【 2011年8月9日 】
無駄な節電努力にNO、節電効果は目で見よう!
アキバで買える電力計4機種を比べてみた
                Text by 橋本 新義

  
電力チェック
をしよう!!
      
 

 いよいよ8月に入り、暑さも本番となった。この時期話題になるのが、夏の冷房などで急増する電力需要の話題。とくに今年、2011年は発電能力低下に起因する「電力危機」などで、注目度は例年の数倍と言っても過言ではない。

 そうした状況で注目されるのが、各種の節電対策テクニックやグッズなど……なのだが、ひとつ重要な点を忘れてはないだろうか。それは、省電力効果をチェックすることだ。

 最近のモバイルノートPCや家電機器などでは、実は標準設定が一番節電になる……という例もあるし、ユーザーが考える節電設定をしてもあまり効果がなく、速度に対して使い勝手でのデメリットが大きい……ということもある。

 そうした不幸な“節電したつもり”を防げるツールが「電力計」。弊誌ベンチマークテストなどでも度々使われているが、簡易的な製品ならば、3,000円以下でも購入できる。

 そこで今回は、秋葉原のショップ店頭で販売されている代表的な電力計4機種を選び、IntelのCore i5-2500Kを中心とした自作PCの消費電力を、電源オフ時・スリープ時・アイドル時・高負荷時の4種類で実際に測定。電力測定の精度や使い勝手を比較してみた。

 なお、高負荷時は、負荷テストソフト「OCCT Perestroika v3.1.0」のPOWER SUPPLYテスト(CPUとGPUに同時に負荷を掛けて、ほぼ最大消費電力を消費させて安定性をテストするもの)を実行した状態で測定している。


【測定環境】
CPU:Intel Core i5-2500K(3.33GHz動作、8MBキャッシュ)
マザーボード:BIOSTAR TH67XE(Intel H67)
メモリ:Corsair CMX4GX3M2A1600C9(PC3-12800 DDR3 SDRAM 2GB×2)
ビデオカード:CPU内蔵
システムSSD:Hana Micron Forte K2 HMSM064G-20(Indilinx Barefoot、64GB)
電源ユニット:サイズ ENERGIA-800P(80PLUS GOLD認定、800W)
OS:Windows 7 Ultimate SP1 (64bit版)

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□節電特集
http://www.watch.impress.co.jp/energy-saving1106/