取材中に見つけた○○なもの

Windowsではない選択肢「BeOS」が登場、深夜販売も

~ 1998年12月の秋葉原 ~

メディアOSと銘打った「BeOS」

 今回は1998年12月に登場したOS「BeOS」のほか、秋葉原店頭で見つけたPCパーツを紹介します。(店名は当時のもの。すでに閉店しているショップもあります)。

IBM スケルトンハードディスク

 中身が見えるHDD。商品ではなく、IBMのバルクHDDを購入すると抽選で貰えました。ただし、スケルトンHDD自体は無保証です。

撮影協力:T-ZONEミナミ

FANATIC Turbo-PLL-01

 クロックを作り出す水晶の代わりに接続し、マザーボードのクロックを1MHz単位で変更可能にするモジュール。今では1MHz単位のクロック変更はUEFIから簡単にできますが、当時は固定か、決められた数値にしか変更できなかったため、ヘビーなオーバークロッカーに人気がありました。なお、取り付けるには半田ごてが必要です。

撮影協力:AZ'TEC

超級電脳 NEC用K6アップグレードキット

 NECのPC-9821にAMD K6やMMX Pentiumを装着するための変換アダプタ。このようなソケット変換アダプタは“ゲタ”と呼ばれていました。

撮影協力:超級電脳

ALPHA ヒートシンク

 工業用のヒートシンクや冷却器を手がけるメーカー「ALPHA」のCPU用ヒートシンクです。当時のCPUクーラーと比べると大型で価格も高めでしたが、高い冷却性能と工作精度で一定の人気を保っていました。

撮影協力:AZ'TEC

1998年12月の深夜販売「BeOS R4」

 BeOSは、Be社が開発したマルチプロセッサやマルチスレッドに対応したOS。1996年にPower Macintoshに移植されたことで注目を集め、その後PC/AT互換機に移植されています。国内で最も大きく取り上げられたのは日本語環境が整った「BeOS R4」で、国内では1998年12月19日に発売されました。

 発売当日の0時から深夜販売を実施したぷらっとホームでは、多くの人が列を作り、雑誌社やTV局が取材に訪れるなど、なかなかの盛り上がりを見せました。また、ツクモパソコン本店IIは開店時間を早めて販売を開始したほか、日立からはBeOSがプリインストールされたPCも販売されたりしました。

 その後、2000年にBeOS R5が登場しますがビジネス的には順調ではなかったようで、2001年にPalm社(当時)に知的資産を売却した後、Be社は解散しました。

ぷらっとホーム
パッケージの山
深夜販売に列ぶ人の列
BeOSがプリインストールされた日立のFLORA Prius 330J BeOS搭載モデル。Windows 98とのマルチブートに対応していました
早期販売を行ったツクモパソコン本店II
AZ'TECでも取り扱い