Mt.JadeはIntelが自社の資料中で言及している小型PC用フォームファクタ。CPUクーラーにぴったりフィットするダクトパーツが特徴で、外部からはCPUクーラーのファンで吸気、排気は電源ファンで行われる。6月にはCore 2 Duo向けの小型ケースIn Win「IW-BK623/300(R)」が発売されていたが、AMD系CPUで利用できるという製品はこれが初めて。

　この「AMD系CPU対応」は、CPUクーラー用のパネルを「AMD CPU」用とされるパネルに交換することで行うもの。対応CPU/CPUクーラーの詳細などは告知されていないが、形状などからリテールパッケージ付属クーラーのものと推定される。このパネルのダクト形状は角形。

　本体サイズは高さ360×幅160×奥行き410mm（縦置き時）で、縦置き/横置きの双方に対応しているのも特徴。ドライブベイ数は5インチ×1、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×1。ファンは非搭載で、前面に80mmファンを1基装着できる。電源は別売で、ATXタイプを搭載できる。

　本体カラーはシルバー、ブラック、グレーの3種類で、グレーは同社製品としては初登場。このグレーはガンメタリックに近いもの。

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【2007年6月2日】microATXベースの「Mt.Jade」対応小型PCケースが発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20070602/etc_mtjade.html

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]

　フロントパネルのシンプルなデザインと、四角く窪んだ部分がデザイン面での特徴。この窪んだ部分は5インチベイの一部で、この下側に光学ドライブを垂直にして装着するというユニークな構造になっている。ドライブを装着した状態でトレイを開くと、この窪んだ部分からトレイの表面が垂直に顔を出す、という仕組みだ。まるでトースターのよう。トレイの開閉は本体の左側面にあるボタンで行なえる。

　また、5インチベイの上側に、トレイを照らす青色LEDを装備するのもルックス面の特徴。ドライブベイはこの5インチ1基と、3.5インチシャドウ2基のみとなっている。

　なお、光学ドライブは垂直に設置することになるが、「メディアを固定するツメがトレイに付いているドライブならメディアが落下したりする問題はない」とのこと。また、この光学ドライブベイはわずかに奥側に傾いた構造になっており、トレイからのメディア脱落を防いでいるほか、トレイに貼り付けてメディアの落下を防止する「ディスク固定テープ」も付属している。 主なスペックは、本体サイズが幅180×高さ430×奥行き363mm。電源容量が400W。ケースファンは背面に120mmサイズを1基搭載しており、このほかサイドパネルとケース内部に80mmサイズを各1基搭載できる。

[撮影協力:ツクモパソコン本店とBLESS 秋葉原本店とフリージアサポート200% SHOP]

　36cmファンはブルーLED付きで、サイドパネルにはこのほかに36cmファン用のファンコントローラとON/OFF制御スイッチが用意されている。本体カラーはブラックで電源は別売り。

　25cm以上の大型ファンを搭載したケースはフルタワーサイズが多く、ミドルタワーサイズは非常に珍しい。

[撮影協力:ツクモパソコン本店とフリージアサポート200% SHOPとツクモケース王国とクレバリー1号店]

　LEDはパワーランプが青色LED×2個、HDDアクセスランプが赤色LED×1個で構成されており、反射を使ってそれぞれ複数のLEDがあるような演出になっている。

　ケースカラーはホワイトとブラックの2タイプ。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]

　対応フォームファクタはmicroATXだが、拡張スロットのブラケットが1つもなく、拡張カードを利用できないので要注意。用意されているドライブベイは5インチ×1と3.5インチHDD×1。

　カラーはシルバーとブラック。

[撮影協力:フリージアサポート200% SHOP]

[撮影協力:ツクモケース王国]