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人気ゲームを快適に遊ぶならこれを買え!『Apex Legends』編【リフレッシュレートから選ぶGPUの最適解③】

DOS/V POWER REPORT 2023年秋号の記事を丸ごと掲載!

3人チームで戦う定番バトルロイヤルFPS Apex Legends

基本3人で1チームの「トリオ」となって、最大20チーム(60人)でオンラインバトルロイヤルを繰り広げるFPS。運営開始から4年以上が経過しているが、さまざまな大会やイベントが開催されており、人気継続中だ。 © 2023 Electronic Arts Inc.

フレームレート上限は300fps

今回の設定なら、画質を下げても極端に粗くなったり、描画の省略が見られるゲームではない。この部分では、画質設定の差よりも解像度による精細度の違いが目立つ。床のミゾがフルHDでは描き切れていない © 2023 Electronic Arts Inc.

 通常は144fpsが上限だが、起動オプションに「+fps_max unlimited」を追加することで300fpsまでアップできる。画質に関しては設定の「ビデオ」に用意されており、最高画質ではすべてを最上位にしている。フレームレート優先では、描画負荷を下げつつ見やすさを損なわないことを意識。テクスチャストリーミング割り当ては「3GB」、テクスタフィルタリングは「異方性4X」、モデルディテールは「高」として画面が粗く見えるのを防ぎつつ、そのほかは最低設定または無効を選んだ。エフェクトが発生するとフレームレートが落ちる傾向にあるため、今回のテストではテルミットグレネードを連続して投げて炎の壁を作り出す動きを取り入れた。

今回は、フレームレート優先でもそこそこ画質を保持する設定なので、4KとフルHDで比べてもこの部分では驚くような差はないが、影の表現などが簡略化されているのが分かる © 2023 Electronic Arts Inc.

 それほど描画負荷が高いゲームではないが、今回の条件を満たそうとした場合は、上位GPUの性能が必要なのが見えてくる。

最高画質は重い

最高画質だと条件を満たすのが上位GPUだけと思ったよりも描画負荷が重いという印象だ。フレームレート優先にすれば、ミドルレンジでも戦えるようになる。RX 7700 XTはさすがWQHDターゲットGPUという実力を見せた。
【検証環境】
CPUIntel Core i9-13900K(24コア32スレッド)
マザーボードMSI MPG Z790 CARBON WIFI(Intel Z790)
メモリMicron Crucial DDR5 Pro CP2K16G56C46U5(PC5-44800 DDR5 SDRAM 16GB×2)
システムSSDWestern Digital WD_BLACK SN850 NVMe WDS200T1X0E[M.2(PCI Express 4.0 x4)、2TB]
電源Super Flower LEADEX V G130X 1000W(1,000W、80PLUS Gold)
OSWindows 11 Pro(22H2)
射撃練習場で一定の動作をした際のフレームレートを「CapFrameX」で計測

[TEXT:芹澤正芳]

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