Socket Aマザーボードの新製品 2001年11月17日号

※このページにおける価格などは、Watch編集部が各ショップ店頭での表示を独自に調査したものです。
 この価格で販売されることを保証するものではありません。
 実際の販売価格は変動しますので、購入時に各ショップ店頭にてご確認ください。


【Socket Aマザーボードの新製品】
メーカー/製品名価格(円)ショップ備考

Socket Aマザーボード
|ASUS A7A266-E
(ALiMAGiK1(リビジョンC),ATX,Sound
 ,AGP Pro1,PCI4,PCI/CNR1,SDR DIMM3
 ,DDR DIMM2)
16,700パソコンCityパーツ館土日特価
16,799TSUKUMO eX.3F
16,799ツクモParts王国
16,800TWO-TOP秋葉原1号店3F
16,980コムサテライト2号店
17,480コムサテライト3号店1F
17,800高速電脳
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  Ultra ATA/133に標準対応しているというASUS製マザーボード。

 ノースブリッジチップはALiMAGiK1の新リビジョン「リビジョンC」で、初めて秋葉原で搭載マザーボードが販売された「リビジョンA」や、その後に出回った「リビジョンB」のパフォーマンスを改善した新タイプ。ALiの製品情報には「リビジョンBはエンジニアリングサンプル(ES品)でリビジョンCは量産品」とも書かれている。

 Ultra ATA/133対応機能は、サウスブリッジチップ「M1535D+」によるもの。このM1535D+は、昨年末のALiMAGiK1チップセット登場当初より利用されていたサウスブリッジチップだが、ALiでは9月4日付けのニュースリリースで「新しいM1535D+がUltra ATA/133をサポートしている」ことを発表している。M1535D+のマーキングは「M1535D+ A1 0135 TH07 XHA50700000B TAIWAN」。
 編集部で製品を入手してテストしてみたところ、Ultra ATA/133対応HDDを接続した場合にはBIOS表示で「UDMA 6」「ULTRA DMA Mode [6]」と表示され、きちんとUltra ATA/133として認識することが確認できた。また、ASUSのBIOS更新リストをチェックしてみると、BIOSのバージョンが1009からUltra ATA/133に対応しているとのことで、現在製品として出回っている製品もこのバージョンになっている。

 マザーボードとしての基本機能は既存モデルA7A266を継承しており、BIOS上からのFSB設定機能(100~166MHz/1MHz刻み)やコア電圧設定機能(1.750~1.850V/0.025V刻み)なども備えている。

 なお、容量137GB以上のHDDを認識する「Big Drive」技術に関しては、特に対応がうたわれていない。

□ALiMAGiK1(リビジョンCに関する説明あり)
http://www.ali.com.tw/eng/products/corelogic/alimagik_1.htm
□Ultra ATA/133対応に関するニュースリリース
http://www.ali.com.tw/eng/news/year2001/sep01a.htm

[撮影協力:コムサテライト3号店TWO-TOP秋葉原1号店]

|Iwill KA266Plus
(ALiMAGiK1(リビジョンC),ATX
 ,Sound(CMI8738-6ch),AGP1,PCI5
 ,DDR DIMM3)
11,979TSUKUMO eX.3F,SuperAudio付きは13,799円(売り切れ)
11,979ツクモParts王国
11,979ツクモパソコン本店II4F
12,380T-ZONE.本店8F
12,800サトームセン パソコン館 PC isLand
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  ALi製チップセット「ALiMAGiK1」の新リビジョン「リビジョンC」を搭載したIwill製マザーボード。

 「リビジョンC」は、初めて秋葉原で搭載マザーボードが販売された「リビジョンA」や、その後に出回った「リビジョンB」のパフォーマンスを改善した新タイプ。ALiの製品情報には「リビジョンBはエンジニアリングサンプル(ES品)でリビジョンCは量産品」とも書かれている。

 KA266Plusは、「初のALiMAGiK1搭載マザーボード」として販売されたKA266シリーズの改良モデル。チップセットがリビジョンCに変更され、チップセット上に冷却ファンが追加されたほか、オンボードのサウンド機能が4.1ch出力対応から6ch出力対応に改良されている。

 搭載しているサウスブリッジチップはM1535D+で、今週発売されたASUS製のリビジョンC版ALiMAGiK1搭載マザーボード「A7A266-E」と同じ型番のもの。ただし、「Ultra ATA/133対応」をうたうA7A266-Eと異なり、Ultra ATA/133への対応はうたわれておらず、ショップでも「Ultra ATA/100対応としか聞いていない」(TSUKUMO eX.)という。M1535D+のマーキングは「M1535D+ A1 0129 TH07 XHA42300000B TAIWAN」。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]

|ASUS A7A133(Ultra ATA/133対応版)
(ALiMAGiK 1,ATX,Sound(CMI8738-6ch)
 ,AGP Pro1,PCI4,PCI/CNR1,DIMM3
 ,Ultra ATA/133)
9,980コムサテライト2号店
10,499TSUKUMO eX.3F
10,499ツクモParts王国
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  ALiMAGiK1チップセットを搭載したSDR DIMM専用のASUS製マザーボード A7A133の「Ultra ATA/133対応版」。
 パッケージとマニュアルに新たに「ATA133 Ready」のシールが貼られているのが特徴。

 そのほかの仕様は2週間前に「Ultra ATA/133非対応」として発売されたA7A133とほぼ同じで、基板のリビジョンも「1.00」で変わらず、マニュアル内の記述も「Ultra DMA/100/66対応」となっている。

