11インチでフルHD対応、なおかつOn-Lap最軽量のモデルが登場
まず、かなり注目できるのが「とにかく軽量!」なフルHDモデル「On-Lap Monitor 1101H」。
画面サイズは11.6インチで、重量は380g。近いサイズの従来モデル「On-Lap Touch Monitor 1002」(10インチ/1,280×800ドット)が505gだったので、約75%に軽量化、そしてフルHDにもなったかたちだ。
映像入力はHDMI、DisplayPort、VGAの3系統で、電源はもちろんUSBバスパワー対応(消費電流1.4A)。
重量については「たった100g強」とも言えるが、画面サイズがやや大きくなったこともあり、持ったときの印象はかなり違う。このあたりはタブレットの重量差を想像するとイメージして貰えると思うが、重さが気になる人にとってはかなり歓迎できる変化と言える。ちなみにこの軽量化は「タッチ機能を省略し、ベゼルを薄くすることで実現できた」そう。つまり、タッチ機能は非対応で、タッチ機能付きも今のところ計画がないとのこと。
一方、フルHDになったことももちろんトピック。フルHD対応のOn-Lapシリーズでは最も小型で、「フルHDを持ち歩きたい」ニーズにも良さそうだ。視野角は上下178度/左右178度で、これは1002よりも8度ほど改善されている。
製品の発売時期は未定、日本での予価は3万円ぐらいになる見込み。
なお、カムコーダーやデジタルカメラに向けた上位モデル「On-Lap Monitor 1101P」も計画しており、こちらは30Hzや24Hzといったカメラならではの入力周波数に対応しているという。
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13インチOn-Lapの最上位モデルも登場、フルHD+タッチ+DP
一方、13.3インチモデルの最上位品として間もなく発売されるのがOn-Lap Touch Monitor 1303I。
表示解像度はフルHD、10点タッチ対応、DisplayPort対応など、機能満載といえる製品。視野角は上下左右とも178°で、重量は900g
On-Lap Monitor 1303Hに10点タッチ機能を追加したような構成で、フルHDの表示解像度やIPS液晶の採用、1667万色の表示色数、DisplayPortの対応なども同様。
タッチ対応モデルの視野角は、従来も160°(15.6インチ品)または170°(10.1インチ品)と広かったが、さらにそれよりワイドになったことになる。
発売は6月中旬で、予価は45,000円ほどとのこと。
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軽さを活用する「三脚マウンタ」を開発中
また、周辺機器としてユニークだったのが「三脚マウンタ」(現在開発中)。
一言でいうと、「カメラの三脚などの金属柱に取り付けられるOn-Lap用マウンタ」で、自撮りや「みんなで見る」用途などが想定されているという。
もっとも、金属柱であればどんなものでも取り付けられそうなので、たとえばメタルラックの途中など、思いもつかない場所にOn-Lapを取り付ける、といった活用法ができそう。On-Lapの脱着はワンタッチで、取り付け角度は2種類から選べる。
対応機種は上述したOn-Lap Monitor 1101H/Pで、両製品の「軽量さ」を活かした製品ともいえる。なお、「要望が多いようなら他の製品でも検討したい」(同社)とのこと。
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将来は8インチや17インチ(!)のバリエーションモデルも
海外取材では追加の液晶ディスプレイを持ち込むライターは多い。
先日On-Lapの記事を執筆した石川ひさよし氏は、記事執筆後、「やっぱり2台あるといいっすね」と言って2枚目のOn-Lap Monitor 1303Hを自腹購入、3画面体制でCOMPUTEXレポートを執筆している こちらは編集部 鈴木(筆者)のCOMPUTEX取材環境。On-Lap Touch Monitor 1002とThinkPad Helixを組みあわせてタッチ液晶×2枚体制。タッチ2枚も意外と便利。 「今回の新製品」は以上3つだったが、今後の開発プランについてもお伺いできたのでお伝えしよう。
まず、開発しているのが8インチの小型モデルと17インチ(!)の大型モデル。8インチは日本からの要望が多いそうで、これについては意見があればぜひほしいそう。また、17インチモデルは「持ち運べるゲーミング液晶」として米国などでのニーズがあるそうで、もちろんUSBバスパワーで動作するとか。解像度はフルHDになるという。
同社社長のJason Kao氏曰く、「さまざまな意見がほしい」そうで、モバイル液晶に欲しいサイズ(8/10/13/15/17)や筐体色(白/黒/それ以外)、そしてタッチの有無、さらに活用したいシーンの例などが知りたいとのこと。
たとえば、ゲーム利用が多ければリフレッシュレートの改善を、写真利用が多ければ色味調整のメニュー強化やAdobe RGBへの対応などが考えられるそうで、シチュエーションやほしい機能なども以下のフォームからぜひ投稿してほしい。
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