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MSIの最新ゲーミングノートPCならVTuber配信をしながら高fpsでゲームも余裕、Pulse 15 B13Vはかなりイイ!
MSIのゲーミングノートでVTuber配信を楽しもう︕ text by 浅倉吉行
- 提供:
- MSI
2023年3月29日 00:00
前回は16万円前後で購入できるMSIのゲーミングノートPC「Katana GF76 11Uシリーズ」を使用して、VTuber配信がお買い得なゲーミングノートでも⾏えるのかテストを行ったが、今回は1台のゲーミングノートPCでVTuber配信もゲームも快適に⾏えるのかをテストしてみたい。
1台のPCでゲームも配信もというのは理想のかたちの⼀つだが、実際⾏うとなるとかなりの性能が要求される。今回使用するのはMSIのPulse 15 B13Vシリーズで、Core i7-13700HにGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載した最新の高性能モデル。最新世代の⾼パフォーマンスモデルであればゲームも配信も同時にこなせるのか見てみよう。
なお、動作テストには今回2Dベースのアバターをメインに使用しているが、本格的な3Dモデルのアバターを使用しても1台のPCでゲーム配信までこなせるのか、記事の最後でMSIノートPCイメージキャラクターでオフィシャルVTuberの美星メイさんにもテストに協力してもらったので、大作ゲーム + 3DモデルのVTtuber + ライブ配信が行えるのかも確認してもらいたい。
●Katana GF76 11UシリーズとPulse 15 B13Vシリーズの基本スペック紹介
●VTuberを始めるならMSIのエントリークラスゲーミングノートPC
●MSIの最新ゲーミングノートPCならVTuber配信をしながら高fpsでゲームも余裕
●MSIのハイコスパ機&高性能ミドルレンジ機をVTuberが動画で検証!
14コアのCore i7-13700HにGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載最新の高性能モデル「MSI Pulse 15 B13Vシリーズ」
今回使用するゲーミングノートPCは、MSIのPulse 15 B13Vシリーズ(今回の使用モデルはPulse-15-B13VGK-1503JP)。
14コア(Pコア6 + Eコア8)のCore i7-13700HにGeForce RTX 4070 Laptop GPU 8GB GDDR6を組み合わせた15.6インチのモデルで、360Hz対応の高性能な液晶パネルを備える点も特徴となっている。実売価格は33万円前後で、高性能ゲーミングノートPCを狙っているユーザーには有力な選択肢となるモデルだろう。
搭載パーツや仕様に関しては、スペック紹介ページを参照してもらいたい。
VTuberに最新高性能ゲーミングノートPCの使用感を聞いてみた性能は前世代のハイエンドモデル相当?
前回に続き、性能や使用感のテストはVTuberのじぇん子さんに協力していただいている。
VTuberが実際にPulse 15 B13Vシリーズを使用して快適なのか、ゲーム性能や動画配信者が良く行うクリエイティブな作業も含め、パフォーマンスや使用感をチェックしてもらった。
■じぇん子
秋葉原で自作PCショップの店員として働く傍らでゲーム実況やPC関係のお役立ち情報を発信し、PC/配信関連の相談やトラブル解決を引き受けたりもしているVTuber。立場を活かし、一般ユーザーと店員の双方の視点から見た情報を発信しています。
VTube Studio + OBSでの配信にはかなりのオーバースペックで余力十分別の作業をしながらの配信も視野に入る高性能さ
――今回のPCはCore i7-13700HにGeForce RTX 4070 Laptop GPUを組み合わせたかなり高性能なモデルです。VTube StudioとOBSを起動し、雑談配信を想定してテストしてもらいましたが、このゲーミングノートPCに対してはかなり負荷が軽いですね。
[じぇん子さん]十分にオーバースペックといえるくらい高性能ですね。ここまでのモデルを配信専用に使うのは贅沢ですね。かなり豪華な3Dモデルを使った場合は事情が変わってくるかもしれませんが、普通にVTuber配信をしたいという場合には高性能すぎるといえます。
――性能にかなりの余力があるので、この場合は配信をしながら作業をしたりといったながら作業が行えますね。
[じぇん子さん]そうですね。絵をかきながら配信をしたり、クリエイターが作業を見せながら配信などをするの用途にも良いかもしれませんね。
Apex Legendsを遊んでみた、最高画質100fps/フレームレート優先300fpsが狙える!
