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マウスコンピューター発祥の地の店舗がリニューアル、じっくりPCが試せるようになった「春日部ダイレクトショップ プラス」

あなたの街のマウスコンピューターを全店紹介、セール情報もチェック text by 久保勇

 大手BTO PCメーカーとして知られるマウスコンピューター。ビジネス用モデルやゲーミングモデル、クリエイター向けモデルなど多数のPCを販売しており、直販サイトからだけでなく、全国にあるダイレクトショップで直接PCを購入することもできる。

 マウスコンピューターは埼玉県の春日部市で創業したメーカーで、直販店の「春日部ダイレクトショップ プラス」が以前から営業していたが、今年2月に大幅リニューアル。展示スペースを広くとり購入前にじっくりPCを試せるようになったほか、駐車場も備えた店舗になった。店内の様子と合わせて・期間限定店舗セール情報も紹介するので、新生活シーズンにPCの購入を検討している人は是非チェックしてもらいたい。

マウスコンピューター発祥の地「春日部」のダイレクトショップリニューアルで製品ごとのスペースを広くとり、ゆったりと試しやすいレイアウトに

 春日部と聞くと「クレヨンしんちゃん」を思い浮かべる人が多いだろう。駅や街中を歩くと、クレヨンしんちゃん関連の展示物を見かける。観光案内所の「ぷらっとかすかべ」では、クレヨンしんちゃんゆかりのスポット紹介なども行われていたり、商業施設の「ララガーデン春日部」にはクレヨンしんちゃんをテーマとしたアミューズメント施設があったりと、取材時も関連スポットに訪れているファンを散見した。

 また、春日部はマウスコンピューター創業の地だが、大型家具店の「匠大塚」も春日部で創業しており、春日部市内に本店を構えている。ちなみに、「春日部ダイレクトショップ プラスは、「匠大塚 春日部本店」のすぐそばに店舗を構えている。

春日部情報発信館「ぷらっとかすかべ」。春日部の名所やクレヨンしんちゃんのモデルになったスポットの案内のほか、お土産やグッズ販売も行っている。館内には記念撮影スペースも用意されていた。
ショッピングモールの「ララガーデン春日部」。クレヨンしんちゃんをフィーチャーしたアミューズメント施設「ゲーセン クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ ブリブリシネマスタジオ」が入居している。
春日部は桐たんすや桐箱が名産品。「ぷらっとかすかべ」ではクレヨンしんちゃん公式グッズの桐箱が販売されている。
大凧も春日部の名物。毎年5月に「春日部大凧あげ祭り」が行われており、地元の菓子店「味好堂」からは大凧にちなんだ「上昇大凧 瓦せんべい」なども販売されている。

 「春日部ダイレクトショップ プラス」は、東武鉄道の春日部駅から徒歩10分くらいの位置にある。店舗へ向かう経路は何パターンかあるが、今回は目印になりやすいものがある経路で店舗まで向かってみたので、初めて同店に向かう際は参考にしてもらいたい。

 春日部駅の東口を出たら観光案内所の「ぷらっとかすかべ」を目指し、そこから大型家具店の「匠大塚 春日部本店」の方面に進むと「春日部ダイレクトショップ プラス」に到着する。

春日部駅の東口を出てロータリーへ。
ロータリーの左側に道を歩いていくと見える交番を目指す。
交番の横の道を直進。
しばらく進むと右に「ぷらっとかすかべ」が見える交差点に着くので、「ぷらっとかすかべ」側に右折する。
「ぷらっとかすかべ」の横の道をそのまま直進。
信号二つ目の交差点まで来たら左折する。交差点にある工事中の建物は、2025年初夏オープン予定の「コープかすかべ東店(仮称)」。
交差点を左折したら突き当りまで直進。
書店やラーメン店などがあるT字路まで着いたら右折する。
右折すると「匠大塚 春日部本店」が見えるので、そちらに向かいしばらく直進。
「匠大塚 春日部本店」のあたりまで進むと「春日部ダイレクトショップ プラス」に到着する。

 「春日部ダイレクトショップ プラス」はリニューアルしたばかりなので、まずはリニューアルの前後でどの部分が変わったのか、店長の稲田氏に聞いてみた。

 リニューアルにあたり、1製品あたりの展示スペースを広くとることを意識したとのこと。購入前に製品をじっくり試してもらうための取り組みで、他のダイレクトショップよりもあえてゆったりとさせているという。製品の間を狭めて、多数のモデルを展示する方法もあるが、狭いスペースでは試しにくい部分もある。間隔を広くとることで、製品の良さをしっかり知ってもらったり、選ぶ際に性能をじっくり試してもらったりと、店舗に来てマウスコンピューターのPCを体験してもらうことに重点を置いているそうだ。

