【 2011年11月11日 】 | |
SAMSUNG初の6Gbps SSD登場、3コアの独自コントローラ搭載 リード520MB/s、ライト400MB/s |
Samsungから同社初の6Gbps SATA対応SSD「830」シリーズが発売された。
販売されているのは64GB、128GB、256GBの3モデルで、実売価格はそれぞれ11,800円、20,800円、37,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
256GBモデルではライト速度400MB/sがうたわれている。
●3コアの独自コントローラを搭載、ライト速度は160〜400MB/s
830シリーズは、ARM9ベースでトリプルコアの同社製コントローラ「MCX」や、同社製NANDフラッシュ、DDR2メモリによる256MBのキャッシュを搭載した2.5インチSATA SSD。同社製SSDは2007年から店頭販売されており、SSDメーカーとしては先発グループに入るが、6Gbps対応製品を発売するのは意外にもこれが初めてだ。
オリオスペックによるベンチマーク結果
付属の3.5インチベイマウンタ
SAMSUNGロゴが入っているなお、搭載コントローラについてSAMSUNGでは「一般的なSSDはデュアルコアのコントローラを採用しているが、独自に3コアコントローラを開発、マルチタスク時のなどの性能を向上させた」と説明している。
SSD 830シリーズの容量ラインナップは64GB、128GB、256GB、512GBの4種類。公称のシーケンシャルアクセス性能は、リード速度が全モデルで520MB/s、ライト速度が64GBモデルで160MB/s、128GBモデルで320MB/s、256GB/512GBモデルで400MB/s。上位モデルのライト速度は、最近の製品の中でも比較的高い部類だ。
なお、オリオスペックが256GBモデルのベンチマークテストを行なったところ、リード速度は509.3MB/s、ライト速度は401.9MB/sだったという。
公称のランダムアクセス性能は、64GBモデルがリード75,000IOPS、ライト16,000IOPS、128GBモデルがリード80,000IOPS、ライト30,000IOPS、256GB/512GBモデルがリード80,000IOPS、ライト36,000IOPS。
本体サイズは100×69.85×7mmと、一般的な9.5mm厚タイプより薄型の7mmタイプとなっている。
付属品は3.5インチベイ用マウンタ、SATAケーブル、電源ケーブルなど。なお、今回販売されている128GBモデルと256GBモデルには、ゲームソフト「Batman: Arkham City」のダウンロード権も付属している。また、オリオスペックでは「512GBモデルや、9.5mm厚のスペーサーなどが付属するノートPC向けモデルも入荷予定がある」とのこと
□128GB/256GB/512GBモデルの製品情報
http://www.samsung.com/us/computer/memory-storage/MZ-7PC128D/AM
http://www.samsung.com/us/computer/memory-storage/MZ-7PC256D/AM
http://www.samsung.com/us/computer/memory-storage/MZ-7PC512D/AM□関連記事
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