パワレポ連動企画

Intel CPU搭載マシンで探る「PCゲーム性能」と「クリエイティブワーク適正」

4Kゲーミングや高度な写真現像が快適な環境は?話題のバトロワ系ゲームにお手軽価格でチャレンジできる?

【ミドルレンジゲーミング環境】
予算10万円+αの本格ゲームPCならCore i5-9400F&ミドルレンジGPU!!

【パーツ構成例】
カテゴリー製品名
CPUIntel Core i5-9400F(2.9GHz)
マザーボードASUSTeK ROG STRIX H370-F GAMING(Intel H370)
メモリPC4-21300 DDR4 SDRAM 8GB×2
ビデオカードASUSTeK TUF-GTX1660-O6G-GAMING(NVIDIA GeForce GTX 1660)
SSDIntel SSD 660p SSDPEKNW512G8X1[M.2(PCI Express 3.0 x4、512GB)]
PCケースFractal Design Meshify C White Tempered Glass(ATX)
電源ユニットCorsair CX Series CX550M(550W、ATX、80PLUS Bronze)
CPUクーラーサイズ 虎徹MarkII(サイドフロー、12cm角)
価格の目安12万円前後
【基礎ベンチ】
3DMarkスコア
Fire Strike11,766
Fire Strike Ultra2,830
Time Spy5,407
Time Spy Extreme2,443
Port Royal1,402
この作例では、6コア/6スレッドで手頃な価格が魅力のCore i5-9400Fを選択。ゲーミングPCにはビデオカードが必須なので、内蔵GPUを持たない「F」型番が好適だ
GPUはTuring世代の最新ミドルレンジであるGeForce GTX 1660を選択。ゲーム中でも圧倒的に静かなASUSTeK製のカードを選択した

 ゲームがフルHD~WQHD解像度で快適に遊べて、かつトータルの予算は抑えめにしたい。とはいえ、予算を削り過ぎるとパフォーマンスの限界が低過ぎてマシンの賞味期限が短くなる。よってCPUやビデオカードといった性能のカギを握るパーツは、ミドルレンジの製品から選抜するのがベストだ。

 そこでCPUは、物理6コア、かつ価格が手頃でゲームのパフォーマンスが出しやすいCore i5-9400Fを選択。組み合わせるマザーボードの拡張性も含めて総合力が高い点もポイントだ。また、GeForce GTX 1660に搭載されているビデオエンコード機能「NVENC」の最新版を利用すれば、ゲームの録画&配信用途にも対応可能だ。

 人気のバトルロイヤル系ゲーム「Apex Legends」ならフルHDで110fps程度、WQHDでも60fpsキープ可能。レインボーシックス シージやWorld War ZもフルHD、WQHDで快適に遊べる。これだけのパフォーマンスなら、高リフレッシュレートのゲーミング液晶と組み合わせるのにも十分と言えるだろう。

Apex Legends(最高画質、単位:fps)
フルHDなら平均フレームレートは約110fpsに。影やテクスチャ系の設定を見直せば平均140fps近くまで伸びるだろう
レインボーシックス シージ(画質“最高”、単位:fps)
レンダースケールは100%。フルHD時のフレームレートは最大140fpsを上回る。このレベルであれば144Hzの高リフレッシュレート液晶と組み合わせてもよさそう
World War Z(Vulkan、画質“Ultra”、単位:fps)
ミドルレンジGPUなので今時のゲームが快適に動くのはWQHDまで
どうせPCでFPSを楽しむならフレームレートを上げてなめらかな表示を楽しみたい。GeForce GTX 1660ならFreeSync Compatible対応液晶を組み合わせてテアリングのない画面で楽しめるだけの性能を発揮する
(C)2019 Electronic Arts Inc.

【検証環境】

OS: Windows 10 Pro 64bit版
Apex Legends: トレーニングモードで一定のコースを移動する際のフレームレートをOCATで計測
レインボーシックス シージ: 内蔵ベンチマークで計測したフレームレートの「全般」の値
World War Z: APIはVulkanを使用し内蔵ベンチマークで計測