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わずか5mm厚のHDDと対応ケースが発売、ケースに入れても7.6mm

 厚さ5mmという薄型の2.5インチSerial ATA-HDD「WD5000MPCK」がWesternDigitalから発売、対応するポータブルHDDケース「GW2.5US-WD5U3/BK・SV」も玄人志向から登場した。HDDケースに入れても7.6mmという際立った薄さが特徴だ。

 HDDのコネクタは従来と異なる「SFF-8784」が採用されている。

 実売価格は、WD5000MPCKが約8,000円前後、GW2.5US-WD5U3/BKが約2,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品(HDD|ケース)」参照のこと)。

 ケースのカラーはブラックとシルバーの2タイプ。

特殊コネクタを採用した薄型HDDと対応ケース

 これらは小型フォームファクタ向けSATAインターフェイスであるSFF-8784を採用した製品。SFF-8784はPCIeカードなどと同様の平らなエッジコネクタで、20ピン端子1基でSATA信号のやりとりと電源供給が行なえる。

 従来のSATAコネクタとは形状が異なり、これらの製品も従来のSATA HDDやSATA HDD用ケースには使用できないので注意が必要だ。

 GW2.5US-WD5U3/BKでは、SFF-8784の採用により厚さ7.6mmという筐体のスリム化が実現。内部インターフェイスは6Gbps SATA(SFF-8784)、外部インターフェイスはUSB 3.0で、Windows 8のUASPによる高速転送もサポートするとされている。本体サイズは121×78×7.6mm、重量は約40g(HDDを除く)。

 WD5000MPCKは、現時点で唯一となるSFF-8784搭載HDD。Western Digitalのモバイル向けHDD「WD Blue」シリーズに属する製品で、同シリーズでも5mm厚の製品はこのWD5000MPCKのみとなっている。

 主なスペックは、インターフェイスが6Gbps SATA(SFF-8784)、ディスク回転速度5,400rpm、キャッシュ容量16MB、最大内部転送速度145MB/s、平均消費電力がリード/ライト時1.5W、アイドル時0.55W、スタンバイ/スリープ時0.15W、動作音量がアイドル時15dB、シーク時(平均)が17dB、本体サイズが高さ5×奥行き100.3×幅69.85mm、重量0.07kg。

 なお、GW2.5US-WD5U3はWD5000MPCKの動作確認済みとのこと。

[撮影協力:ツクモパソコン本店IIツクモeX.パソコン館]

WesternDigital WD5000MPCK