USB 2.0に対応した初めてのUSBメモリがIBMからデビュー、128MB
USB接続の小型フラッシュメモリは、コンパクトで携帯性に優れるとして人気を博しているが、一方で従来製品はUSB 1.1対応のためデータ転送に時間がかかるという不満もあった。特に最近はデータもメモリも大容量化が進み、その転送速度の遅さがより目立つ格好となっていただけに、高速なUSB 2.0インターフェイスに対応した「128 MB USB 2.0 Memory Key」はまさに待望の製品といえるだろう。実際にこの製品を販売し始めたPS/PLAZA WAKAMATSUでは、予想以上の「バカ売れ」だという。
「128 MB USB 2.0 Memory Key」をUSB 2.0インターフェイスで接続した場合の実効転送速度は、リード時が1.5MB/s、ライト時が700KB/sというもので、従来製品の500KB/s/250KB/sに比べて3倍程度の速度アップを実現している。もちろん従来のUSB 1.1インターフェイスにも対応しているので、異なるマシン間でデータのやりとりを行なうといった用途にも問題なく利用可能だ。
また、OSがWindows XP/Me/2000の場合ならドライバのインストールが不要(Windows 98は付属ドライバによりサポート)なのと、ブートドライブとして使用できる点なども従来どおりだ。
コンパクトさやドライバ不要といった、USBフラッシュメモリ特有の使い勝手のよさをそのままに、USB 2.0インターフェイスへの対応によってパワーアップを果たした「128 MB USB 2.0 Memory Key」は、従来製品のユーザーはもちろん転送速度がネックで導入をためらっていた人にもオススメの製品といえるだろう。今後はさらなる大容量版の製品の登場も期待したいところだ。
□128 MB USB 2.0 Memory Key(IBM)
http://www-6.ibm.com/jp/pc/option/obi/nob11/22p8998/22p8998a.html
http://www.pc.ibm.com/qtechinfo/MIGR-42868.html
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(IBM USB 2.0 Memory Key) |
[撮影協力:PS/PLAZA WAKAMATSU]
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