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イオシスの宅配買取が手間もかからず楽ちんに!実際にiPhone買取を申し込んでみた
マジでこんなにお得なの!? スマホ買取の「今」 第5回 text by 日沼諭史
2020年10月12日 00:05
スマートフォンをそろそろ新しくしたいのに、先立つものがない。今使っているスマートフォンを買い取ってもらえれば足しになりそうだけれど、外出してお店まで行くのはまだちょっとはばかられる……。そんな人に、朗報だ!
自宅からオンライン手続きで古いスマートフォンなどを買い取ってもらえる、イオシスの「宅配買取」が6月にパワーアップし、手続きが簡単になって一段と利用しやすくなった。もはや自宅から一歩も出ることなくスマートフォンを現金に変えられるのだ。
ちょうど筆者も新しいiPhone SEを購入したばかりで、それまで使っていた古いiPhone 6を処分しようと思っていたタイミング。これを買い取ってもらえれば、iPhone SEのアクセサリー代くらいにはなるかも!? と考え、実際どんなふうに利用できるのか試してみることにした。
スマホ宅配買取が簡単になったイオシス、“今”の生活様式にあわせ便利に
イオシスの宅配買取は6月17日からサービスがリニューアル。
買取時に必要となる身分証などは、免許証や保険証などを撮影し画像データをオンラインで送信するだけでOK。荷物を発送するときも集荷に訪れるヤマト運輸に品物をそのまま手渡すだけでよく、発送手続きや梱包の手間も大幅に軽減されるかたちになった。
以前からイオシスの宅配買取を利用していた人にとっては、新たにユーザー登録し直す必要があるというところだけ少し面倒に思うかもしれないが、新規登録した場合に初回の買取額が1,000円アップするキャンペーンも実施されているので、登録しておいて損はないだろう。
イオシスによると、東京都の緊急事態宣言が解除されて以降、秋葉原の店舗へ買取の申込みに訪れるユーザーの数も以前の水準に戻りつつあるという。しかし、似たタイミングでリニューアルした宅配買取も同様に好調で、新型コロナウイルスの影響を受ける前と比べても、店舗買取より宅配買取の方が割合としては大きくなっているのだとか。
手間が格段に少なくなったイオシスの宅配買取は、まさに「新しい生活様式」にマッチするサービスとして浸透し始めているようだ。リニューアル直後は買取依頼が急増し、入金まで少々時間がかかってしまったとのことだが、対策や改善なども行い、6月下旬からは買取品の到着から5営業日での入金完了という通常のスケジュール感で運営しているとのことだ。
会員登録すればあとは簡単、ヤマト運輸が専用の梱包材を持ってスマホを回収とにかく楽ちんなイオシスの宅配買取
そういうわけで、このタイミングで筆者も手持ちのiPhone 6の買取を申し込んでみることにした。
まずはWebサイトにアクセスし、会員登録へ。このときに名前や連絡先、振込先口座情報を入力するほか、本人確認書類となる免許証または保険証の画像も登録することになる。イオシスによると一番ミスしやすいのがこの本人確認書類の情報と、振込先口座の情報とのこと。誤入力があるとその分買取が遅れることになるので注意しよう。
免許証などのカード表面の住所表記は必ずしも現住所と同じとは限らない。裏面に訂正後の住所が記載されていたり、引っ越したばかりだと以前の住所が記載されていることがあるので、しっかり確認したうえで、表面と裏面の両方を撮影して登録しよう。もちろん撮影はスマートフォンのカメラでOKだ。
また、振込先口座の情報もキャッシュカードや通帳をよく見て、間違いのないようにダブルチェックしておきたい。このあたりの情報に入力ミスがあると、電話確認などが必要になり、振込まで通常より時間がかかってしまうことがある。
ユーザー登録が完了したら、いよいよ買取の申込みに進む。イオシスのWebサイトで買い取ってほしい端末の名前で検索し、当てはまるモデルを選んだら、ボディカラーやストレージ容量、端末の状態などを選んでいく。概算の買取金額を確認して問題がなければ、発送方法の選択へと進もう。
ちなみに、筆者が申し込んだiPhone 6(SIMフリー/傷有りの状態)の買取金額概算は記事執筆時で最大4,500円。これに初回買取キャンペーン分の1,000円が加算されるので、最大5,500円で買い取ってもらえることになる。6年も前の機種で使用感もあり、最新のiOSにアップデートできないことも考えると、ボーナス価格と言ってもいいかもしれない。
宅配買取の発送は自分で手続きすることもできるが、標準的な方法として用意されている「ヤマト集荷サービス」を利用するのが簡単だ。
この場合、まずはヤマト運輸が用意している3種類の梱包資材のなかからいずれかを選ぶ。買い取ってもらう端末や箱の大きさ、数などを考えて選択しよう。化粧箱に入れた端末1台であれば「クッション袋(中)」を、2台以上であれば「クッション袋(大)」や「ダンボール」を選ぶのが良さそうだ。どれを選んでも発送料金や梱包資材の料金はかからない。
