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PCパーツ各社に聞く「今年の意気込み」と「去年の売れ筋」【2022年版/中編2】
Micron、マウスコンピューター、MSI、パソコン工房、パソコンショップSEVEN、SanDisk
2022年1月1日 00:02
新年明けましておめでとうございます。
新年といえば去年の振り返りと今年の展望。「メーカーから見た去年の売れ筋パーツ」や「今年の意気込み」が気になる人も多いはず。
そこで今回、PCパーツやBTOメーカー各社に「2021年にヒットした製品」や「2022年の意気込み」をお伺いし、お寄せいただいたコメントをそのまま掲載しました。
掲載メーカーは計22社。各社が力を入れている、そして今後入れていくポイントや今年の意気込みなど、なかなか興味深いコメントもあったりします。掲載順はブランド名アルファベット順ですので、気になるメーカーがある方はそこを、全部読みたい方は頭からどうぞ。
PCパーツ各社に聞く「今年の意気込み」と「去年の売れ筋」(2022年頭版) |
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【前編】ADATA、AMD、ASRock、ASUS、CFD販売、DeepCool |
【中編1】DeepCool、ドスパラ、Fractal Design、FRONTIER、GIGABYTE、Lian Li |
【中編2】Micron、マウスコンピューター、MSI、パソコン工房、パソコンショップSEVEN、SanDisk |
【後編】Seagate、TSUKUMO、Western Digital、ZOTAC |
コンシューマープロダクツグループ マーケティングマネージャー 宮本貴通氏
●2021年にヒットした製品を教えてください
2021年はクルーシャル(Crucial)の中でもキーとなる製品を発表させていただきました。中でも反響が大きかったのがNVMe Gen4対応のハイエンドモデル P5 Plusシリーズです。
発売開始と人気ゲーム機でNVMeが解禁されたタイミングがドンピシャ、加えて動作確認が取れていたこともあり選んで頂きやすかったのだと思います。またランダム性能がしっかり出るチューニングとなっており、メインPCのOSやマルチメディア用ドライブとしてもばっちりでした。
そして発売から2年以上経つ現在でも、皆様の変わらぬご支持でヒット商品となっている2.5インチSSDのMX500には、ついに4TBの大容量モデルも追加されました。今後更に活用頂けるシーンが増えていくと思います。
当社はSSD創世記から製品を開発製造し、NANDメモリーとDRAMメモリーを自社開発・製造しているメーカーでもあります。これからも安心して皆様に選んでいただけるよう頑張ってまいります。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
Crucialでは、外付けSSDも展開しています。まずはエントリーモデルでありながら最大800MB/sを誇るX6シリーズ。容量帯も500GB/1TB/2TB/4TBと豊富にラインナップし、コンパクトで持ち運びやすいデザインとなっています。
ハイエンドモデルのX8シリーズはアルミボディー採用で、スタイリッシュなデザインと最大1000MB/sを超えるスピードが特徴でラインアップを揃えています。USB-C採用で非常に優れた製品ですので、是非こちらも内蔵SSD同様使ってみて頂きたいと思っています。
●2022年の意気込みを教えて下さい
2022年は、内蔵SSDのみならずDRAMや外付けSSDでもCrucialブランドの製品があることを皆様にもっと知って頂きたいと思っています。特にDRAMにおいては、新しいプラットフォームであるDDR5も発売したところで、これから是非注目して頂きたいです。
今年もSSD/DRAMの新製品の予定もありますので、皆様の期待に応えられるよう邁進したいと思っています。
●読者に一言どうぞ
2020年に続き、2021年も皆様にとって大変な1年だったと思います。2022年こそコロナ禍が落ち着くことを期待し、皆様とイベントなどでご一緒できることを楽しみにしています。
年間を通しいろいろな情報を発信しながら、皆様と一緒に自作PCを楽しめるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。
Twitterの方でもキャンペーンなど実施しますので、フォロー・チェックをお忘れなく!
