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Ryzen Threadripperで256GBメモリ環境を構築する人やHDDの売れ筋が変わってきた話
~ アキバのショップ店員が語る2019年 その6 ~
2020年2月4日 08:05
2019年を振り返るこの企画。アキバのショップスタッフに特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。
パソコンショップ アークDさん
32GBメモリを購入する人が思いのほか多かったですね。Ryzen Threadripperで256GBメモリ環境を構築したいという人がG.SKILLやアユートの32GBメモリの複数枚セットを購入して行くことが多かったですね。登場時は、キワモノというか一部のニッチな層にしか需要がないと思っていたのですが、そんなことはありませんでしたね。
パソコンショップ アークBさん
PCI Express 4.0(Gen4)対応SSDはAMD環境向けだったので、発売前はあまり売れないかと思っていたのですが、価格がこなれてきてからは一気に売れるようになりましたね。AMDプラットフォームがかなり売れたので、それが追い風になっていますね。売れている数を見ると、Intel環境で使用している人も多いかもしれません。Intel環境ではPCI Express 3.0接続になり制約がありますが、それでも速いですしね。
オリオスペックBさん
ストレージ関連では、SSDはPCI Express 4.0(Gen4)対応モデルが登場して大きく速度が上がり、高速な環境が手軽に手に入るようになりましたね。以前であれば、5GB/sの環境を手に入れるには構築に手間がかかりましたが、今ならSSD×1枚で達成できますからね。HDDの方は16TBモデルが結構売れました。高価ではありますが、最大容量を求める層のニーズは高いようです。来年には20TB HDDが投入されることがメーカーから予告されていますが、こちらも楽しみですね。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店Aさん
HDDは売れ筋の容量が一段上がって、トレンドが今までの3TB、4TBから4TB、6TBが標準になりましたね。6TBはGB単価が安いので、その辺りが影響しているんだと思います。あとは、Ryzenですね。うちのスタッフも続々と購入しているので、そのパワーに驚いています。
パソコン工房 秋葉原BUYMORE店Aさん
M.2 SSDを普通に買う人が本当に増えました。初心者の方もM.2 SSDですし。併せて、HDDが見積もりに無いケースもとても増えました。もちろん大容量HDDは今でも売れているんですが、PC用途で買っているのかなと思うことはあります。レコーダーやNAS向けかなと。
ドスパラ秋葉原本店Aさん
2019年はストレージの値下がりを実感した一年でしたね。値下がりの影響で、最近ではSSDは500GBか1TBが、HDDは6TBか8TBが主流になっています。SSDの大容量化でHDDの動きが鈍くなるかとも思いましたが、現段階でもHDDは良く売れていますね。SSDがさらに値下がりした場合はこの状況も変わるかもしれないので、2020年の価格動向に注目していますよ。
テクノハウス東映Aさん
microSDXCカードの1TBが発売されたことですかね。あとは、フラッシュの価格がもの凄く下がったこと。年初と比べると、物によっては半額以下じゃないですかね。一時は値上がりの話もありましたが、結局消えましたし。まあ、低容量のモデルは上がったんですけど、大容量のモデルは大きく下がりましたからね。