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過去最大10TBのSSDが受注開始、NVMe対応で税込200万円以上
(2015/10/23 11:35)
内蔵ストレージとしては過去最大となる容量10TBのSSDの受注販売をオリオスペックが開始した。製品は韓国Novachips製NVMe SSD「NS570」のPCIeカードタイプ/10TBモデルで、価格は税抜189万円(税込204万1200円)(詳細は「今週見つけた主な新製品」参照のこと)。納期は約4ヵ月後としている。
NS570は、NVMe 1.1a(PCIe Gen2 x4)対応のエンタープライズ向けSSD。今週、同店が受注販売を始めた「NS370」(6Gbps SATA対応)と同じく、HLNAND(HyperLink NAND)を採用した製品で、チャンネルあたりの接続デバイス数の制限を実質的になくすというリングアーキテクチャにより、最大16TBの大容量を実現したという。
高速性も特徴。最高データ転送速度は、シーケンシャルリード1.5GB/s、ライト1.4GB/s、ランダムリード200,000IOPS、ライト180,000IOPSとされている。
フォームファクタはPCIeカードと2.5インチ(SFF-8639コネクタ)の2つがあり、最大容量はPCIeカードタイプが16TB、2.5インチタイプが8TB。2.5インチタイプでは、-40~85℃の環境下で動作するという高耐久モデルも用意されている。
なお、同店が販売しているのは国内代理店経由の製品で、製品の保証期間は5年間としている。
ちなみに、容量10TBの内蔵タイプのストレージとしては、HGSTのヘリウム充填HDD「Ultrastar Archive Ha10」もある。量産品の出荷を6月に開始するとのアナウンスがあったが、店頭販売は未確認。
[撮影協力:オリオスペック]