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Ryzenの性能をさらに引き出す「X3D Turbo Mode 2」マザーをGIGABYTEが発表、ロープロのGeForce RTX 5060にゲーム/AI用途に適したゲーミングノートも展示

(COMPUTEX AKIBA出張所 / GIGABYTE編)

 PC/IT関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2025」が、5月20日~5月23日の日程で台湾・台北市で開催された。

 GIGABYTEはメイン会場のブースと併せて、プライベートブースでも製品展示と発表会を実施。Ryzen X3Dに向けて最適化されたマザーボードや、ゲームとAIの両方の用途に適したゲーミングノート、背面コネクタマザーボードをはじめとした配線を見えない位置に逃がせる「PROJECT STEALTH」シリーズの製品群なども公開。COMPUTEX合わせ発表された製品の中から、特に目立ったモデルを紹介しよう。

Ryzenの性能をさらに引き出す「X3D Turbo Mode 2」対応マザーを発表X3D系のRyzenに最適化して設計したX870E搭載マザー

 Ryzen X3D系CPUをさらに引き出すという「X3D Turbo Mode 2」機能を備えた新設計のマザーボードをGIGABYTEが公開。X870Eチップセットを搭載した3モデルがラインアップされており、「X870E AORUS MASTER X3D ICE」、「X870E AORUS PRO X3D ICE」、「X870 AORUS ELITE X3D ICE」が発表された。

 新設計のマザーボードは、Ryzenの性能を引き出す機能や設計の最適のほかにも改良が加えられ、M.2スロットに搭載したSSDをよりしっかりヒートシンクに密着させるための機構が取り入れられたり、ビデオカード用のPCI Expressスロットの強度強化が行われたりもしているという。

萌えキャラマザーがGIGABYTEから登場予定海外のGIGABYTE公式キャラをあしらった「B850M AORUS ELITE WIFI7 ICE-P

 GIGABYTEのキャラクターをプリントしたマザーボード「B850M AORUS ELITE WIFI7 ICE-P」。キャラクターだけでなく、ヒートシンクにプリントされた河の絵や、背面にプリントされたパターンや絵柄など、流行りのスマホゲーム・テイストを取り入れたデザインが特徴のモデル。

 搭載チップセットはB850で、microATX対応。海外のGIGABYTEのキャラクターがプリントされたモデルだが、日本での発売も予定されており、詳細は後日公開予定。発売に関してキャンペーンなども計画されているとのことだった。

18.2cmでロープロな“小さいGeForce RTX 5060”スリムPCのゲーミング性能強化に好適な「GeForce RTX 5060 OC Low Profile 8G」

 「GeForce RTX 5060 OC Low Profile 8G」はカード長182mm/Low Profile対応のビデオカード。スリムPCなど拡張性が限られる環境に向けた小型モデル。

 本体は2スロット占有で、電源コネクタは8ピン×1。映像出力ポートはDisplayPort 2.1b×2、DisplayPort 1.4a×1、HDMI 2.1b×1を備える。小型ゲーミングPCの構築はもちろん、増設スペースの限られたコンパクトなビジネス向けPCのGPU強化にも好適な1枚になりそうだ。

GeForce RTX 5080 Laptop GPU搭載の新型スタンダードゲーミングPCゲームもAIもバッチリこなせる「GIGABYTE GAMING A16 PRO」

 「GIGABYTE GAMING A16 PRO」はCore 7 240HにGeForce RTX 5080 Laptop GPUを搭載したスタンダードなデザインのゲーミングノート。16インチでWQXGA(2,560×1,600)/165Hzの液晶パネルを搭載し、180℃開閉も可能。

 スタンダードな「GIGABYTE」シリーズに属するモデルだが、GPUは最上位クラスのGeForce RTX 5080 Laptop GPUを搭載。ゲームはもちろん、AI処理やクリエイティブ用途など様々な用途に対応可能。仕事や学校での利用にも適しているという。

ケーブルを隠せる「PROJECT STEALTH」シリーズをアピール新型ケースや背面コネクタマザー、対応ビデオカードを展開

 配線ケーブルを見えない位置に逃がせるGIGABYTEの「PROJECT STEALTH」シリーズ。対応マザーボードは以前からラインアップされていたが、背面コネクタマザーボード対応のケースや、ケーブルを見えない位置に逃がせるビデオカードなど、対応製品が新たに発表された。

 会場ではピラーレスで背面コネクタマザーボード対応の新型ケース「C500 PANORAMIC STEALTH ICE」を使ったデモ機を用意。対応製品の背面コネクタマザーボード「X870 AORUS STEALTH ICE」や対応ビデオカードの「AORUS GeForce RTX 5090 STEALTH ICE 32G」も合わせて紹介。GIGABYTEの「PROJECT STEALTH」シリーズで統一することで、すっきりとして見た目のハイエンドゲーミングPCが組めることをアピールしていた。

Google TV搭載のスマートモニター「M27QS」本格的なゲーミングモニターとしても使える27インチモデル

 「M27QS」はGoogle TVを搭載したスマートモニターとしても利用できるゲーミングモニター。リモコンも付属しており、動画ストリーミングサービスをモニター単体で手軽に楽しむことができる。

 搭載パネルは27インチ/2K QHD/180Hz対応、5Wのステレオスピーカーを搭載。速度に関しての情報の記載はなかったがLANポートも備えている。また、HDRやAMD FreeSyncもサポートしており、スマートモニターかつゲーミングモニターとしてもしっかり使える汎用性の高いモデルになっている。