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AMDがKabiniをアピール、「SoC初のソケットタイプ」
SoCならではのマザー選択ポイントも
(2014/4/22 12:02)
AMDの普及向けAPU「Kabini」の発売記念イベント「REBORN of Athlon &Sempron」が、20日(日)に開催された。場所はUDX GALLERY TypeS。
会場では、AMDやマザーボードメーカー4社が製品をアピールしたほか、「ドラゴンクエストX」のプロデューサーである齊藤陽介氏が来場、「出先ではノートPCで、家では(スペックの高い)デスクトップPCで、といった遊び分けができる」といったPCならではの遊び方などを披露。また、ドラクエXのバンドルキャンペーンの計画があることもこの場で紹介している。
「バリュー向けSoC初のソケットシステム」
Kabiniについて、まずAMDがアピールしたのは「バリュー向けSoC初のソケットシステム」である点。
従来のSoCではアップグレードができず、パフォーマンスにも制限があったが、Socket AM1のKabiniではSoCの差し替えによるアップグレードができ、またGPUコアにGCNを採用したことを含め、「BayTrailなどの競合プラットフォームよりも性能が高い」と説明した。
また、この「ソケットシステムのSoC」である点は、各社のマザーボード設計にも影響を及ぼしており、「チップセットがマザーボード上になく、廉価なプラットフォームなので、メーカーごとの違いを出しにくい」(メーカー)とか。
各社のアピールポイントは、高品質部品の搭載による耐久性/静音性や、miniPCIeスロットの搭載などが多い傾向。変わったところでは、GIGABYTEが「Socに時計機能が内蔵されているため、普通に作るとAPUを差し替えると時間がリセットされてしまう」として時計機能(RTC IC)をマザーボード上に追加搭載しているほか、ASRockがACアダプタ対応モデルを用意している。