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液晶分離、AndroidタブレットになるWin 8 PC登場、巨大18.4インチ
Core i7とTegra 3を両搭載
(2013/4/23 22:24)
通常利用時は液晶一体型のWindows 8搭載PC、液晶だけ外せばAndroidタブレットになるというユニークな2wayマシン「TransAiO P1801-B061K」がASUSから登場した。
PCのCPUはCore i7で、タブレット部はTegra 3。実売価格は159,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
分離すればTegra 3タブレット、合体すればCore i7のPCに液晶サイズは18.4インチ
この製品は、「18.4インチの液晶一体型PC(Windows 8)」あるいは「18.4インチのタブレット(Android 4.1)」として使えるユニークなマシン。
スタンド部分にはCore i7-3770やGeForce GT 730M、8GBメモリ、2TB HDD、DVDスーパーマルチドライブ、USB 3.0など搭載。液晶側にはTegra 3や2GBメモリ、32GBストレージなどを搭載する。
つまり、液晶をスタンドにつけた状態ではWindows 8 PCとして、液晶を外せばAndroidタブレットとして利用できる、という寸法だ。スタンドにつけた状態でAndroidを利用することもでき、この場合は切り替えスイッチや切り替えアプリで切り替える。
液晶解像度は1,920×1,080ドットでもちろん共通。タッチ操作も両プラットフォームで行える。
タブレットからリモートデスクトップで「PC利用」
これだけでもユニークだが、さらに面白いのがこの2つは排他でなく、同時に動作できること。同時動作しているため、切り替え時間は比較的短く、「一拍待つ」ぐらいの感覚。
さらにタブレット側にプリインストールされたリモートデスクトップソフト「SplashTop」を利用することで、スタンドから離れた状態でもリモートデスクトップでWindows 8を利用できる。
SplashTopはタッチ操作に対応しているため、ある意味「Core i7のタブレットを利用している」イメージになる。ただし、店頭デモ機で確認する限り、リモートデスクトップでのタッチ操作はやはりやや重い印象だ。
このほか、スタンド側のPCに液晶ディスプレイを別に接続、「2台の端末として使う」ということもできるとか。
タブレットとPCはそれぞれ無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)やBluetooth(PC側:Bluetooth 4.0、タブレット側:Bluetooth 3.0+EDR)などのデバイスを搭載しているが、そのほとんどは各デバイス独立したもの。カメラはタブレット側のみが利用できる。
使い所を考えてしまうユニークなPCだが、ソフマップ 秋葉原 本館では、店頭デモも実施、実際に切り替えて操作することもできる。利用法を考えてみたい向きは、実際に確認してみるのも良さそうだ。
[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館]