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AMDの好調さが目立った1年、Ryzenは初心者層にも広がる
～ ショップ店員が振り返るこの1年 その1 ～
2018年12月26日 07:05
2018年の総決算ということで、アキバのショップスタッフに今年1年で特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。
ドスパラ秋葉原本店Aさん
AMDの躍進が印象的でしたね。昨年のRyzen発売を機にAMDの人気が増えてきて、今年の第2世代Ryzen/Ryzen Threadripperの発売でさらに加速しました。以前はAMDユーザーと言えばコアな層がほとんどでしたが、最近だと新規でRyzenを選ぶ人が多くなっているんですよね。来年はさらに人気が上がっていくのか、もしくはIntelが反撃の一手を打ってくるのか、個人的に注目しています。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店Aさん
沢山あるけど、Ryzen Threadripperって売れるんだなと（笑）。AMDのハイエンドCPUって今までいろいろありましたが、うちではそんなに売れた事が無かったので。23万円くらいするCPUがこんなに売れるとは思いませんでした。怒られるかもしれませんが、想定外でした。深夜販売までしましたからね。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店Dさん
初代Ryzenが出た頃からAMDは盛り返していましたが、今年は本当の意味でAMDが息を吹き返したかなと。感覚としてはAthlonやSempronの頃を確実に超えていますね。AMDの復調が影響していると思うんですが、NVMe SSDへの移行もだいぶ進みましたね。マイニング需要が無くなったことを別にしても、今年は自作PC系のニーズが増えたんじゃないですかね。
ツクモeX.パソコン館Gさん
直近だとPayPay。ほかは1年でCPUの物理コア数が凄いスピードで増えたこととか。4コア時代はあんなに長かったのに。やはり、AMDの影響は凄いなと。Ryzenは1000番台の頃から売れていましたが、2000番台になってさらに加速した感じです。この辺は、Intel CPUの品不足の影響も大きくて、実際にCore i5で組もうとしていた方がAMD系に行くという例が増えています。とはいえ、上位のCore i7を選ぶ人もいるので、Intelの底の強さは感じます。あとは、深夜販売を例年に無いくらいやった事。皆勤賞ですが、さすがにちょっと疲れました（苦笑）。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店Cさん
今年もマザーのPOPをいっぱい作りました。なんで、こんなに出るんだというくらい沢山マザーが出ましたね。あと、私はお客さんの見積もりを受けることが結構多いんですが、今年くらいAMD構成の見積もりを書いた事は無かったですね。Ryzen ThreadripperからRyzen 3までいろいろ売りました。その一方で、デュアルXeonの問い合わせは無くなりましたね。恐らく、Ryzen ThreadripperやCore Xシリーズが発売されて、コア数がとんでもなく増えたのと、今、パフォーマンスを上げるならビデオカードのほうでしょうからね。実際、ビデオカード複数枚挿しの構成は増えていますし。
パソコンショップ アークAさん
今年はCPUの話題がトレンドだったと思いますね。IntelはCoffee Lake Refresh-Sで8コアになり、注目度は高かったですし、AMDは第2世代Ryzenで売れ行きが伸びていて、最新PCパーツを追っている人には面白い一年だったと思います。一方で、コストパフォーマンスを重視したい人はIntel CPUの品薄で困った状況になっているので少し残念でしたね。来年のCPUはどういった動きがあるのか、注目していますよ。
ツクモeX.パソコン館Eさん
直近だとPayPay。あとはGeForce RTX 20シリーズや第2世代Ryzenが発売されたとか、Ryzenのおかげで電源で8ピン＋4ピンを気をつけないといけなくなったとか。マイニングは完全に終わりましたね。問い合わせは全く無いです。ほかはキャプチャ関連ですかね。以前はPS4で使いたいというお問い合わせが多かったんですが、最近はNintendo Switch一色です。