【 2011年11月8日号 】 | |
現行最速クラスのRAIDカード「LSI MegaRAID SAS 9265-8i」を試す SSD×4台RAID 0は他の追随を許さぬ速さ Text by 久保 勇 |
- SSD×4台RAID 0の
圧倒的な速度 SSD×4台RAID 0は圧倒的な速さ、実測1,683MB/s
下のベンチマークは9265-8iと9260-8iの速度だが、9265-8iは9260-8iを大きく凌駕する。キャッシュの速度、実ストレージの速度ともに前モデルの9260-8iよりもかなり高速だ。
特に9265-8iのシーケンシャルリードは、ストレージの速度が1,683MB/sと素晴らしい性能を発揮している。これは9260-8iのキャッシュ速度とほぼ同等。・LSI MegaRAID SAS 9265-8i
CrystalDiskMark(100MB)
CrystalDiskMark(4,000MB)
Atto Disk Benchmark・LSI MegaRAID SAS 9260-8i
CrystalDiskMark(100MB)
CrystalDiskMark(4,000MB)
AttoDiskBenchmark9265-8iは「第2世代6Gb/s MegaRAIDコントローラ搭載モデル」(メーカー)とされているが、うたい文句通り、前モデルの9260-8iとは一線を画す性能を持っているようだ。
ちなみに、現行チップセットのRAID機能を使用したSSD×4台RAID 0の速度は1GB/s前後。RAIDカードは高価なためコストがかかるが、チップセットのRAID機能では到達できない速度を出せる点は大きな魅力だ。
CrystalDiskMarkの計測サイズが違うため直接比較はできないが、以前に計測したIntel Z68とAMD 890GX+SB850のSSD×4台RAID 0時の速度を紹介する。使用しているSSDは、同じくCrucial m4 128GB×4台。
Intel Z68
(MSI Z68MA-ED55)
CrystalDiskMark(1,000MB)
※3Gbps×4ポート
AMD 890GX+SB850
(MSI 890GXM-G65)
CrystalDiskMark(1,000MB)
Intel Z68は6Gbpsポートが2ポートのみという制約があり、AMD 890GX+SB850はチップセットの帯域的な制約がある。どちらもSSD×4台時の速度は1GB/s前後が限界値となっている。
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http://www.lsi.com/products/storagecomponents/Pages/MegaRAIDSAS9265-8i.aspx
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