マーケティング本部 広報室
●2021年にヒットした製品を教えてください
ノートPCは、JeSU公認PCの「G-Tune E5-165」や、240Hz液晶の「G-Tune H5」などのeスポーツ向け製品、WQHD液晶で写真や動画編集に最適な「DAIV 5N」などに人気が集中しました。
デスクトップPCは、「インテル 第12世代 Coreプロセッサー搭載モデル」です。コアの設計が刷新され、性能が向上するということで、第12世代 Coreプロセッサーの登場をお待ちになられていたお客様は多かったようで、2021年終盤に出てきたモデルながら販売は好調です。
液晶ディスプレイは、23型以上の大画面モデルや、多機能スタンド付きモデル、ゲーミングディスプレイが好調でした。テレワーク時の利便性と効率性、プライベートでの利用環境を考慮し選択された方が多かったようです。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
ノートPCは、防塵・防滴や衝撃耐性を備え、スタイラスペンと WPS Office 2が付属した 2in1パソコン「mouse E10」です。お子様の学習や、紙とペンに代わる手書き端末、サブPCなど、手軽に使える端末としてご注目ください。
その他、クリエイター向けPC「DAIV」では、学生にも使いやすい軽量なモバイルノートの拡充、デスクトップPCは、最新アーキテクチャを採用したデスクトップPCを最速でお届けしたいと考えております。
液晶では24.5型ゲーミングディスプレイ「G-MASTER GB2590HSU-2」です。FAST IPS方式・リフレッシュレート240Hz対応で、スクエア型の台座や多機能スタンドが付いているなど機能面にもこだわっている製品ですので、是非ご注目ください。
●2022年の意気込みを教えて下さい
豊富なラインアップと、カスタマイズで皆様にピッタリなパソコンをお届けできるよう努めてまいります。
一般向けパソコン「mouse」・ゲーム向けパソコン「G-Tune」クリエイター向けパソコン「DAIV」・ビジネス向けパソコン「MousePro」・液晶ディスプレイ「iiyama」から出る新製品に是非ご注目ください。
●読者に一言どうぞ
2021年もイベントなどで皆様とお会いできる機会が少なく、寂しい1年となりましたが、AKIBA PC Hotline!を通じて、マウスコンピュータ―製品をご愛顧いただき、誠にありがとうございました。
2022年も皆様の期待を超える製品・サービスをお届けできるよう努めてまいりますので、引き続きマウスコンピュータ―をどうぞよろしくお願いいたします。
社長 Ricky Chiang氏
●2021年にヒットした製品を教えてください
マザーボードはMAG Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4です。シンプルでも強力な電源回路を搭載したマザーで、手軽に最新CPUを搭載するのに最適です。
グラフィックスカードはGeForce RTX 3060 Ti、RTX 3060シリーズが強かった印象です。性能重視はRTX 3060 Ti、コスパ重視であればRTX 3060で二分化された印象でした。
ノートPCは、2021年初めにRTX30シリーズ、中頃には第11世代インテルCPUを搭載するゲーミングノートが登場し、特にKatana GFシリーズが人気となりました。
モニターではトレンドを押さえたOptix MAG274QRF-QDが価格.com プロダクトアワード2021 ゲーミング部門で金賞を受賞し高い評価を頂きました。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
DDR5メモリの供給が安定してくる2022年はDDR5マザーボード、その中でも特にMPG Z690 CARBON WIFIに注目いただきたいです。強力な電源回路と豊富な機能でMSI鉄板のマザーとなるでしょう!
