【 2005年4月16日号 】
メモリ価格下げ止まらず、PC3200 1GBの1万円割れ続出
メモリ価格メモリ価格
 先週の段階で底打ちの動きを見せていたメモリ価格が再び下落。主要製品のPC3200 1GB(CL3)は1万円割れ続出、最安値は9,400円を割込み、また史上最安値を更新した。さらにDDR2 SDRAM DIMMも一部製品が大幅安の展開となった(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。

 PC3200 1GB(CL3)の最安値は先週比1,420円安(-13.1%)の9,380円。最安値上位5傑のショップは全て1万円割れで、先週の限定特価で即完売で終了したのが唯一の1万円割れという状況からさらに一段進んだ格好だ。平均値も先週比2,560円安(-14.6%)と大きく下げており、底打ちどころか値下がりがさらに加速したかのような印象だ。

 DDR2 SDRAM DIMMも一部製品が大きく下げ、PC2 5300 512MBの最安値が先週比4,694円安(-25.6%)、PC2 3200 1GB ECC Registeredが同4,200円安(-13.0%)、PC3200 1GB(CL3) ECC Registeredが同2,100円安(-10.1%)となっている。

 一旦反転を始めたかのように見えたメモリチップのスポット価格も、その後また小幅安となっており、店頭価格が値上がりする可能性の要素としては最近の円安傾向だけというのが現状だ。ただし、メモリチップのスポット価格はPC3200などDDR SDRAMは底値圏にあると見られ、変動幅も縮小しているので、円安の進行と合わせて考慮すれば、このあたりがDDR SDRAMメモリモジュール店頭価格の底値圏であることは確かなようだ。一方、PC2 4300などのDDR2 SDRAMの方はスポット価格がまだ大きく下げており、もともとの単価の高さから下げ余地もあって、このあとも下落傾向は続くと見られる。

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 (メモリ)

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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