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Appleの「G4 CUBE」をベースにした改造PCを製作した森田氏、
X68000 PCケースの現状報告も
text by 石井英男
(2015/10/1 21:05)
9月26日、東京秋葉原のUDX GALLERY NEXT-3で、改造PCイベント「MOD PC EXPO 2015」が開催された。会場では、一般応募で選ばれた7名とゲスト7名の合計14名が、自分の作品の展示と発表を行なった。
今回は、ゲストModderである森田健介氏とつくる女の紗緒さんのPCを紹介する(他のModderの作品は別記事1、別記事2(今週公開)を参照のこと)。
なお、森田氏のセッションでは、現在開発が進められているX68000筐体を模したPCケースの情報も公開された。
「G4 CUBE 改」の紹介やX68000筐体の現状報告を行なった森田氏
各Modderの作品解説も行なっていた森田健介氏は、新作としてAppleの「G4 CUBE」の筐体を採用した「G4 CUBE 改」を紹介。オリジナルのG4 CUBEは、大きな外付けACアダプタから電源が供給されていたのだが、G4 CUBE 改は、電源ユニットまで内蔵させたので、スペースのやり繰りには非常に苦労したという。オリジナルのG4 CUBEには取っ手が付けられていたが、この取っ手を残したまま実用的な性能で使えるPCを詰め込むことはほぼ不可能であり、今回は、なくなく取っ手は諦めたという。
森田氏は、以前から進めているシャープのX68000筐体を模したPCケース製作プロジェクトの進捗状況も報告した。現状では、フロント部分にコストがかかりすぎており、とても販売できるような価格にはならず、また冷却や拡張性についても問題があるため、フロント部分と基板のコストダウンを行ない、ODDの取り付けをあきらめ、マザーボードの配置を変更する予定だ。マザーボードの配置を左右逆にすることで、ビデオカードを取り付けられるようにし、冷却については側面をメッシュにすることを検討しているとのことだ。目標は価格は5万円以下であり、この価格を実現できなければ、販売は厳しいと考えているようだ。
展示スペースには、森田氏が以前製作したMOD PC「NISSAN GT-R R35」や新型山手線をイメージしたMOD PCも展示されていた。