店舗はワンフロア構成で、入り口から見て右側にゲーミングモデルが多く並び、左側にはビジネス向けやクリエイター向けのモデルが多く並んでいる。
ゲーミングPCの展示数は多い。
店舗内は明るく、ゆったりとしたレイアウトなので広く感じる。
今回話をうかがった「春日部ダイレクトショップ プラス」店長の稲田氏。隣のPCは発売されたばかりの新型筐体を採用したG TUNEの最新モデル。
展示製品は間隔をあけて展示されており、性能や使用感をじっくり試してもらえるようになっている。
人気モデルには優先的に広いスペースが割り当てられている印象だった。

 「春日部ダイレクトショップ プラス」は、リニューアル前は複合店だったという。店内にサポートセンターが併設されていたほか、修理品やアウトレット品の販売、グループ企業が取り扱う中古品の販売なども行っており、スペース的に展示できる製品には限りがあったとのこと。リニューアル後は他のダイレクトショップと同じくマウスコンピューターの新製品を展示/販売する専門店になったことで、製品展示に使えるスペースはだいぶ広くなり、展示製品数もかなり多くなったそうだ。ちなみに、店舗名の末尾の「プラス」は複合店だった時のなごりとのこと。

 また、「春日部ダイレクトショップ プラス」には他のダイレクトショップには無い専用の駐車場が併設されているのも特徴。車での移動がメインとなる埼玉県東部や北関東のユーザーもターゲットにしており、駐車場を利用するユーザーは多く来店するという。リニューアルオープン時には特価品を求めて群馬県高崎市から車で来たというユーザーもいたそうで、リニューアルオープン直後から駐車場が役立つ手ごたえを感じることになったと話していた。

駐車場が併設されているダイレクトショップは「春日部ダイレクトショップ プラス」のみとのこと。
店舗の裏口側に駐車場は設けられている。取材時も車で来店しているユーザーを見かけたほか、搬入/出荷の際のトラックなどもこちらに駐車するので、かなり活用されている印象だった。
店舗リニューアルに合わせたセールも行われていた。
取材時にはほとんどセール品が売り切れ。セール開始直後は少し離れた地域からも車で来店するユーザーは多かったそうだ。

 現在売れ筋となっているモデルはNEXTGEARブランドのデスクトップ型ゲーミングPCで、Ryzen 9000シリーズにGeForce RTX 40シリーズの上位モデルを組み合わせたモデルが人気。特にRyzen 7 9800X3DとGeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載するモデルは鉄板構成で欲しがるユーザーも多く、常時在庫を確保するのが難しい状態だそうだ。

 また、GeForce RTX 5080と搭載する新型筐体採用のG TUNEブランドのハイエンドゲーミングPCも展示しており、こちらも興味を持ってくれているユーザーは多いとのこと。なお、こちらのモデルは人気と部材の品薄が重なり、取材時は通販も含めマウスコンピューター全店で売り切れとなっていた。

人気の高いNEXTGEARのゲーミングPC。
Ryzen 7 9800X3DとGeForce RTX 4070 Ti SUPER搭載モデルは特に人気が高い(価格は取材時のもの)。
新型筐体を採用するG TUNEブランドの上位モデルも展示。
GeForce RTX 5080を搭載するモデルで、高価だが人気があり入手が難しい状態となっている(価格は取材時のもの)。

 リニューアル前後で来店するユーザー層が劇的に変わったりはしていないそうだが、コロナ禍を境にPCを求めるユーザーは若年層にシフトしてきているという。以前は近隣のパソコン教室に通うお年寄りの方や、リピーターがメイン層だったそうで、コロナ禍以降は学生やファミリー層がメイン層になってきているとのこと。週末に家族で来店する人も多いそうだ。

 GIGAスクール関連など学校で使うPCを探しにきたり、入学や卒業のお祝いにゲーミングPCを探しにきたりと、市場のニーズに合わせて来店するユーザーも変わってきているようだ。学生を含めた若年層のユーザーからはユーザーからはコストパフォーマンスに優れるNEXTGEARブランドがよく選ばれるという。

 なお、現在店頭で売れているデスクトップPCとノートPCの割合は7:3くらいの比率とのこと。取材時は卒業/入学祝いのシーズンにも入っていたり、注目の大作ゲームが発売目前というタイミングだったりもしたので、デスクトップ型のゲーミングPCのニーズが高まっていた影響もあると話していた。

