パワレポ連動企画

機能に裏打ちされた硬派なデザインに惹かれるファン急増中!MSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」&「MPG A850G PCIE5」

【技アリ!春の注目パーツ 2023】パワレポ編集部も太鼓判。長く付き合える定番アイテムの最新モデル!

MSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」

 2022年末から新製品ラッシュが続き、花の季節に向けて気になるPCパーツが出揃った。今期も新しいスタイルを提案する製品から定番シリーズの新モデルまで盛りだくさんだ。DOS/V POWER REPORT編集部がピックアップしたアイデア・仕様が光るニューアイテムを紹介する。

これぞ質実剛健。高コスパの代表格“TOMAHAWK”

 MSIの「MAG TOMAHAWK」シリーズと言えばコストパフォーマンスの高さに定評のある人気マザーボードだ。そんなMAG TOMAHAWKにも、最新のハイエンドチップセットのZ790搭載モデル「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」が登場している。

“光らないカッコよさ”と高いコストパフォーマンスで、硬派なイメージを好むユーザーからの支持を集めるTOMAHAWK。最新世代でもそのバランスは健在だ

 マザーボードの心臓部とも言えるVRMまわりは16+1+1の合計18フェーズ構成を採用しており、フラグシップCPUでも安心の堅牢設計。一方で、LEDや装飾はシンプルにまとめ、もてあましがちな高速インターフェースの数は必要十分な規模に抑えることで、Z790マザーとしてはお求めやすい5万円少々という価格を実現。とはいえ、PCI Express 5.0やDDR5などのこの先必須の仕様は網羅しており、格安マザーにはない将来性も兼ね備えた製品に仕上がっている。

大型ヒートシンクに囲まれたVRM部は16+1+1=合計18フェーズの安心設計。簡易水冷クーラーを取り付けやすいレイアウトに設計されている

 冷却面では、重厚な大型ヒートシンクがVRMを囲み迅速な放熱をサポート。また、4基あるM.2スロットにもすべてSSD用ヒートシンクが装着されている。ハイエンドチップセットに高コスパ構成を組み合わせるというある意味王道とも言える設計。必要にして十分なものを吟味した機能と質実剛健さにフォーカスした本製品はまさに“ハイコスパマザー”と呼ぶにふさわしい一品だろう。

合計4基あるM.2スロットはすべてヒートシンクが装着済み。まるで鎧のような外観は本製品の質実剛健さによく似合う
バックパネル。Type-C×2を含む各種USBポートのほか、CMOSクリア/Flash BIOSボタンも備える
【DOS/V POWER REPORT 編集長・遠山の視点】

機能をしっかり取捨選択しつつ、“冷却”という重要なファクターにはしっかりコストを投入。それが武骨な道具としての存在感につながっている

10年使える!? 新時代電源がMPGから登場「MPG A850G PCIE5」

ATX 3.0規格準拠のPC電源新世代「MPG A850G PCIE5」

 MSIからはもう1製品、将来性バッチリな80PLUS Gold認証取得の850W電源「MPG A850G PCIE5」をご紹介。最大の特徴は12VHPWRケーブルの採用だ。GeForce RTX 40シリーズは、新規格の補助電源、12VHPWRが標準となっているが、本機ならケーブル1本で接続可能。変換ケーブル不要で見た目もスマートだ。

GeForce RTX 40シリーズにケーブル1本で電力を供給できるのは大変スマート。見た目もスッキリするので“映えるPC”を組みたい人には必携。電源ユニット側の12VHPWR端子から従来の8ピン/6ピン補助電源に電力を供給可能なケーブルも付属

 電源でもっとも重要な“信頼性”はもちろん手抜かりなし。全コンデンサに日本メーカー製の105℃品を採用、基板や回路設計も高品質で、その自信の裏付けか、本製品は何と10年間という長期保証となっている。

 価格は2万円を超えるが、電源ユニットはPCパーツの中でも一、二を争う流用しやすいパーツ。10年使い続けることも可能と考えれば、むしろ優秀なコスパと言える。

日本メーカー製105℃コンデンサの全採用に加えて最新の回路設計を採用。内部の部品配置にも比較的余裕があり、安心感のある設計だ

こんなPCを作ろう!

 最後にMAG Z790 TOMAHAWK WIFIとMSI MPG A850G PCIE5による作例をご提案。高品位なマザーと12VHPWR対応電源を軸としパワフルなゲーミングPCを目指してみよう。

ゲーミングPCということで予算はビデオカードに多めに配分。12VHPWR補助電源を活かしたいので、RTX 40シリーズで現状もっとも手が出しやすいNVIDIA GeForce RTX 4070 Ti搭載製品がよいだろう。CPUは悩みどころだが、総額を抑えるためにi5-13600Kとした。クーラーは安くてよく冷えるものを選びたいところ。ミドルレンジのCPUだったら安くて優秀な空冷クーラーで十分対応できるため、結果としてこちらの予算も節約できた。

【最新ゲームReadyの質実剛健PC:目標予算 310,000円前後】
CPUIntel Core i5-13600K(14C/20T)46,000円前後
マザーボードMSI MAG Z790 TOMAHAWK WIFI51,000円前後
メモリDDR5-5600 16GB×219,000円前後
ビデオカードNVIDIA GeForce RTX 4070 Tiカード140,000円前後
ストレージNVMe SSD 1TB(PCI Express 4.0 x4)14,000円前後
CPUクーラー空冷クーラー(12cm角ファン搭載)4,000円前後
電源ユニットMSI MPG A850G PCIE524,000円前後
PCケース大型ビデオカードも対応可能なATXケース12,000円前後
MAG Z790 TOMAHAWK WIFIの姉妹モデル、「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI DDR4」は「DOS/V POWER REPORT 2023年冬号」のPCパーツ100選“ゴールドレコメンド”授賞製品です

本稿で紹介した「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」ほか、最新トレンドアイテムを生配信で解説

 年初からニューアイテム目白押しの2023年も1/4がまもなく終了。今年、そして今後を占うことになりそうなキーワードも多数浮上してきてた3か月だったかもしれません。そこで、インプレスのPCハードウェア情報YouTubeチャンネル「PAD」では、現在自作PC界隈をにぎわせているホットなキーワードと、それに関連した製品を解説する生配信を実施します。

 本稿で解説した「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」と「MPG A850G PCIE5」ももちろん登場。さまざまな“キーワード”を提起するアイテム、そしてMAG Z790 TOMAHAWK WIFI&MPG A850G PCIE5を中心とした現在のトレンドを体現する作例を、実機デモを含めて紹介します。

 解説はテクニカルライターの芹澤正芳氏、MCはDOS/V POWER REPORT編集長の遠山健太郎とAKIBA PC Hotline!デスクの久保勇の2MC体制でお送りします。(番組終了後は録画版を視聴可能です)

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[制作協力:MSI]