――今回のゲーミングノートPCのゲーム性能を見ていきたいと思いますが、フルHD/最高画質寄りの設定でApex Legendsを動作させた場合、概ね110~140fpsといったところで常時100fpsあたりは狙える性能がありますね。
[じぇん子さん]画質重視で遊ぶ時でも高フレームレートが出ているので、綺麗な映像でカジュアルに遊びたいといった人も満足できる性能はありますね。デスクトップPCにも引けを取らない性能だと思います。
――画質を落として最高フレームレートを目指した場合ですが、こちらは300fps近くまで上がります。本格的にFPSをプレイする人にも良さそうですね。
[じぇん子さん]競技寄りの人は画質を落としてなるべくフレームレートを高くしてプレイすると思いますが、フレームレートを優先すれば300fps近く出ているので、このゲーミングノートPCはかなり優秀な性能だと思いますね。デスクトップPCでもここまでフレームレートが出るPCを持っている人はそこまで多くないと思いますし、GeForce RTX 30シリーズのハイエンドクラスでしか出せなかった性能が持ち運べると考えると、かなり良いと思いますね。
Pulse 15 B13Vの液晶ディスプレイが360Hzなので、競技寄りのゲームを遊ぶなら、フレームレート優先の画質で遊んだ方がよりPCの良さが引き出されるかと思います。
Apex LegendsをプレイしながらVTuber配信をすると負荷はどれくらい?1台で3Dゲームも配信も同時にこなせる高性能なPulse 15 B13Vシリーズ
――ここが今回の本題となりますが、PCゲームをしながらVTuber配信はできるのかといったテストですが、最高画質寄りの設定でゲームはプレイしてもらっていますが、フレームレートは2割程度落ちているもののしっかり行えていますね。
[じぇん子さん]CPUは余力がありますね、GPU側も100%を超えていないので。ゲームは不自由ないし快適ですね。ゲームにフル性能を使いたいといった場合は2PC構成にした方が良いのですが、カジュアルにゲームを遊びながらVTuber配信もしたいといった用途であれば快適といえますね。
競技性の高いゲームの場合はもっとGPU性能が欲しくなったりもしますが、アクションゲームなどの場合はこれよりも下位のGPUを搭載したモデルでも快適に1PC配信ができるのではないかと思います。
――ゲーミングノートPC1台でPCゲームを遊びながらVTuber配信をしたい人に今回のモデルはどうですか。
[じぇん子さん]シングルPCでゲームをしながらVTuber配信もやってみたい人には、今回のモデルは良いと思います。性能的にはかなり良いモデルですし、快適に使えるPCとしてオススメですね。
●うまく動作しない時はアプリケーションのバージョンや設定の見直しを
今回テスト中にデュアルディスプレイ時限定で特定のアプリケーションが動作した時にのみ、動作が若干カクつくといった問題が発生した。
アンチウィルスソフトを変更することで今回は問題が解消したが、使用するアプリケーションのバージョンの違いであったり、OSのバージョンやドライバのバージョンや設定、使用するデバイスなど、様々なものが問題の要因となる可能性があるため原因の特定は難しい。問題が発生してしまった場合は、常駐ソフトを外したり、ソフトのバージョンを最新、または逆に少し古いものに戻したりしてテストしてみてもらいたい。
動画の看板になるサムネイル作成も快適すぎ、画像加工は余裕の性能
――動画配信者であれば、投稿の際には必ずサムネイルをするので、クリエイター的な用途でPCを使うこともあるかと思います。今回はAffinity Photoでサムネイルを作成してもらいましたが、動作はどうでしょうか。
[じぇん子さん]Affinity Photoは動作が処理が軽めのアプリケーションなのですが、Pulse 15 B13Vに対しては軽すぎるくらいでしたね。ブラウザなどと比べても軽いくらいなアプリケーションなので、レイヤーなど増えても問題になることはないと思います。