梱包資材を選んだら、集荷に来てもらう日付、時間帯を選択し、集荷先の住所を入力する。その日の早い時間帯であれば、当日中の集荷にも対応してくれるようだ。その後、振込先口座や各種登録情報を確認したら、申込みをボタンをクリック。あとは集荷が来るまで待つだけ。伝票の記入も不要なのでかなり簡単だ。
宅配買取に出す前に「ネットワーク利用制限」の状況をチェックしておこう実際に買取に出してから代金が振り込まれるまでは7~10日前後
順番は前後してしまうが、買取を申し込む前に、その端末の「SIMロックが解除済みであること」「割賦契約で購入した場合、完済していること」を改めて確認しておこう。
SIMロックが解除されていない場合は買取額が大きく下がることがあるし、割賦で端末を購入していて残債がある状態だと「ネットワーク利用制限」の可能性ありとみなされ、実質買取不可となってしまう。キャリアショップなどでSIMロックを解除し、端末代も完済してから買取を申し込むようにしたい。
以上についてしっかり確認したら、イオシスの宅配買取に申し込んだ後、以下の点にも注意しよう。まだ準備できていないなら集荷が来るまでにサクッとやってしまいたいところ。このあたりは店頭で買取してもらうときと同様だ。
・1 端末を確実に初期化しておく
・2 付属品をできるだけ揃える
・3 標準の付属品以外のものは買取の査定対象にならない
・4 端末本体だけを発送する場合は緩衝材などを巻いておく
発送した端末はイオシスのリファービッシュセンターに送られ、そこで改めて初期化、清掃などが行なわれる。リファービッシュセンターでは専用のデータ消去ソフトを使いFeliCaの情報も含め完全消去されるが(リファービッシュセンターの記事参照のこと)、まずは手元で完全に初期化して安心できるかたちにしておきたい。
また、充電器やイヤホンなど、スマートフォンに最初から付属している同梱品の有無は買取時の査定に影響する。できるだけ高く売るためにも付属品は揃えておきたい。
ただし、端末に標準で付属しないアクセサリー、たとえばディスプレイに貼り付けているガラスフィルムや本体ケース・バンパーなどは、どんなに状態が良かったとしてもプラス査定にはならない。イオシスのリファービッシュセンターで外観と動作をチェックする際にこれらは取り外され、処分されるだけなので、発送前にあらかじめ取り外しておこう。
端末の箱があり、少ない台数を買取に出す際はクッション封筒なので問題ないが、箱が無い本体のみで買取に出す場合や、台数が多く箱で配送する際は簡単な緩衝材を用意しておいた方がいいだろう。運搬中に中で暴れて傷が付いてしまったりすると査定額も下がるので、新聞紙など簡単で構わないので、輸送時に傷などがつきにくいよう対策しておくに越したことはない。
ヤマト運輸が集荷に来たら、(化粧箱などに入れた)端末と付属品をそのまま渡すだけ。伝票に何かを記入する必要もないので、実に楽ちんだ。
配送が済み、イオシスのリファービッシュセンターで到着の確認が取れるとメールで連絡が届く。そこから5営業日前後で正式な査定額を連絡するメールが届くので、承諾の返信をすると指定の口座に代金が振り込まれる。
今回のケースだと、配送の2日後に着荷のメールがあり、そこから7日(休日を挟んだので5営業日)で正式査定額の連絡があり、了承のメールを返信した翌日にはもう買取金額が振り込まれていた。買取完了までにかかる日数はトータルで7~10日前後を見ておけば良さそうだ。
待つだけであっさりスマホの買取完了!手間をかけたくない人、外出を避けたい人に
宅配買取では、店舗で人とやりとりすることがなく、しかも口座振り込みになるので、「売れた!」という実感は薄い。ただ待っていたらお金になって戻ってきたなあ、という感じがある。長年使い続けた筆者のiPhone 6がこれから第2の人生を歩み始めるのだろうか、なんて考えると、ちょっとセンチメンタルな気分になるような、ならないような……。とにかく、この5,500円はiPhone SEのアクセサリー代として有効に活用させていただこう! と思った。
住民票が不要になり、発送手続きも簡略化されたおかげで、初めての宅配買取でもスムーズに終えられるだろう(「ネットワーク利用制限」のアクシデントさえなければ……)。2回目以降はユーザー登録の手間がなくなるので、さらに手続きが簡便になり、もっと気軽に利用できるようになるはずだ。
イオシスの宅配買取は、店舗まで移動する際の感染が気になる人はもちろん、店舗から遠く離れた地域に住んでいて交通費がかさんでしまう人、もしくは今はまだ外出を避けたいと考えている人にとっての力強い味方だ。利用していない端末がもし手元にあるなら、店舗が近いか遠いかに関係なく、一度利用を検討してみてはいかがだろうか。
[制作協力:イオシス]