ストライプサイズ別RAMディスク×8 RAID 0の速度比較ANS-9010×8ポートでRAID 0を構築した際のストライプサイズ別の速度を計測してみた。結論から先に言うと、期待通りの性能は出なかった。最速のRAIDカードに最速のストレージを組み合わせ"最速の環境を作る"というのが夢だったが、1ポートあたりの速度低下が大きく、ANS-9010×8ポートRAID 0では実測1GB/sの壁を超えられない。LSI MegaRAID SAS 9260-8iはSSDと組み合わせた場合はいい結果が出たので、かなり期待していたのだが………。 RAMディスクはストレージとしてはイレギュラーな製品なので、ここは正常に認識して動いているだけでもありがたいと思うべきなのかもしれない。筆者はこれまでRAMディスクを使用してRAIDカードをいくつかテストしたことがあるが、シーケンシャルアクセスに関してはこれまでで最速の結果となった。 速度の傾向はSSDと似ており、ストライプサイズ64Kが一番バランスよく性能が発揮される。SSDの時と同じく、32K以下のストライプサイズになると極端にキャッシュ性能が低下した。なお、ストライプサイズが小さくなった場合はキャッシュと実ストレージの速度が逆転するようで、キャッシュ無効の状態の方が高速となるケースもあった。
RAMディスク×4ポート RAID 0でテスト、ポート数が増えるとロスが大きい?
8ポート時に1ポートあたりの速度が大きく低下しているが、その理由が相性問題によるものなのか、ほかに要因によるものなのかを確かめるため、4ポート接続でもテストしてみた。 下の画像がストライプサイズ64KでRAID 0を構築した時の結果だ。実ストレージの速度は4ポートでシーケンシャルリード658MB/s(1ポートあたり約165MB/s)。8ポート時はオーバーヘッドがあったとしても1GB/sを越えそうなものなのだが、このあたりのポート数を境に急激に性能の伸びが悪くなるようだ。
キャッシュ性能の高さは光るが、RAMディスクとの相性は微妙以上のように、LSI MegaRAID SAS 9260-8iはRAMディスク接続時でもSSDと同様にキャッシュ性能の高さは発揮されている。シーケンシャルアクセスも1ポートあたりの性能が大きく落ちるとはいえ、高速ではある。キャッシュとシーケンシャルアクセスの性能を最重要視するならば、RAMディスクと組み合わせての使用もありだ。 ただし、RAMディスク最大の特徴となっている小サイズのランダムアクセス性能の高さが発揮されきれていないので、特徴を活かすという点で見ると相性が悪い。ランダムアクセス重視でRAIDアレイのストライプサイズを小さくした場合に、キャッシュも実ストレージも速度が低下するという傾向はRAMディスクには不向きと言える。 相性の良さではSSDの方が上となるので、LSI MegaRAID SAS 9260-8iを使って最高速を目指すならSSDと組みあせて使用した方がいいだろう。 □関連記事
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