サムネイルを作る作業であれば、メモリをそこまで大量に消費することはないと思いますし、32GBもあれば十分すぎますね。
動画編集もかなり快適なPulse 15 B13Vシリーズ14コアCPUにGeForce RTX 4070 Laptop GPUの組み合わせはかなり強力
――動画配信をする人であれば、大多数の人が動画編集を行うかと思います。まずはDaVinci Resolveで編集作業を行ってもらいましたが、快適性はどうでしょうか。
[じぇん子さん]今回は動画1本なのでCPU負荷も軽く快適に動作していますね。編集に使用する素材の数が増えてもCPU側はそれほど問題になることはありませんが、画像を入れたり、解説の素材を入れたりとしていくとメモリの消費量が増えていきます。特に4K動画などを編集する場合は消費量も大きくなるので、多ければ多いといった部分ではあります。
今回のようにフルHD動画の編集であれば、32GBあれば十分動画編集ができる性能はあると思いますね。
――続いて動画エンコードになりますが、こちらはCPUもGPUもフルに使われていますね。30分の動画をエンコードするのに6分くらいでしたが、快適性はどうでしょうか。
[じぇん子さん]実用的で快適な性能はあると思いますね。無償版のDaVinci ResolveはCPUがメインで使われますが、これくらいの性能が出ているならCPUは実用的で高性能といえますね。14コア20スレッドCPUの性能が生きる場面でもあります。
GPUもかなり使われていますが、有料版のDaVinci Resolve Studioはエンコード/デコードもGPUでのハードウェア処理がより活用されるといわれているので、快適性を求める人は有償版を使用するのも良いかもしれません。
ゲームをあまりしなくても、クリエイター用途のアプリケーションはGPUを活用するものが多いので、快適に作業を行いたい場合は高性能なGPUを搭載したモデルを選んだ方が良いといえますね。
ゲーミングノートPCを動画配信で使う際のUSB接続機器のノウハウ優先度を判断して本体に直接接続するかUSBハブ経由か整理しよう
――配信の際は多数のデバイスを接続することがあるかと思います。ノートPCの場合はUSBポート数に限りがあるため、ユーザー側が工夫して使う必要がありますが、気を付けた方が良い部分などはあるのでしょうか。
[じぇん子さん]サウンドデバイスとキャプチャはなるべく直接接続した方が良いです。相性問題がなるべく起こりにくくするためと、ノイズがなるべくのらないようにするためです。これらのデバイスは優先してPCに直接接続した方がトラブルが少なく配信が行えます。
USBハブを間に入れると相性が発生したり、ノイズがのってしまうことなどがあるので、どうしてもUSBポートが足りないといった状況以外は直接接続した方が良いです。
――逆にUSBハブ経由で利用しても問題の少ないデバイスなどはあるのでしょうか。
[じぇん子さん]どのデバイスも直接つなぐが一番ではありますし、競技などの場合は入力デバイスが最優先となるため話は変わりますが、動画配信であれば入力デバイスなどはUSBハブ経由での接続で問題ないと思います。別途Webカメラなどを使う場合もキャプチャデバイスと同じ理由でPCに直接接続した方が良いのですが、優先度を考えるとUSBハブ経由でもよいかと思いますね。
優先度の高いデバイスをUSBポートに直接接続し、優先度を落としても問題が少ないデバイスをUSBハブ経由で接続して、ノートPCでは数の限られるUSBポートをうまくやりくりするのが良いですね。
――ゲーミングノートPCで配信をする際に、ノートPCクーラーやノートPCスタンドは必ずあった方が良いとのことなのですが、これはどういった点からでしょうか。