他のダイレクトショップ取材時でも人気が高かったNEXTGEARのデスクトップ型ゲーミングPC(価格は取材時のもの)。
NEXTGEARは高いコストパフォーマンスが魅力となっている(価格は取材時のもの)。

 リニューアルオープン後の経過を見ている限り、ゲームユーザーやファミリー層、ビジネスノートを求めるユーザーには多く来店してもらえているが、クリエイター層にはうまく認知されていない印象があるとのことだった。もちろんゲーミングPCは引き続き注力するものの、今後の展開に関しては、クリエイターにも来店してもらえるように製品アピールやブランドの認知度向上に力をいれたいと話していた。

クリエイター向けのDAIVブランドのモデルも複数デモ機が用意されている。
DAIVのモデルはワークステーションクラスのデモ機もあった。
店内では液晶ディスプレイも販売されている。
クリエイター用途にも使えるモデルも用意されており、購入前に画質を確認できる。

 なお、「春日部ダイレクトショップ プラス」でもマウスコンピューターの主要モデルは全モデル展示されており、一般向けPCのmouse、ビジネス向けPCのMousePro、ゲーミングPCのG TUNE、クリエイター向けPCのDAIV、コスパ重視のゲーミングPCであるNEXTGEARと、5ブランドの実機を見比べることができる。

一般向けPCのmouse
ビジネス向けPCのMousePro
クリエイター向けPCのDAIV
コスパ重視ゲーミングPCのNEXTGEAR
ゲーミングPCのG TUNE
デスクトップ型のG TUNEは、最新型も含めると筐体の異なる3タイプが展開されているが、店頭では全モデルを触ることができる。

 関東でも最新のPCは都内まで出ないと見られないといったこともあるが、マウスコンピューターのダイレクトショップはどの地域でも都内と同じ最新の環境が体験できることをウリとしているので、ぜひ店頭でマウスコンピューターのPCの性能を体験してほしいという。埼玉東部のユーザーだけでなく、群馬、栃木、茨城のユーザーも是非とのことで、北関東のユーザーへのアピールも今後積極的に取り組んでいきたいとのことだった。

 電車でも車でも「春日部ダイレクトショップ プラス」は来店しやすいので、大作ゲームが快適に遊べるゲーミングPCの購入や、学校や職場で使う新生活向けのPCの購入を検討しているユーザーは是非同店を訪れてみてほしい。

マウスコンピューター 春日部ダイレクトショップ プラスの地図

人気のGeForce RTX 4070 SUPER/4070 Ti SUPER搭載ゲーミングPCを特価で在庫販売「決算SALE 2025」実施中

 マウスコンピューターの各店では2月28日(金)~3月27日(木)の期間で「決算SALE 2025」を実施。多数のゲーミングPCやノートPCがセール価格になっており、人気で品薄となっているGeForce RTX 4070 SUPER/4070 Ti SUPER搭載ゲーミングPCも、このタイミングであれば在庫品を即日手にいられる。

 セール品の中で注目度が高いモデルは、今人気の構成となっているRyzen 9000シリーズ + GeForce RTX 40シリーズ上位モデルの「NEXTGEAR JG-A7G7A/EX」。CPUにRyzen 7 9700X、GPUにGeForce RTX 4070 Ti SUPERを搭載したモデルで、メモリは32GB、SSDは1TB。「Minecraft:Java & Bedrock Edition for PC」も付属しており、価格は349,800円。高性能ゲーミングPCはメーカー問わず納期に時間がかかるケースが散見されるので、即日手に入れられる貴重なチャンスだ。

 お手頃な価格帯のモデルでは、Ryzen 7 5700X + GeForce RTX 4060 Ti搭載の「NEXTGEAR JG-A7G6T/EX」(ブラックモデル)が199,900円のセール価格に。メモリは32GB、SSDは1TBで、こちらも「Minecraft:Java & Bedrock Edition for PC」が付属。+7,700円でRGBファン搭載のホワイトモデルを選ぶこともできる。

Ryzen 7 9700X+ GeForce RTX 40700 Ti SUPER搭載の「NEXTGEAR JG-A7G7A/EX」が特価で在庫販売。ブラック/ホワイトモデルともに同価格。
Ryzen 7 5700X + GeForce RTX 4060 Ti搭載の「NEXTGEAR JG-A7G6T/EX」が特価に。+7,700円でホワイトモデルも選択可能。

 これらのほかにも、新生活シーズン向きのモバイルノートPCやクリエイター向けノートPCがセールの対象になっているので、PC購入の際にはぜひチェックしてもらいたい。