【 2011年12月17日 】
「PC-DIY EXPO 冬の陣」開催、新製品が多数展示
「キャッシュ専用SSD」やスマホを振って遊ぶPCテニス、液晶台座になるケースなど

 自作PCの大型イベント「2011 AKIBA PC-DIY EXPO 冬の陣」が17日(土)から始まった。会場はベルサール秋葉原で、40以上のブランドが新製品などを展示している。主催はTWOTOP秋葉原本店フェイス 秋葉原本店を運営するユニットコムで、期間は18日(日)まで。

 また、17日、18日の両日ともメーカーなどによるステージセッションが多数実施。

 初日となった17日には、IntelやNVIDIA、ピクセラなどのほか、「改造バカ」こと高橋敏也氏がユニットコムのゲーミングPCのアピールを、「電波ソング」で著名な音楽ユニット「MOSAIC.WAV」もライブを行っている。


  
HDD/SSD編:
日立・Seagate・
WestenDigitalが出展
ほか
     
 

●HDD編:日立・Seagate・WestenDigitalが出展


日立は4TB HDDを展示。

このモデルのプラッタ枚数は5枚だそう。

日立が展示していた全面ヒートシンクの外付けHDD「G DRIVE」。並行輸入されていたが、国内でも本格的に販売を始めるとのこと。

G DRIVEの裏面

Seagateは1TBプラッタの3TB HDDなどを展示。

Seagateブース

Western Digitalブース。展示のみで説明員はいなかった。18日にはステージセッションを予定

WesternDigitalのキャラクターが来場していた
 今回のイベントでは、日立、Seagate、WesternDigitalの3社が揃ってブースを出展している。

 日立とSeagateは説明員が常駐、またWesternDigitalは説明員こそ常駐していなかったが、18日(日)にはステージセッションを行う予定。

 時節柄気になるHDDの生産状況については、日立が「出荷量は例年比で2割ほど。春ぐらいには生産量を復帰させたい」と、Seagateが「生産量の減少は3割強ほど。来春を目処に生産量を回復したいが、部品メーカーさん次第」と説明。

 両社とも「工場には被害がないが、部品供給が途絶えているので生産減になっている」という点は同じ説明だった。


●SSD編:OCZが「キャッシュ用SSD」を展示

 また、SSDでは「キャッシュ用」という新コンセプトの製品「SYNAPSE」をOCZが展示。

 キャッシュ利用向けに最適化した内部設定を持った製品で、専用ソフトを利用することでHDDのキャッシュとして動作するという。

 SYNAPSEとHDDはそれぞれ別にSerial ATA接続する仕組みで、専用ソフトで「SSDに書いたほうがいいデータ」と「HDDに書いたほうがいいデータ」を自動判別、それによってHDDを高速化する仕組みという。ラインナップは64GBと128GB。なお、キャッシュ向けに最適化してあるため、普通のSSDとして使おうとすると半分の容量のSSDとして認識されてしまうそう。



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□2011 AKIBA PC-DIY EXPO 冬の陣/Twitter
http://event.unitcom.co.jp/
http://twitter.com/akibapc_diy

□関連記事
【2011年6月25日】【PC-DIY EXPO 夏の陣レポート】
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110625/etc_unitcomev1.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110625/etc_unitcomev2.html
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20110625/etc_unitcomev3.html


※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。