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バナナがスイッチに?何でもタッチ・近接センサーにできる開発ボードが登場

 バナナなどが静電容量センサーになるというビット・トレード・ワンの「静電容量式フィルムセンサ開発ボード(ADFCS01)」が販売中だ。三月兎1号店ではデモも行なわれている。店頭価格は税込7,000円前後(詳細は「今週見つけた主な新製品」参照のこと)。

 このほか、オプションとして透明フィルムのセット品「静電容量式フィルム3枚セット(ADFC3)」も販売中。価格は税込1,700円前後。

導電性を持つ物であれば何でもセンサーにできる開発ボード

製品仕様
製品構成
様々な導電体を近接センサーに
リアルタイムで状況を把握
開発ボード表面
開発ボード裏面
製品パッケージ
デモの様子(指を近づけるとLEDが点灯)

 製品の構成は、Mini USB端子などを備えた小型基板と、「ワニ口」クリップ付きのケーブル、透明フィルムなど。フィルムと、基板上のピンヘッダとをケーブルで接続すると、静電容量方式のタッチ・近接センサーとして使えるようになるキットだ。

 付属のフィルムだけでなく、導電性を持つ物であれば何でもセンサーになるというのがユニーク。金属製のハサミやジュースの缶、そしてバナナもセンサーとして機能するという。

 PCと接続して、専用ツールでセンサーの値をリアルタイムにモニタリングしたり、感度(4段階)としきい値(255段階)を設定したりすることが可能。別のソフトで使用するためのライブラリや、サンプルプログラムも用意されている(ツールなどは同社Webサイトに掲載)。

 また、基板上には、センサーのON/OFF状態を出力する端子が用意されており、対象の組み込み機器にセンサー機能を追加することも可能という。

 基板サイズは幅40×奥行き51×高さ12.5mm(突起部を除く)。電源はMini USB端子(5V)またはDCジャック(5.1~12V)で供給する。対応OSはWindows 10/8/7/Vista。

[撮影協力:三月兎1号店]