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NVIDIAの最新ハイエンド「GeForce RTX 3080 Ti」がデビュー、最安モデルは175,000円

AKIBA PC Hotline!編集部

2021年6月3日 22:00

各社のGeForce RTX 3080 Tiビデオカード

　NVIDIAの新たなハイエンドGPU「GeForce RTX 3080 Ti」を搭載したビデオカードが登場。6月3日（木）22時の販売解禁時点で、ASUS、Gainward、GALAKURO GAMING、GIGABYTE、INNO3D、MSI、Palit、ZOTAC、玄人志向から計13モデルが発売された。

　各製品ともオリジナルクーラーを搭載したモデルで、店頭価格は175,000～258,500円。大半のモデルは20万円を超えているが、Palit「NED208T019KB－132AA」とZOTAC「GeForce RTX 3080 Ti Trinity（ZT-A30810D-10P）」は18万円以下と、他社製品よりも安価になっている。

　ちなみに、初回入荷量はハイエンドGPUとしては比較的多く、各社合計で60本以上入荷しているショップもあった。ただ、「次回入荷は未定」という話もあり、他のハイエンドGPUと同様に品薄になる可能性もありそうだ。

GeForce RTX 3080 Ti 製品一覧

最上位のRTX 3090に次ぐ性能を持つモデル、メモリはGDDR6X 12GB搭載

　GeForce RTX 3080 Tiは、第2世代RTコアや第3世代Tensorコアを搭載するGeForce RTX 30シリーズ（AmpereアーキテクチャGPU）の新たなモデル。

　NVIDIAがCOMPUTEX TAIPEI 2021（台北国際コンピュータ見本市）で発表したもので、同社は「GeForce RTXファミリの新たなフラッグシップ」と位置付けている。なお、下位モデルのRTX 3070 Tiも同時に発表している。

GeForce RTX 3080 Ti

各モデルの価格

　RTX 30シリーズでのグレードはRTX 3080より上で、最上位のRTX 3090に次ぐモデルとなる。RTX 3080から強化された主なスペックは、CUDAコア数（8,704→10,240）とメモリ（GDDR6X 10GB 320bit→GDDR6X 12GB 384bit）。なお、GPUクロックはRTX 3080より数パーセント程度だが低い（ベースクロックが70MHz、ブーストクロックが40MHzの低下）。

　ゲームでのパフォーマンスについては、「Borderlands 3」や、RTXモードをONにした「CONTROL」「Minecraft」といったタイトルで、RTX 3080の約1.6倍に向上するという。また、メモリ容量が増えたことで、ビデオ編集アプリのAdobe Premiere Proや配信アプリのOBSなどでも高速化が可能になるとしている。

ASUS「ROG-STRIX-RTX3080TI-O12G-GAMING」

Palit「NED208T019KB－132AA」

MSI「GeForce RTX 3080 Ti SUPRIM X 12G」

　主なスペックは、CUDAコア数10,240、ベースクロック1.37GHz、ブーストクロック1.67GHz、メモリ容量12GB（GDDR6Xメモリ、384bit）。NVLink（SLI）はRTX 3080と同じく非対応。

　カード電力については、ファウンダーズエディションの場合で350Wとしている。RTX 3080（320W）より増えたが、システム電力（750W）や補助電源コネクタ（8ピン×2）といった要件は変わらないとのこと。