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最強CPUの座を奪取か、AMDのハイエンドCPU「Ryzen Threadripper」が遂にデビュー

16コア/32スレッドの「1950X」は実売15万円越え、水冷クーラー推奨

CPUソケットは新型のSocket TR4が採用、チップセットは最新の「X399」

 前述の通り、CPUソケットは新型のSocket TR4が採用されており、Ryzen 7などが対応するSocket AM4との互換性は無い。実際に、今回発売されたSocket TR4マザーボードを見ると、CPUソケットがSocket AM4に比べ縦長になっているのが分かる。

CPUソケットはSocket TR4
チップセットはX399
ASUSの対応マザーボード

 対応するチップセットはX399。メモリやPCIe 3.0のインターフェイスがCPUに内蔵されるため、チップセットはストレージや外部機器などに向けたSATAやUSBなどのインターフェイスを主に担うことになる。主な搭載インターフェイスは、PCIe 2.0(8レーン)、USB 3.1 Gen2(2基)、USB 3.1 Gen1(14基)、SATA(12基)。

 なお、CPUが内蔵する64レーンのPCIeインターフェイスのうち、4レーンはチップセットとの接続に使用される。

 導入時の注意点としては、CPUクーラーが挙げられる。CPUはリテールパッケージ品だがクーラーが付属しておらず、かつTDPが180Wと高いため、十分な冷却性能を持つ製品を選ぶ必要がある。

 マザーボードは、ASUS「ROG ZENITH EXTREME」、ASRock「Fatal1ty X399 Professional Gaming」「X399 Taichi」、GIGABYTE「X399 AORUS Gaming 7」、MSI「X399 GAMING PRO CARBON AC」の計5モデルが発売されている。各モデルの詳細はリンク先の記事を参照のこと。

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