COMPUTEX AKIBA出張所

QNAP、Core i7の超高性能 NASや「Radeon R9のNAS」をデモ(NASでVR!)、高コスパの8ベイ機も……

(COMPUTEX AKIBA出張所 / QNAP編)

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが4日(土)まで開催中だ。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。

 いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ。

i7搭載のハイエンドNASから「VR対応」、そしてもちろん業務用まで……親会社「iEi」との共同出展

 お手軽な2ベイから24ベイの企業向けNASまで手がけるQNAP。今年は単独ではなく、親会社である組み込み機器メーカー「iEi」との共同出展。

 このため、NAS単体をアピールすると言うよりは、グループ企業のサービスやソフトウエアなどをNASを組み合わせたソリューションの形での展示が中心となっていた。

 展示内容はVRから医療用やビデオ配信用のシステムなど多岐にわたる。高性能化するNASの新しい形での活用事例に接することができた。

 では注目の製品やソリューションを紹介していこう。



4K編集向けのハイスペックNASを展示、Core i7-6700搭載モデルもThunderbolt 2対応・最大12ベイ……

M.2 SSDをキャッシュに使える3.5インチ×8ベイ + 2.5インチ×4ベイの「TVS-1282T」。
Thunderbolt 2を2系統搭載。さらに10GbE対応のネットワーク端子も2基用意。

 今年、同社が力を入れていると挙げたのが他にはないThunderbolt 2対応のNAS「TVS-1282T」だ。これは8基の3.5インチHDDと4基2.5インチSSDを搭載し、最大12ベイによる運用ができる製品。

 4K動画の制作環境向けの高性能モデルで、M.2 SSDをキャッシュとして追加搭載可能なほか、最上位モデルにはCore i7-6700を搭載するなど、超ハイスペック仕様。

 SSD向けの2.5インチベイ部分は、ストレージとしてだけでなくキャッシュとして使うことも可能で、キャッシュとして利用した場合さらなる高速化を図ることができるという。

 Thunderbolt 2端子は2基搭載されており、最大で2台のMacと同時接続が可能。帯域幅を活かし、高解像度の動画を同時に編集することが可能だという。Thunderbolt 2接続の製品は、通常は外付けストレージ(Direct-attached storage)として認識されるが、QNAP独自の「vNAS」機能により、「TVS-1282T」は20Gbpsの帯域をもったNASとしても利用可能。帯域の高速性だけでなく、柔軟性も売りとしている。

 また、HDMI端子は2.0対応を1基、1.4b対応を2基搭載。2.0端子は4K動画を60pで出力可能で。動画編集用の高速ストレージとしてだけでなく、4K動画の最終出力まで確認できるプロ向け環境が整うモデルとのことだ。

4K動画編集環境に対応したプロ向けモデル。
「TVS-1282T」のスペックシート。プロセッサとしてCore i7-6700(3.4GHz)を搭載している。
Thunderbolt 2で接続したMac Proからアクセスして動画を再生するデモも行われえていた。
Thunderbolt対応がわかるロゴもかっこいい。
SSDベイを引き抜いたところ。もちろん、ホットプラグに対応。
シニアプロダクトマネージャーのJason Hsu氏。

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世界初!NASをVRマシン化Radeon R9 Nano搭載NASで HTC ViVEをデモ

ブースの一角でVR体験ができるデモが用意されていた
使用されていたのはHTC Vive。これがNASと接続されている。

 今年のCOMPUTEXで特に目につくのがVR関連のデモ。多数のメーカーがハイエンドPCを用意してデモを行うなか、QNAPはNASをVRマシン化するという異例のデモを実施していた。

 使用されているデモ機は、Radeon R9 Nanoを搭載したNASという普通であればありえない仕様になっており、COMPUTEXのためにカスタムしたものだという。OSはWindows 7が動作しており、NASの仮想OS上で動作させているという。

 実際に体験して見たが、描かれている世界はそれほど高画質のグラフィックではないものの、VR体験そのものには全く違和感がない。NASがいくら高性能化しているとは言え、3Dゲームをバリバリ遊ぶようなイメージはないので、VRをNASで体験ができるということにただただ驚かされるばかりだ。

 なお、このVRのデモはあくまで同社製のNASの高性能さを証明するもので、アプリなどの公開予定などはないそうだが、同社の遊び心とNASの可能性は感じさせられた。

「世界初」をうたうNASによるVRデモ
VRデモはプロセッサにCore i5-6500を搭載する「TVS-882T」で実施していた。
背面上部のスロット部にグラフィックボードが装着されているのがわかる。
VRアプリは仮想OS上のWindows 7で動作していた。
VR空間に入ってキッチンを歩き回ることができるた。
体験した感覚は「ちゃんとVR」といった感じで違和感はない。

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8ベイNASに高コスパモデルを投入Cortex-A15を搭載

ここ1~2カ月以内に日本市場でも発売が予定されている「TS-831X」。

 これから大容量NASの導入を考えているユーザーは見逃せないのが、高性能ながらコストパフォーマンスに優れた「TS-831X」の存在だ。

 CPUにクアッドコアのARM Cortex-A15を採用。10GbpsのEthernt端子を2基搭載するなど、性能面でも非常に優秀。

「これまで同社の仮想化ソフト「コンテナステーション」はより高価なx86系CPU搭載のNASでしか使用できませんでしたが、TS-831XはARM系CPU搭載モデルとしては初の「コンテナステーション」対応製品になります」(同社)

