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QLC SSDやケーブルで速度は変わる?NVMe対応M.2 SSD外付けケースでいろいろ試してみた

PC側のUSBコントローラやドライバの違いもテスト、ケーブルの重要性も再確認 text by 久保 勇

PC側のUSBコントローラで速度は変わる、1GB/sを狙うならASM3142搭載マザーを

 PC側のUSB 3.1 Gen2コントローラが変わった場合、速度に変化はあるのか。Z370 Extreme4に搭載されているASM3142コントローラの旧世代チップにあたる、ASM1142を搭載したUSB 3.1 Gen2カード(玄人志向 USB3.1A+C-PCIE)を用意し、テストしてみました。

 こちらのテストもSSDはWestern Digital WDS250G2X0Cを使用しています。

ASM3142コントローラ(ASRock Z370 Extreme4)
計測結果
ASM1142コントローラ(玄人志向 USB3.1A+C-PCIE)
計測結果

 結果は順当にASM3142が高速に。ASM3142はUSB 3.1 Gen2の帯域をフルに使えるよう設計されたチップだけに、旧世代のチップより高速であることがわかります。

 ASM1142はUSB 3.1 Gen2が登場期のチップなので、設計面で不利な面はありますが、シーケンシャルの速度は800MB/sを超えており、実用的な速度はしっかりと発揮されています。

 なるべくシーケンシャルの速度を引き出したい場合は、ASM3142搭載マザーボードなどを選択すると良さそうです。