UIを一新、EZ Connectで外部からの接続が簡単になった「ADM 3.0」
ADM 3.0のログイン画面。ログイン画面の中央のアイコンや色なども自由にカスタマイズできる ADM 3.0ではアイコンの配列を「7×4」「6×3」「5×3」に変更できる ADMは、ASUSTOR Data Masterの略で、ASUSTOR独自のNAS用OSである。ブースでは、近日中にリリース予定の最新バージョン「ADM 3.0」の新機能がアピールされていた。
ADM 3.0では、ログイン画面やデスクトップ画面などのUIが一新され、より見た目も美しく、使いやすく進化している。アイコンの配列の数なども自由に変更でき、ログイン画面もカスタマイズできるようになった。さらに、EZ Connectと呼ばれる新機能により、マルチルーター環境でも外部から簡単にNASにアクセスできるようになったという。また、今回発表された新機種「AS6302T」と「AS6404T」(詳しくは後述)と組み合わせることで、WAN経由でウェイクアップを行なう「Wake On WAN」もサポートした。
さらに、離れた場所にあるNASもローカルのドライブと同じようにマッピングする機能も実現している。
ログインページのカスタマイズ画面。画像や背景を自由に選択できる EZ Connectの構成ウィザード。インターネットパススルーにも対応 スマートフォンからNASを探せる「Find Me」機能 スマートフォンからNASをスリープ状態にすることも可能、スリープ状態ではNASの電源LEDがオレンジ色に光る スマートフォンから、NASをウェイクアップさせることができる 離れた場所にあるNASをローカルのドライブと同じようにマッピングできる 【ADM 3.0についてどう思いますか?】
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「Surveillance Center 2.7」で360度魚眼カメラに対応
Surveillance Center 2.7では、360度魚眼カメラの映像を3つのアングルからの長方形の映像として切り出すことができる ASUSTORのNASは、高機能な監視カメラソリューション「Surveillance Center」を利用できることも魅力だ。
ブースでは、最新のSurveillance Center 2.7のβ版のデモが行なわれていた。Surveillance Center 2.7では、360度魚眼カメラのサポートが強化され、魚眼カメラからの映像を3つの異なったアングルからの長方形の映像として切り出すことが可能になった。1台のNASで最大64台までの監視カメラを制御可能、4台までの監視カメラならライセンス無料で利用できるのも嬉しい。また、中央監視ソフトウェア 「CMS Lite」を使用することで、異なる場所に設置されたものも含め最大32台のNVR(ネットワークビデオレコーダー/ASUSTORの場合はNAS本体をNVRとして利用可能)と128台のIPカメラを一括管理可能だ。
このほか、記録した過去の映像の一部をウォーターマーク付きで簡単にエクスポートすることもできる。
1台のNASで、最大64台の監視カメラを制御可能、中央監視ソフトからは最大128台のカメラを管理できる 記録した映像の一部をウォーターマーク付きでエクスポートすることができる 【Surveillance Center 2.7をどう思いますか?】
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マルチメディア機能もさらに強化、4k/60Hzでの動画再生やApple TV用アプリも提供予定
マルチメディアアプリの新バージョン「LooksGood 2.0」は、UIが一新され、コンテンツを探しやすくなった ブースでは、マルチメディア機能のデモも行なわれていた。マルチメディアアプリの新バージョン「LooksGood 2.0」では、UIが一新され、コンテンツを探しやすくなった。
再生中の映像をネットワーク経由で別の部屋のテレビなどにキャストする機能も追加され、ノートPCで見ていた動画の続きを居間のテレビで見るといった使い方ができるようになった。さらに、後述するHDMI 2.0対応の新モデルを使えば、4k/60Hzでの再生も可能だ。
また、Apple TV用のアプリも現在開発中とのことである。
再生中の映像をネットワーク経由で別の部屋のテレビなどにキャストすることができる 居間のテレビでLooksGood 2.0からキャストされた映像を再生中 4k映像をリフレッシュレート60Hzで再生することができる、CPU使用率は30%前後だった Apple TV用のアプリ「LooksGood」も開発中とのことだ 【LooksGood 2.0をどう思いますか?】
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コンシューマー向けNASでは、4k/60Hz出力が可能なHDMI 2.0対応の2モデルをアピール
コンシューマー向けNASの新モデル。左が2ベイの「AS6302T」、右が4ベイの「AS6404T」 コンシューマー向けNASの新製品としては、発売されたばかりの2ベイの「AS6302T」と4ベイの「AS6404T」の2モデルが展示されていた。
どちらもHDMI 2.0端子を備えており(従来はHDMI 1.4a)、4k解像度で60Hz出力が可能なことが特徴だ。新たにWAN経由で復帰などが可能なWake On WANにも対応した。AS6302TはデュアルコアCeleron(2.0GHz)と2GBメモリを、AS6404TはクアッドコアCeleron(1.5GHz)と8GBメモリを搭載する。
また、ASUSTOR初の拡張ユニット「AS6004U」も展示されていた。USB 3.0経由でASUSTORのNASと接続して利用するためのもので、ベイを4つ拡張することが可能だ。こちらも発売は6月中の予定であり、価格は約6万円とのことだ。
AS6404T(左)とAS6302T(右)の背面。共通の仕様として、HDMI 2.0やUSB 3.0、1Gbps LAN×2などが用意されている 拡張ユニット「AS6004U」。USB 3.0経由でNASと接続し、ベイを4つ拡張することができ AS6004Uの背面。端子はUSB 3.0 Type-Bのみで、ケーブルが抜けないようにストッパーが用意されている 2ベイNAS「AS6302T」にAS6004Uを接続したところ。ADM 3.0からはこのように認識されている 【AS6302T/AS6404Tをどう思いますか?】
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エンタープライズ向けのNASではCore i5搭載モデルが追加
エンタープライズ向けNASの新モデル。左が4ベイの「AS7004T-i5」、右が10ベイの「AS7010T-i5」。CPUとメモリが強化された また、エンタープライズ向けNASの新モデルも2機種展示されていた。
4ベイのエンタープライズ向けNAS「AS7004T」は、従来はCPUとしてデュアルコアのCore i3(3.5GHz)を搭載していたが、新たにクアッドコアのCore i5(3.0GHz)を搭載した上位モデル「AS7004T-i5」が登場。標準搭載メモリも、2GBから8GBに強化された。同様に、10ベイのエンタープライズ向けNAS「AS7010T」も、従来のCore i3(3.5GHz)モデルに加えて、Core i5(3.0GHz)モデル「AS7010T-i5」が追加された。標準搭載メモリも、同様に2GBから8GBに強化された。
予価はAS7004T-i5が税込で約15万円、AS7010T-i5が税込で約26万円。日本では6月中の発売が予定されている。
左がAS7010T-i5の背面。右がAS7004T-i5の背面。AS7010T-i5には、拡張用スロットが用意されており、オプションボードを装着することで10Gbps LANに対応する AS7004T-i5の仕様。エンタープライズ向けだが、S/PDIF端子を備えているのがASUSTOR製品らしい
AS7004T-i5/AS7010T-i5に関してのご意見:
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【記事訂正】
記事初出時、NASに接続可能なIPカメラの台数と、AS7004T-i5/AS7010T-i5の予価に関して誤りがあったため、その旨訂正いたしました。関係者ならびに読者の皆さまにはお詫び申し上げます。
[制作協力:ASUSTOR]