 「TS-831X」はすでにグローバル市場では発売が開始されており、日本でも1~2ヶ月以内を目途に発売が予定されているという。

 日本での具体的な販売価格は伺えなかったが、「8ベイを搭載するNASとしてはコストパフォーマンスは非常に高くなる」(同社)という。ちなみに、米アマゾンでは799ドルから販売されており、日本市場でもお得感のある価格帯での登場を期待したい。

「TS-831X」の基本仕様。
PCからネットワーク経由で「TS-831X」にアクセスしたところ。ブラウザベースで設定などができる。
アクセス速度は読み込み964MB/秒、書き込み406MB/秒を記録している。

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NAS OS「QTS」が「4.2.1」にアップデート、クラウドバックアップの利便性向上別のNASをローカルストレージになる「VJBOD」も7月に

複数アプリを使用していたバックアップ機能を統合、クラウドへのバックアップも簡単になった

 NASのOSであるQTSが4.2から4.2.1にアップデートした。このアップデートにより、新たに「ハイブリッドバックアップ」機能を搭載。

 昨年登場した4.2の段階でも実はクラウドへのバックアップ機能は搭載されていたが、通常のバックアップ機能とはアプリケーションが別れており、個別にひとつひとつ設定する必要あったという。

 しかし、4.2.1では通常のバックアップとクラウドへのバックアップ機能を統合。バックアップ設定の画面から、ローカルだけでなく、クラウドも指定できるようになり、利便性が大きく向上している。

 しかもクラウドバックアップの保存先には、OneDriveやGoogle Driveなどの主要なクラウドサービスに対応。ブラウザベースの設定画面でメニューを選んでいくだけで簡単にバックアップが行える。さらにタイムスタンプによる差分バックアップも新たにサポートされており、多彩な使い方ができるようになった。

 同社によると7月には4.2.2へのアップデートを予定しており、ネットワーク越しに接続されているNASを仮想化し、同一のNAS上のローカルストレージとして使えるようになる「VJBOD」機能の提供も予定されている。対応製品の例としては、X89、X82、X80、X79、X71、X70、X63、X53、IS-400などのシリーズが挙げられている。

ローカルバックアップ、リモートバックアップに加えて、クラウドバックアップも一つのアプリから可能となった。
バックアップ先として主要なクラウドサービスが指定できる。
差分バックアップにも対応。
今後公開予定のQTS 4.2.2では、ネットワーク越しの複数のNASと連携可能に。
複数のNASをバーチャルプールとして統合できる「VJBOD」機能を実装。

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Ubuntu+QTSのデュアルOSに対応したモデルもアリ仮想環境より高パフォーマンス

「TSーx53A」シリーズはUbuntuを直接インストールして使用できるできる。

 超高性能モデルやコストパフォーマンスに優れたモデルなどがラインナップする中で、ちょっと特殊なのが、「TSーx53A」シリーズのNASだ。

 このシリーズではOSに「QTS 4.2」を搭載するだけでなく、Ubuntuにも対応するデュアルOSとなっているのが特徴。両OSは同時に立ち上げておくことができ、用途によって切り替えることができるという。

 仮想化ソフト上でUbuntuを動作させた場合と異なり、GPUの処理能力もフルに使うことができるため、4K動画などもコマ落ちすることなく再生できるとしている。また、Linux環境でのアプリ開発なども可能だ。

 「TSーx53A」シリーズは2ベイから8ベイ対応モデルのほか、M.2 SSD用モデルなどもラインナップされている。

2ベイを搭載する「TS-253A」。CPUにCeleron N3150(1.6GHz)を採用。Ethernt端子は2基搭載。4ベイ以上のモデルは4基搭載している
M.2 SSDをストレージとして採用する「TBSー452A」。同社製の製品では最小サイズのNASだ。
「TBSー452A」の基本性能。カラオケ機能などが搭載されている。

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「NAS」のイメージを超えた活用事例も……監視カメラ映像を記録アプリ、VPNサーバーアプリなど、

複数の監視カメラ映像を記録・表示するアプリ「AXIS」をQNAP上で動作。ストレージ上で完結するため、PCレスで運用できる。

 最後に、ブースに展示されていた特殊用途向けなどの製品を写真で紹介する。QNAPの親会社iEiからは、医療向けモデルや工業向けモデルなど、興味深い製品も複数展示されていた。

ブラウザベースでの開発環境を用意する「QNAP WEBDUINO」。
ビジュアルベースでオブジェクトを並べていくだけでリモコンの設定を登録できる。
タブレットに表示されるブラウザから設定したリモコン操作ができる。
4k出力機能を利用して医療用の緻密な情報を表示するデモ。各種測定機器も接続している。
VPNソフトとして有名な「vyprvpn」もアプリセンターからダウンロードして簡単に導入できる(利用は別途有償)。
各種計測器具など、業務用の機器とともPCレスで連携するデモも用意されていた。

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[制作協力:QNAP]