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カラフルな小型PC「サバ太郎」展示中、Linuxプリインストール
Atomベースでファンレス仕様
(2013/4/6 16:30)
超小型PC「Sizkaシリーズ」で知られるピノーからカラフルなファンレス超小型サーバ「サバ太郎」が登場、オリオスペックで展示中だ。発売予定日は13日(土)。
カラーによってスペックが異なり、上位からレッド(TYPE-R)、ブルー(TYPE-B)、イエロー(TYPE-Y)、ホワイト(TYPE-W)の4モデルがラインナップされている。予価は46,000~68,000円。
展示されているのはレッド、ブルー、イエローの3モデル。ホワイトモデルは受注扱いとなるという。
Debian 6.0.6プリインストール
サバ太郎はLinux(Debian 6.0.6)がプリインストールされた超小型サーバ。CPUはAtom N2800(1.83GHz、TDP 6.5W)またはAtom N2600(1.6GHz、TDP 3.5W)が、チップセットはIntel NM10 Expressが搭載されている。OSについては、Windowsをインストールすることも可能という。
超小型LinuxサーバについてはARMプロセッサ搭載製品があるが、同社はサバ太郎について「ARMベースの同等品の1.5倍の性能を持つ」とアピール。省電力性についても「Atom N2600によりARM並みのローパワーを実現した」としている。
本体は、設置面積が幅87×奥行き121mmという手のひらサイズ。前面には2基のGigabit Ethernetや、2基のUSB 2.0、HDMIといったインターフェイスが装備されている。
カラーによってCPUやメモリなどのスペックが異なるというのもユニークだ。
最もスペックが高いのはレッドモデルで、Atom N2800、メモリ4GB(DDR3 1066)、HDD 320GBが搭載されている。
ブルーモデルもAtom N2800、メモリ4GB(DDR3 1066)が搭載されているが、HDDは非搭載。
イエローモデルはAtom N2600、メモリ2GB(DDR3 800)が搭載。HDDは非搭載。
最下位はホワイトモデルで、Atom N2600、メモリ2GB(DDR3 800)が搭載。HDDは非搭載。さらに、インターフェイスが他の3モデルとは異なり、Gigabit Ethernetが1基、HDMIが非搭載となっている。
このほか、全モデルに4GBのMLC SSDが搭載されている。なお、HDDが搭載されているのはレッドモデルのみだが、レッドモデルはmSATAスロットなし、他の3モデルはmSATAスロットあり、という構成だ。
また、電源の入れ方もモデルによって異なり、レッド/ブルー/イエローモデルは前面のボタンで電源ONできるのに対し、ホワイトモデルは電源プラグを差し込むと起動するという設計になっている。
消費電力はレッドが24W、ブルーが18W、イエローが14W、ホワイトが12W。本体の高さはレッドが58mm、他の3モデルが51mm。
[撮影協力:オリオスペック]