さて、ここまで、代表的な電力計4機種を紹介したが、製品の仕様の違いに驚かれた読者もおられることだろう。「電源に関するいろいろなデータを測る」というのは、想像以上に奥の深い世界でもあるのだ。

　4機種の中で個人がPC用に使うには、価格と入手性からカスタム製「エコキーパー」がオススメだが、もちろんこれは用途によって変わってくる。

　またなんといっても、PCに限らずさまざまな電気製品の節電設定などを実際の電力を見ながら詰められるというのは、非常に楽しく、正直これだけでハマる魅力がある。そして実用面でも、冒頭で紹介したように電力計があるのとないのとでは雲泥の差があるのだ。

　つまり、節電における電力計のメリットは非常に大きいものなのである。今回の記事で興味を持った方は、ぜひ製品を購入して、いろいろな機器の電力を測る楽しさを体験してほしい。

　なお、インプレスグループでは、「省電力」をテーマにした自作PCのコンテスト、「Windows 7杯 自作PCの祭典2011 真夏の省電力スペシャル」（主催:DOS/V POWER REPORT/協力：弊誌）のエントリーを15日（月）まで受付中。

　「究極省電力」や「高性能＆省電力」など6つの部門賞やグランプリ、メーカー協賛賞も多数用意している。興味のある向きは参加を検討してみてほしい。エントリー用の電力計としては、今回紹介したうちのカスタム EC-03やサンワサプライ TAP-TST5など4台が指定されている。

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【2011年7月16日】最新パーツはどこまで省エネ?　節電対策をPC更新で考える
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110716/sp_lowpower.html