湾曲率1000Rの「ARTYMISシリーズ」と量子ドット技術を搭載した「QDシリーズ」のモニターも見逃せません。湾曲による高い没入感、量子ドットによる色鮮やかな表現には自信があります。
さらに、ファッションデザイナー”藤原ヒロシ”氏とコラボしたノートPC「Creator Z16」、VGAではGeForce RTX 3070 SUPRIM SE 8G LHR x GODZILLAを発売しました。どちらもコラボモデルにチャレンジした結果生まれたモデルで、ぜひ一度は見ていただきたいデザインです。
●2022年の意気込みを教えて下さい
自作PC市場においてマザーボードやグラフィックスカードを多数ご支持いただき、BCN AWARDグラフィックボード部門の3連覇も目指しております。
モニターの需要も大型化と高画質化傾向にあり、PCだけでなく家庭用ゲーム機でも快適に遊べる魅力的な製品をお届けいたします。
また、以前より美星藍やダイアナなどMSIのキャラはいましたが、今年はノートPCイメージキャラで定期的な配信活動を行う企業VTuber「美星メイ」を発表するなど、より広い観点からユーザーフレンドリーな発信ができればと考えております。
●読者に一言どうぞ
2021年は半導体需要の急増など中々市場動向が難しい年でしたが、そんな中でもMSIでは様々な新製品を発表させていただき、お客様にお喜びいただけたのではないかと感じております。
そして、数多くのお客様にMSIの様々な製品をお手に取っていただき、ご支持をいただけたことを大変嬉しく思っております。
今後も多くのお客様に満足していただけるよう、MSIは優れたパフォーマンス・ユーザーエクスペリエンスを提供し続けることをミッションとし、邁進しまいります。
パソコン工房 秋葉原 BUYMORE店 イイヤマンレッド氏
●2021年にヒットした製品を教えてください
2021年にヒットした製品といえば、7月16日より発売を開始した、LEDイルミネーション標準搭載の「LEVEL∞ RGB Build」ゲーミングPCになります。
光り方や色の変更を自在に行えるLEDイルミネーションは、海外・国内でも注目を集めており、ゲーミング環境を彩る存在感のあるゲーミングPCをユーザーにご提供したいとの思いから、企画・販売を行いました。
11月25日からは、RGB LEDイルミネーションファンがフロントに3基搭載された「LEVEL∞ RGB Build」の新モデルを開始し、大変ご好評いただいております。
同時にインフルエンサー様とのコラボにも力を入れており、スポンサー契約を通してコラボPCも続々と発売しております。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
注目の製品としては「パソコン工房 オリジナル・セレクト商品」がございます。モニターアームやゲーミングデスク、便利グッズや周辺機器など、コスパに優れた商品を多数ご用意しております。「あるといいな」というコンセプト商品を幅広いカテゴリから厳選しており、お客様のニーズにお応えする商品をリーズナブルな価格帯で販売しています。
さらに、注目のサービスとして「レンタル PC サービス」がございます。法人/官公庁様向けのサービスで、自社製造ならではのコスパに優れたパソコンのレンタルをご利用いただけます。お申込みは日本全国のユニットコム法人営業部、または「ユニットコム ビジネスご優待会員」へのご入会でご利用いただけます。レンタル後は、そのまま会社の資産として使いたい場合、販売をさせていただく事も可能です。
●2022年の意気込みを教えて下さい
「LEVEL∞ RGB Build」やコラボPC、オリジナル・セレクト商品など、ユーザーにバリューをお届けできる製品を2022年も提供いたします。
2021年は、7月27日に「パソコン工房 八王子店」、12月11日に「パソコン工房 町田店」をオープンしました。人気のゲーミングPC/デバイスなどの最新製品だけでなく、中古製品の取り扱いを強化した店舗で、特に中古スマホなど大量の取り扱いを行っている他、WEB通販で注文した商品を送料無料で受け取れる「店舗受け取りサービス」など、お客様の利便性向上にも貢献いたします。
●読者に一言どうぞ
いつも、パソコン工房WEB通販、ならびに、全国のパソコン工房のお店をご利用いただき、誠にありがとうございます。今後とも皆様に喜んでいただけるような製品をご提供させていただきたいと思います。