 確認できた、「Ultra ATA/133対応」のサウスブリッジチップの型番は「M1535+ A1 0135 TH07 XHA50900000B TAIWAN」で、「Ultra ATA/133非対応」として発売されたA7A133のサウスブリッジチップの型番は「M1535D+ A1 0129 TH05 XHA42400000B TAIWAN」。

□関連記事
【11月3日】A7A133(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011103/ni_i_m4.html#a7a133

[撮影協力:ツクモParts王国コムサテライト2号店TSUKUMO eX.]

|Future Power FP-VAKT266A
(Apollo KT266A,ATX,Sound,AGP1,PCI4
 ,PCI/CNR1,DDR DIMM3)
10,999WonderCity秋葉原店
11,480クレバリー1号店
11,800BLESS 秋葉原本店
11,800RockValley
11,980コムサテライト3号店1F
13,800高速電脳
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  Apollo KT266Aチップセットを搭載したFuture Power製の格安マザーボード。

 基板デザインやカラーリングはJetwayのApollo KT266チップセット搭載製品 866AS-Rと良く似ており、豊富なマニア向け設定機能を搭載しているのも共通の特徴。

 基板のカラーリングは「基板色が青色、AGPスロットが水色、PCIスロットとDIMMスロットが紫色」で、搭載しているマニア向け設定変更機能は、FSB(100~166MHz、1MHz単位)、AGP電圧(1.5V/1.6V/1.7Vまたは3.11V~3.58V)、メモリ電圧(2.5V/2.6V/2.7V)、システム用の3.3V電圧(3.199V~3.633V)、CPU倍率(5倍~12.5倍)など。CPU倍率以外はBIOS上から変更できる。コア電圧もBIOS上から変更でき、設定範囲については「+16.25V~+1.850V」(マニュアル)とされている。

 このほか、BIOS上からHDDをバックアップできる「Recovery Genius」を搭載しているという特徴もある。

□関連記事
【10月13日】866AS-R(今週見つけた新製品)
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011013/newitem.html#j866asr
【9月22日】「CRUSH」マークつきマザー発売、HDDバックアップ機能をBIOSに内蔵
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20010922/etc_crush.html

[撮影協力:RockValley]

|Microstar K7N420 Pro(バルク)
(nFrce420D,ATX,VGA,Sound
 ,10/100Base-TX LAN,AGP1,PCI4,PCI/CNR1
 ,DDR DIMM3,バルク)
21,500OVERTOP1F
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  NVIDIA初のチップセット製品であるnForceを搭載したMicrostar製Socket Aマザーボード。nForce搭載マザーボードが店頭販売されるのはこれが初。

 nForceは従来のNorthBridgeにあたるIGPと、同じくSouthBridgeにあたるMCPの2チップで構成されるビデオ機能統合型チップセット。主な特徴は、ICPの内蔵ビデオコアが「GeForce2 MX相当」というハードウェアT&L対応の強力なものである点や、2枚以上のDDR SDRAM DIMMを併用することで、64bit×2チャネル=128bit幅の高速なメモリバス(4.2GB/s)を実現できるというTwinBank Memory Architectureを採用している点、CPUのメモリアクセスを先読みすることでCPUの速度低下を抑えるDASP技術を搭載している点など。MCPには5.1チャネル出力対応のサウンド機能やLANインターフェイス(物理層のみ)、Ultra ATA/100対応IDEインターフェイス、USB 1.1コントローラなどが内蔵されている。
 ビデオメモリに割り当てできるメモリ容量は今回の製品で確認した限りでは8MB/16MB/32MB(BIOS上で設定)で、外部AGPスロットにも対応している。IGP-MCP間はAMDのHyperTransportで接続される(帯域は800MB/s)。
 なお、IGPとMCPはそれぞれ複数のバリエーションチップを指す総称で、ICPの製品タイプとしてはフル機能のIGP-128と、メモリ帯域が2.1GB/sに制限されるIGP-64の2種類が、MCPの製品タイプとしてはフル機能のMCP-Dと5.1チャネル出力に対応しないMCPの2種類がある。

 今回登場したK7N420 Proは、ハイエンドのnForce 420Dを搭載した製品で、拡張スロットはAGP×1、PCI×4、PCI/CNR×1、DDR DIMM×3。オンボードデバイスとしては、チップセットの機能を使ったVGA、サウンド、10/100Base-TX LANインターフェイスを搭載している。

 ただし、サウンド機能については、基板上にS/PDIF出力用コネクタを備えている(同軸デジタル端子として使用できるブラケットが付属)ものの、5.1チャネルサウンド出力に関する記述がマニュアルになく、実際に5.1チャネル出力が利用できるかどうかは不明。

 また、DDR SDRAM DIMMの組み合わせ(容量やメモリチップ両面/片面搭載の別)によって使用できるDIMMスロットの組み合わせ/本数に制限があり、マニュアルの付録ページには組み合わせ例の一覧表が記載されているので要注意。

 マニュアルに掲載されているマニア向け設定機能は、CPU電圧変更機能(-0.05V~+0.10V、6段階)やMACアドレス変更機能(任意のアドレスを入力可能)など。CPUの倍率変更機能に関しては明記が無く、FSBの調整機能に関しては標準的な規定値のみが設定できるとされている。

 今回発売されているのは並行輸入のバルク品だが、複数ショップによれば来週には国内向けの正式リテールパッケージ品が発売になる予定とされている。また、DOS/Vパラダイス秋葉原本店ではmicroATXフォームファクタのMicrostar MS-6367を「近日入荷予定」として店内に展示中。

□nForce(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=nforce
□関連記事
【10月27日】nForceチップセット搭載マザーボードの発売時期は11月、価格は2万円台
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20011027/etc.html#nforce

[撮影協力:OVERTOP]


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