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速いだけじゃ無い! Synologyの「RT2600ac」で分かる、ハイエンドルーターを買う理由

~レンタルのホームゲートウェイとどう違う? 初心者がやっておきたい設定を徹底解説~ text by 清水理史

手元のスマートフォンでカンタン設定

 そんなに多機能だと使いこなすのが大変そう……。そう思うかもしれないが、実はRT2600acは初期セットアップや各種機能の設定も簡単だ。主にスマートフォンを使ってアクセスするという場合でも、次のようにスマートフォンから簡単に設定できる。

[STEP1] スマートフォンの無線LAN機能を使って初期設定用のSSID(SynologyRouter/synology)に接続
[STEP2] スマートフォンのブラウザーが起動し、初期設定用のウィザードページが自動的に表示される
[STEP3] 管理者アカウントを設定
[STEP4] 無線LANで接続するためのSSIDとパスワードを設定。2.4GHz帯と5GHz帯で共通のSSIDを設定することで、最適な周波数帯で自動接続するスマートコネクトに対応
[STEP5] 動作モードを選択。ルーターとして利用するか、アクセスポイントとして利用するかを選択できる
[STEP6] インターネット接続のタイプを選択。PPPoEや自動IPなど、タイプに応じて選択する

 その後、再起動などが必要になるが、基本的にはこの6ステップで初期セットアップは完了する。

 実は、この設定画面はPCでアクセスした場合も同じになっており、初期設定のデバイスがPCだろうが、スマートフォンだろうが同じUIで設定できるようになっている。設定内容もシンプルでわかりやすいが、こうした細かな配慮は、ソフトウェア開発力に定評があるSynologyらしい一面と言えるだろう。

 なお、スマートフォン向けには「DS router」というアプリも提供されており、こちらのアプリを利用すると、ルーターの接続状況の確認や再起動、ゲストネットワークのオン・オフなどが簡単にできる。

 ハイエンドルーターと言っても、実は初心者でも決してハードルは高くないのだ。

PCからアクセスした場合もほぼ同じ手順で設定可能
設定後の管理はDS routerアプリを利用する