パソコン工房WEB通販では、2022年1月11日(火)13時59分までの期間限定で「PCパーツ・周辺機器 送料無料キャンペーン」を実施中です。年末年始に欲しかったゲーミングマウスやキーボードなどを、この機会に送料無料でご購入されるのはいかがでしょうか。
2022年も何卒よろしくお願いいたします。
株式会社セブンアールジャパン 代表取締役 西川龍氏
●2021年にヒットした製品を教えてください
コロナ禍で外出の機会が減る中、良くも悪くもゲーミングPCに注目が集まった年だと感じました。
2021年はインテルのCPUが1年の間に2世代発売されましたが、最新の第12世代CPUは特に注目度が高く、Core i7-12700KとRTX3070を搭載した「ZEFT G27KK」は販売開始から数多くご注文をいただきました。
Cooler Master製のケースを採用したゲーミングPCとなっており、人気ゲームに刺さる構成が好評を得たようです。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
Corsair製ケースiCUE 5000X RGBとCorsair製クーラーH115i RGB PRO XTを採用した「ZEFT R30XZ」、ASUS TUFシリーズのケースとマザーボードを採用した「ZEFT R34F」などブランドに統一感を持たせたモデルへ数多くお問い合わせをいただきました。
PCの前に居る時間が長くなるにつれ、お客様のPCに対するデザイン性や静音性などこだわりが高まってきていることを感じています。
年末年始はお客様のニーズに合うようCPUクーラーやケースのラインナップを拡充しています。ぜひご注目ください。
●2022年の意気込みを教えて下さい
テレワークからPCゲーム、動画配信などパソコンの用途の多様化が進んでいます。用途に特化した尖った構成のPCから、多様な用途に使えるバランスの良いPCまでお客様に満足いただけるよう邁進して参ります。今後ともよろしくお願いいたします。
●読者に一言どうぞ
2021年も1年間ご愛顧いただきありがとうございました。当店のゲーミングPCブランド 「ZEFT」シリーズでは2022年も精力的に新しいコンセプトの製品をご提案していく予定です。
2022年もパソコンショップSEVENをよろしくお願いいたします。
ウエスタンデジタル合同会社 マーケティング プロダクトマーケティングマネージャー 清水絵真氏
●2021年にヒットした製品を教えてください
2020年に引き続き、2021年もサンディスクのポータブルSSDの売れ行きはおかげさまで非常に好調でした。
製品本来の目的である写真や動画データのバックアップだけでなく、音楽データ、CADやCG、アニメ等のデジタルデータ、ゲームの保存やコロナ禍のオフィスワークのドキュメントデータの持ち運びなど、様々な用途において需要があったのではと思われます。
さらに、4TBの容量が登場し、使用用途がより多様化して、ポータブルSSDがヒットしたのだと実感しております。
●そのほかに注目して欲しい製品はありますか?
SanDiskブランドの上位ブランドとして、SanDisk Professionalというブランドが2021年に誕生いたしました。
クオリティの高い動画制作現場に最適な、撮影の一次メディアからアーカイブ用の大容量RAIDまでの製品ラインナップを揃えており、これらを用いることで、ユーザーのワークフローの高速化を実現いたします。
中でも、PRO-DOCK 4は、ありそうでなかったドッキングステーションです。このドック一つで作業場がすっきりし、かつ、作業の効率化を図ることができます。
●2022年の意気込みを教えて下さい
全てがデジタル化し、より高解像度化することで、取り扱うデータ量が急激に増え続る中、SanDiskおよびSanDisk Professionalの高速・大容量かつ信頼性高いソリューションで、皆様に安心して快適なデジタルワークを体感していただける、そんな製品を提供してまいります。
●読者に一言どうぞ
スマホ、アクションカム、ドローン、ハイエンドカメラ、カムコーダーなど、様々な機器で撮影を楽しむ愛好家の皆様や、撮影をお仕事とされるプロの皆様に、SanDiskやSanDisk Professionalの製品を用いて、撮ったデータを”思い出”や”作品”として残していただけると嬉しいです。
今年も両ブランドの製品をよろしくお願いいたします!