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第9世代Core Xプロセッサが遂にデビュー、まずはCore i9-9900X/9820Xの2モデルから
2018年12月14日 11:00
「Skylake-X Refresh」こと第9世代のIntel Core Xプロセッサが店頭に登場、「Core i9-9900X」「Core i9-9820X」の2モデルが発売された。
販売価格はCore i9-9900Xが税込125,980円前後、Core i9-9820Xが税込111,980円前後。
販売ショップはツクモeX.パソコン館、ツクモパソコン本店、ドスパラ秋葉原本店(9900Xのみ)、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、パソコンショップ アーク、ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館。
LGA2066対応のハイエンドデスクトップ向けCPUの最新モデル
Core Xプロセッサは、LGA2066に対応したハイエンドデスクトップPC向けのCPU。今回登場したのは14nmプロセスの「Skylake-X Refresh」と呼ばれる第9世代のモデルで、当初Intelは11月にCPUを提供するとしていたが、1ヶ月遅れての発売となった。
ラインナップは全7モデル。最上位は18コア/36スレッドの「Core i9-9980XE」で、ラインナップで最大となる24.75MBキャッシュ(SmartCache)を搭載するほか、一部コアをより高クロックで動作させる「ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー3.0」では最高4.5GHzに達する。
今回登場した2モデルはいずれも10コア/20スレッドで、ラインナップでは下の方に位置している。なお、最上位のCore i9-9980XEを含む他のモデルの入荷時期などは不明。
7モデル全てが44レーンのPCIe 3.0インターフェイスを備えており、チップセットを含むプラットフォーム全体では最多で68レーンを実現する。メモリの最大対応サイズやチャンネル数も全モデルが128GB、4チャンネルとなり、従来のSkylake-X/Kaby Lake-Xのようにモデル間でのPCIeレーン・メモリのスペックの差は無くなった。対応メモリはDDR4-2666。
TDPは全モデル165W。製品にはCPUクーラーは同梱されておらず、またメインストリームCPUと比べるとTDPは高いので、CPUクーラーを購入する際は要注意だ。また、対応チップセットは従来と同じくIntel X299で、X299を搭載した既存のLGA2066マザーでも対応BIOSを導入することでCPUを搭載できる。
Core i9-9900Xの主なスペックは、クロックがベース3.5GHz、ターボ時4.4GHz、ターボ3.0時4.5GHz、キャッシュ容量(SmartCache)が19.25MB。
Core i9-9820Xの主なスペックは、クロックがベース3.3GHz、ターボ時4.1GHz、ターボ3.0時4.2GHz、キャッシュ容量(SmartCache)が16.5MB。