-SL-2GD3-BRK」へのアップグレードでゲーム用グラフィックス項目のスコアが6.8ポイントまで向上した。
まずは、PCMark 8 Homeを実行してパフォーマンスをチェック。スコアは、ビデオカード交換前の1,621ポイントから2,221ポイントまで向上。Webブラウジングやテキスト編集のスコアに目立った変化はないものの、写真編集やゲーミングのテスト項目でスコアが大幅に向上している。
次に3DMark Ice Stormを実行して、グラフィックパフォーマンスがどれ程向上したのかをテスト。
GeForce 7900 GSが8,033ポイントだったのに対し、GeForce GT 730への交換でスコアは36,565ポイントまで向上した。GPU性能を表すグラフィックスコアは、6,990ポイントから55,383ポイントまで向上しているので、約8倍もパフォーマンスアップした事になる。
ベンチマーク上でグラフィックスコアが約8倍になった上に、PCMark 8 Homenのスコアも伸びているのならば、実使用でもかなり快適になっているのではと思い、Webブラウジングをしてみるも体感上は交換前と変わらなかった。
カード自体はPCI Express 2.0接続に対応しているが、マザー側が対応していないためPCI Express 1.1接続になっている点が気になるが、原因は別の部分にありそうだ。
検証を通じて思ったのは、快適さの向上を阻害している部分はビデオカードではなくストレージの速度ではないかという事だ。ストレージを交換しない事には、パーツ交換によるパフォーマンスアップはスポイルされてしまうのかもしれない。
ただ、ビデオカードがファンレスになった事により静音性は向上したので、メリットが全くなかった訳ではない。無理にアップグレードする必要性はないが、もしビデオカードが故障して買い替えるといった場合は、今回使用した「GT730-SL-2GD3-BRK」のようなファンレスモデルを選ぶといいだろう。
その4:OSでがんばってみた
32bit版Windows 7→64bit版Windows 10へ(予算:22,000円)
~ドライバの入手性に難アリ、OS起動と圧縮は速くなるが解凍は遅くなる?…~
「その4」では最新のOSにする事で快適になるのかをテストする。使用したのはWindows 10 Pro 64bitで、ついでにメモリを4GBへと増設する事にした。
必要な予算だが、Windows 10 Home 64bitはDSP版の実売価格が15,000円前後、Windows 10 Pro 64bitは実売価格が22,000円前後となっている。ちなみに、Window 7以降のOSを使用している場合は、来年の7月29日までは無料でアップグレード出来るので、コストを掛けずに新OSを試す事が可能だ。
インストール後にまず困ったのがドライバがないという事だ。チップセットドライバはOS標準の物が当たっていたので問題なかったが、GeForce 7900 GSとオンボードLANはそのままでは動作せず…
探してみるも、Windows 10対応ドライバが存在しなかったので、Windows 8用のドライバを適用してみた。導入後はデバイスマネージャーで認識されていたので、問題ないはずだ。
トラブルも解決されたところで、早速テストを開始。まずは、Windowsの起動時間を計測してみた。HDDの時に57秒かかっていた起動時間は、OSをWindows 10 Pro 64bitに変更するだけで53秒へと短縮。どうやら古いハードウェアであっても、Windows 10に変更する事で恩恵があるようだ。
OS起動がここまで高速化するのならばと期待して、ZIPファイルの圧縮解凍をテストするも意外な結果に… なんと何回試しても、解凍作業のみ遅いタイムが出てしまうのだ。
圧縮作業は15秒速いタイムを記録するものの、解凍作業は91秒とHDD+Windows 7時よりも8秒遅くなっているのだ。はっきりと断言は出来ないが、ソフトウェアとOSの相性が悪いのかもしれない。
無料オフィスソフトの「LibreOffice」のテストも行ってみたが、こちらは逆に起動時間が増加するという残念な結果になった。
改造前のHDD+Windows 7 32bitの環境では約19秒で編集画面が立ち上がっていたが、OSをWindows 10 64bitへ変更すると約26秒も掛かるようになってしまった。ZIPファイルの圧縮解凍と同じく、ソフトウェアとOSの相性が悪いのかもしれない。
Windows 10 64bitへの変更でOS起動時間は短縮したが、ZIPファイルの解凍やオフィスソフトの起動に掛かる時間は逆に増加。WebブラウジングはWindows 7 32bitと同じ感じでこなせたが、トータルで判断すると無理にOSをアップデートするのは得策ではない気がする。
その5:全部やるとどうなるか?