[じぇん子さん]ノートPC向けのクーラーやスタンドは絶対にあった方が良いです。底面吸気のモデルの場合、吸気量が大幅に変わるためサーマルスロットリングを発生しにくくできたり、より高クロックで動作させたりもできます。長時間配信の際などは目に見えて動作温度が下がるので、必須アイテムです。折りたたみできるモデルはコンパクトにしまえて持ち運びも容易なので、一つ持っておくと活躍してくれます。
MSI Pulse 15 B13Vシリーズは本格的な3DモデルのVTuberが使っても快適?「美星メイ」さんにも少し試してもらってみた
多くのVTuberがVTube Studioで2Dベースのアバターを利用していると思うが、人気VTuberは本格的な3Dモデルのアバターを使用して配信を行っている人も多い。
3Dモデルのアバター使ってもPulse 15 B13Vシリーズは高性能なのか、現在は2Dベースのアバターを使用していて、将来本格的な3Dモデルのアバターを使用するようになってもPulse 15 B13Vシリーズは使い続けていける性能があるのか、MSIのノートPCイメージキャラクターでオフィシャルVTuberを務める「美星メイ」さんにもテストに協力してもらった。
まずは雑談配信を想定して、MSIのWebサイトを表示しながらパフォーマンスのテストを行ってもらった。以下がその際のCPU使用率とGPU使用率だ。負荷の確認にはMSI Afterburnerを使用している。
CPUの使用率は10~15%前後、GPUは30~40%程となった。テストのため激しく動いたりもしてもらったが、本格的な3Dモデルを動作させても十分な性能があることがわかった。
ゲームをしながらの配信もテストしてもらった。こちらはサイバーパンク2077を遊びながら実況配信を想定してテストしてもらった。その際のPCへの負荷が以下の画像だ。ゲームの画質は中の上といったあたりで、GeForce RTX 40シリーズで利用可能な「DLSS 3」も有効にしてテストしている。
CPU負荷は70%前後で、ゆとりを持ってゲームも配信も行える性能といった印象だ。GPUの方は90%だい後半で、常時ほぼ性能を使い切っている状態。GPU的には性能が使い切られているが、VTuberのアバターは常時60fps、ゲーム側は80~1100fps出ている状態が維持可能で、カクついたり処理が重いと感じるような場面もなく快適に動作していた。
動作を見る限り、プロが使ってもPulse 15 B13Vはかなりの性能を発揮してくれる印象だ。DLSS 3が利用できるGeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載している点も本気のアドバンテージと言える部分だろう。
高fpsでゲームをしながらでもVTuber配信ができる高性能なMSI Pulse 15 B13Vシリーズ1台でゲームもVTuber配信もクリエイティブ用途もこなしたい人にオススメなゲーミングノートPC
今回はVTuberのじぇん子さんに配信からクリエイティブな用途までPulse 15 B13Vシリーズをテストしてもらったが、ゲームをしながらのVTuber配信も、動画編集などのクリエイティブな用途でも高い性能を発揮することがわかった。
エントリークラスやミドルクラスのゲーミングノートPCの場合、初級レベルであれば十分な性能なものの、本格的に使いだすと性能が足りなくなる場合もある。その点、美星メイさんに使ってもらった例でもわかるように、Pulse 15 B13Vシリーズは本格的な3Dモデルのアバターを使用して動画配信が行えるレベルの性能が十分にあり、長く使えるゲーミングノートPCと言えるだろう。
ゲーム専用に使っても満足度の高い本機だが、VTuber活動やクリエイティブな用途もこなしたいという人にはオススメのモデルと言える。
●Katana GF76 11UシリーズとPulse 15 B13Vシリーズの基本スペック紹介
●VTuberを始めるならMSIのエントリークラスゲーミングノートPC
●MSIの最新ゲーミングノートPCならVTuber配信をしながら高fpsでゲームも余裕
●MSIのハイコスパ機&高性能ミドルレンジ機をVTuberが動画で検証!