取材中に見つけた○○なもの
オールホワイトな水冷クーラーや、最強の裏配線が可能な電源などが登場
COMPUTEX取材時に見かけた気になるアイテム -クーラー/電源関連/ビデオカード編-
2018年6月26日 08:10
COMPUTEX 2018のブースレポートを6月上旬からお届けしましたが、そこでは拾えなかった気になるアイテムを紹介したいと思います。
ストレージ関連、入力機器/キャプチャ関連、PCケース/完成品PCに続き、今回はクーラー/電源関連/ビデオカード編をお届けします。
ラジエーターもチューブも真っ白な水冷クーラーをID-COOLINGが展示
ありそうで無かった“真っ白な水冷クーラー”のサンプル機がID-COOLINGのブースに展示されてました。
ラジエーター、水冷ヘッド、チューブと全てのパーツがホワイトで構成されたモデルで、120mmモデルと240mmモデルの2機が展示されていました。白いラジエーターというだけでもかなり珍しいので、日本でもどこか取り扱ってくれるところがあると嬉しいのですが……。
なお、展示機の横に製品名やスペックなどが書かれたパネルなどもなかったので、もしかしたら販売予定などが未定のサンプル機かも?白いパーツは意外と光り物とも相性が良いので、増えていってほしいものです。
Noctuaのサンプルはクリアパーツで作られていた!
Noctuaのブースには今後製品化される予定のファンが展示されていました。
Noctuaのファンといえば茶系のイメージですが、プロトタイプはクリアパーツで作られていました。これはこれで美しく、このままクリア素材で製品化してもらえないかなと思うほど。コレクターとして1個手元に欲しくなる感じでした(笑)。
ちなみに、ブースを通りかかったときはめちゃめちゃ混んでおり、このサンプルを撮影するのがやっと。Noctuaは世界的に人気が高いようです。
裏配線をより美しくするプレートを備えたSeasonicの「SCMD」
Seasonicのブースには、スイッチングハブのように横並びに電源コネクタが並ぶプレートを備えた電源が展示されていました。
このプレートは「SCMD(System Cable Management Device)」とされており、通常裏配線を行うのであれば、24ピンやPCIe用8ピン、CPU用8ピン、SATA電源と複数のケーブルを裏側に逃がす必要がありますが、SCMDがあれば、電源本体とSCMDを繋ぐケーブルだけで済むので、よりスマートに配線が可能になります。
SCMDはハブのようにコネクタが横並びになっているので、一ヶ所にケーブルがたまるといったこともなく、より美しく配線が可能です。ちなみに、SCMDはイルミネーション機能も搭載しているので、裏配線も魅せるケースにピッタリ。
高級電源はこうした機構を取り入れたモデルがトレンドになるかもしれないので、要注目のアイテムです。
容量850Wの水冷/空冷両対応電源がFPSから登場
FSPは水冷/空冷両対応電源の850Wモデル「HPT850M」を展示していました。
FSPの水冷/空冷両対応電源は1,200Wモデルが発売されていますが、今回のモデルは850Wと扱いやすい容量なので、容量が大きすぎると感じていたユーザーには朗報ではないでしょうか。80 PLUS Platinum認証と効率も高く、使って楽しい高品質電源になるかもしれません。
虹色に光る電源延長ケーブルをLian Liが発表、光るPCIe延長ケーブルも参考展示
Lian Liのブースで目立ったのが光る電源延長ケーブル。見たときのインパクトが凄く、多くのメディアで紹介される一品になっています。
MODケーブルではなく延長ケーブルなので、メーカーを問わず一般的な電源であれば何でも使用可能。本体の構造は目立たないグレー調のスリーブケーブルの上に発行するケーブルを配置した物で、スリーブケーブル部分が目立たない絶妙な色合いになっています。
日本でもそう遠くないうちに発売が予定されているそうで、好評であればビデオカード用の光る電源延長ケーブルも発売される予定とのこと。かなり綺麗な製品なので、デモ機の定番アイテムになりそうな予感がします。
Mini-ITXサイズのショート基板Vega 56搭載カードをPowerColorが登場
Radeon RX Vega 56カードをMini-ITXサイズにまで小型化したカスタムモデル「AXRX VEGA 56 NANO 8GBHBM2」
をPowerColorが発表、サンプル機がブースに展示されていました。
PowerColor独自のカスタムモデルだそうで、今のところの販売予定は、完成品に搭載した状態でのみとのことでした。関係者に聞いたところ、単体販売だとそれなりに高価になってしまうそうで、完成品PCで限定的に販売するかたちに落ち着いたそうです。
メーカーの技術デモ的な側面も強いモデルなので、店頭でもなども行ってもらいたいモデルです。ハイエンドパーツがギュッと凝縮された製品には独特な魅力がありますね。