全部交換してみた(予算:42,000円)
~Win 10+SSDは旧世代にも効果的、OS起動時間は57秒から31秒へ短縮~
最後に、今回試したパーツを全て交換するとどうなるのかを試してみた。
CPUは「Core 2 Quad Q9550」、メモリは4GB、ビデオカードは「GT730-SL-2GD3-BRK」へそれぞれ交換して、ストレージは「Intel SSD 530 Series 480GB」に交換して検証を行った。OSは「Windows 10 Pro 64bit」へ変更している。
パーツ交換後、まず最初に感じたのは起動速度がこれまでのどの部分アップグレードよりも速くなっているという事だ。
それもそのはず、Windowsの起動時間を計測してみると、改造前に57秒もかかっていた起動時間が28秒まで短縮されていたのだ。Fast Boot機能が利用出来る最新のマシンには敵わないものの、改造前と比べると起動時間が半分以下になっているので、その速さは体感出来るレベルだ。
ストレージをSSDのみに変更した時のタイムが45秒だったので、Windows 10とSSDを組み合わせる事で17秒もタイムを短縮出来たという事になる。旧世代のマシンでも最新OSとSSDの恩恵は絶大なようだ。
これまでの検証と同じで、Webブラウジング中のレスポンスアップはいまひとつ体感出来なかったが、ZIPファイルの圧縮解凍に掛かる時間を計測すると、改造前が圧縮に166秒、解凍に83秒かかっていたのに対し、改造後は圧縮に118秒、解凍に53秒までタイムが大幅に短縮されていた。
部分的な改造ではボトルネックとなる部分があったが、CPUとストレージを同時に強化し、OSも動作が軽快なWindows 10 64 bitに変更したからか、これまでのテスト結果を大幅に上回るタイムを記録する事に成功したようだ。
無料オフィスソフトの「LibreOffice」のテスト結果はと言うと、SSDの恩恵で約12秒まで短縮出来たものの、SSD+Windows 7 32bitの約9秒を下回る事は出来なかった。「その4」でのテスト結果も踏まえると、起動時間が増えてしまうのはソフトウェアとOSの相性であると思って間違いなしだ。
最後にPCMark 8 Homeのスコアを計測してみると、大改造とも言えるパーツ交換の甲斐あってか、スコアはノーマル時の1,621ポイントから2,583ポイントへまで伸びた。「Video Chat v2 / Video Chat playback 1 v2」のみスコアが30.0 fpsから変化が
ないのが気になるが、それ以外の項目はスコアが大きく向上している。
まとめ
部分的なパーツ交換ならSSD、全交換は効果アリだが費用がかさむ…
というわけで、Core 2世代のPCを様々にアップグレードしてみたが、パーツ単品のアップグレードでもそれなりの効果がある、といえることが検証できた。
まず、「とにかく低コストで効果を体感したい」のであれば、システムドライブをSSDに交換するプランがお勧めだ。SSDの性能をフルに活かすことはできないものの、それでもSSDの高速さから快適度がかなり向上する。起動速度やソフトウェア起動時のレスポンスの悪さに悩まされている人には検討の価値ありだろう。
また、そのほかのパーツを交換していくのも用途次第でもちろん「アリ」。最新プラットフォームに変更したほどの違いはさすがにないが、「1割早くなる」のがありがたい場合もあるだろう。ただし、LGA775世代のCPUは意外と中古価格が高いので要注意。Core 2 Quadの人気型番は中古価格が6,000円~8,000円するし、Core 2 Extremeともなるとプレミア価格で15,000円を超えるような製品もある。
なお、予算の都合で、CPU、SSD、ビデオカード、メモリと順次アップグレードしていきたい、という場合もあるだろう。こうした場合も上記結果を参考にしてほしいが、注意したいのが「総予算」。
CPU/SSD/ビデオカード/メモリを全て交換すると、パーツ代だけで20,000円前後、32bit→64bitの移行でWindows 10も新規購入するなら都合35,000円~42,000円前後(※OSのエディションにより価格が異なる)かかってしまう。
20,000円あれば、現行世代のローエンドCPUとローエンドマザーボードが買えるので、あと少し予算を確保すれば最新プラットフォームにアップグレードできてしまう。内蔵GPUを使用すればビデオカード代を浮かすことができるので、費用を抑える事も可能だ。「あなたのPC大改造計画」では、第5回(前編|後編)の事例が近いと思うので、ぜひ参考にしてほしい。
最後に宣伝になるが、連載記事の「あなたのPC大改造計画」では、悩める読者の応募を待っているので、今回の記事でアップグレードに興味を持った人は是非とも応募してみてほしい。
【あなたのPCも“大改造”してみませんか?】
「あなたのPC大改造計画」では、アップグレード対象となるPCを随時募集しています。読者の皆さんが用意した予算と、ASUSからの提供パーツ(数万円相当)を組み合わせ、プロのライターが最適なアップグレードを検討、組み込み作業まで行います。
募集要項と応募フォームへのリンクは、以下のページにありますので、内容をご確認の上、奮ってご応募下さい。
[制作協力:ASUS]