あの頃の秋葉原

【2000年3月4日号 掲載】書き込み失敗のないBURN-Proof対応CD-Rドライブがデビュー

第1弾はアイ・オー・データ機器の「CDRW-SB124BG」

※このコーナーでは過去に掲載した懐かしい人気記事を紹介していきます。なお、情報は掲載当時のものであり、現在の状況とは異なる場合もあります。予めご了承ください。

 CD-R(CD-RW含む)ドライブの天敵バッファアンダーランエラーを解消するBURN-Proof機能に対応した製品がついに発売となった。まず第1弾としてデビューしたのはアイ・オー・データ機器の「CDRW-SB124BG」。CD-R 12倍速書き込み、CD-RW 4倍速書き込み、CD-ROM 32倍速読み込みの性能を持つ最新ドライブで、インターフェイスはUltra SCSI/SCSI。多くのショップに入荷し、5万円前後で販売が始まっている。

 BURN-Proofとは、これまでCD-Rドライブでは避けることのできなかったバッファーアンダーランエラーによるCD-Rメディアへの書き込み失敗を解消してしまう画期的な技術。例えPCからCD-Rドライブへのデータ転送が連続せずに途切れてしまっても、データ転送が再開された時点で自動的に続きから記録してくれるというもので、これでHDDやFDなど一般的な記録メディアと同様の感覚でCD-Rが使えるようになる。

 従来のCD-Rドライブでは、基本的に一度データをメディアに記録し始めると、そのまま最後まで途切れることなく連続してデータ転送して記録してやる必要があり、書き込み中はPCへ余計な負荷を与えないよう、他のアプリケーションを一切使わないようにしたり、スクリーンセーバーも動作しないようにするなど、エンドユーザー側が細心の注意を払って操作しなければならなかった。こうした操作性に対する根本的な問題を抱え続けてきたCD-Rも、このBURN-Proofでようやく解決し、“普通の記録メディア”へ大きく前進したことになる(続きを読む)。